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【ダイキン】遠くの足元まで温風を直接届けて暖める「足元暖房気流」を搭載 『床置形ハウジングエアコン(VR、V、VDシリーズ)』を新発売

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2025年3月18日 11:10
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 ダイキン工業株式会社は、新たに搭載した「足元暖房気流」で、足元に沿わせた温風を室内のより遠くまで届ける『床置形ハウジングエアコン』を5月19日に発売します。
 家庭用におけるガスや石油を燃料とした燃焼式の暖房機器は、年間約260万台※1の需要があり、近年、燃料価格の高騰や脱炭素社会に向けた取り組みなどを背景に、燃焼式の暖房機器からヒートポンプ式を採用したエアコンへの転換に注目が集まっています。こうした中、エアコンには、高い省エネ性に加え、燃焼暖房と比べて遜色ない暖房時の快適性が求められています。

 暖房時に吹き出す温風は周りの空気より軽く天井側に上昇するため、暖まりにくい足元に温風を直接届ける床置形は、暖房運転において理想的な形状です。本商品は、通常時には室内機の上側と正面下側に吹出口を配置した独自構造※2で、ふたつの気流を制御して部屋を包み込むように冷暖房します。新たに搭載した「足元暖房気流」は、気流を正面下側の吹出口に集中させることで、顔などに風が当たる不快感を軽減し、足元のより遠くまで温風を届けることが可能です。

 「足元暖房気流」で吹き出す温風は、一般的な石油ファンヒーターと比べて約1.6倍の距離※3まで届き、天井側への上昇も抑えられています。また、風量を抑えることで吹出温度を最高55℃※4まで上げた「高温風モード」も搭載し、室内機の近くを集中的に暖める運転も可能です。さらに、給水の手間をかけずに加湿ができる当社独自の「うるる加湿」※5で暖房使用時に気になる乾燥にも対応でき、快適な室内環境を実現します。

 本商品は、北海道や東北地方をはじめとした寒冷地向けの「スゴ暖シリーズ」を新たにラインアップすることで、外気温マイナス25℃での暖房運転にも対応※6します。快適な暖房運転や様々な住宅のインテリアに調和するデザインを通じて、エアコンのさらなる普及や脱炭素社会の実現に貢献します。

【商品の特長】

1. 遠くの足元まで温風を直接届けて暖める、床置形エアコンならではの「足元暖房気流」を搭載

・床に沿って吹き出す温風が、一般的な石油ファンヒーターと比べ最大約1.6倍の距離まで到達。
・吹出温度を最高55℃まで上げた「高温風モード」で、室内機の近くを集中的に暖める運転も可能。

2. 様々なインテリアに調和するデザインとカラー展開

・直線を基調としたシンプルでスタイリッシュなデザインに一新。
・内装カラーのトレンドに合わせ、明るいホワイトと色味を抑えたグレイッシュブラウンを採用。

【価格、発売時期】

【特長詳細】

 暖かい空気は上昇し、冷たい空気は下降するため、冬場は足元が暖まりにくいことがエアコン暖房の課題のひとつです。床置形エアコンは足元から温風を吹き出すため、天井が高く床面付近まで暖房が効きにくい吹き抜け空間でもしっかりと足元に温風を届けられます。また、本商品は、通常の暖房運転時、室内機の上側と下側に分けられた吹出口の両方から温風を吹き出し、部屋全体を効率的に暖めることも可能です。さらに、手が届きやすい位置に室内機を設置できるため、フィルター掃除や本体掃除などのお手入れも簡単です。

1. 遠くの足元まで温風を直接届けて暖める、床置形ならではの「足元暖房気流」を搭載

■遠くまで温風を届ける「足元暖房気流」と、機器近くを集中的に暖める「高温風モード」

「足元暖房気流」は、上側の吹出口を閉じて下側の吹出口に気流を集中させて風速を上げ、遠くの足元に温風を届けます。閉じた吹出口からの気流の漏れによる風速低下を防ぐため、上側の吹出口とフラップの形状を刷新しました。
 北海道旭川市の実験施設「ダイキン旭川ラボ」にて、本商品と一般的な石油ファンヒーターを対象に行った比較検証では、床上10cmの高さでの30℃の温風到達距離は、一般的な石油ファンヒーターが約110cmだったのに対して、「足元暖房気流」は約1.6倍の距離に相当する約175cmという結果となりました。
 また、遠くの足元まで温風を届ける「足元暖房気流」に加えて、最高55℃の吹出温度で室内機の近くを集中的に暖める「高温風モード」も搭載し、用途に応じた使い方を可能にしています。

2. 様々なインテリアに調和するデザインとカラー展開

■ インテリアへの調和とお手入れのしやすさを考慮したデザイン

 室内機本体とフロントパネルの段差をなくし、シンプルな一体型の形状にすることでインテリアに調和しやすいデザインにしました。フラットなフロントパネルに、目立ちにくいスリット形状の吸込口を配置し、拭き掃除などのお手入れのしやすさと高いデザイン性を追求しています。
 機器の上面には、運転モードを知らせるマルチモニターランプを配置しています。ユーザーはマルチモニターランプの色の変化によって、直感的に運転モードを把握できます。

■内装カラーのトレンド※7に基づいたカラー展開

 デザインを一新するとともに、近年の内装カラーの傾向を調査し、製品色も見直しました。近年増加傾向にある落ち着いたグレー系のコーディネートに合うグレイッシュブラウンと、明度の高い白の壁紙に合う明るいホワイトを採用しました。

【その他の新機能、特長】

■選べる設置方法「壁掛け設置」や「半埋込設置」

 スリムでコンパクトな形状の室内機は、キッチンカウンターや家具などの下にもすっきりと収まります。通常の床置き以外にも様々な設置方法が可能で、床上12cm の高さまで室内機を浮かせた「壁掛け設置」も可能です。床と室内機の間に隙間をつくることで、室内機下の掃除もしやすくなります。また、室内機の背面部を壁に埋め込む従来からの「半埋込設置」も可能で、露出部を抑えた圧迫感の軽減につながります。

■「ストリーマ内部クリーン」でエアコン内部も清潔

 冷房・除湿運転を行うと、エアコン内部が結露し、カビが発生する原因になります。ストリーマはプラズマ放電の一種であり、およそ100,000℃の熱エネルギーに匹敵する酸化分解力を持っています。ストリーマ放電を行いながらエアコン内部を乾燥させて、エアコン内部のカビの発生を抑制※8します。

■スマートフォンによる遠隔操作を可能にする内蔵型の無線LAN接続アダプターを標準搭載

これまでオプションでの取り付けが必要だった無線LAN接続アダプターを室内機に標準搭載しました。当社の専用アプリ『Daikin Smart APP』※9からエアコンを遠隔で操作することができ、家の中や外出先でも自在にエアコン操作が可能です。

【継続機能、特長】

■乾燥しやすい冬の室内を快適にする当社独自の「うるる加湿」(VRシリーズ)

 冬のエアコン暖房は、室温が上昇するにつれて室内が乾燥しがちです。「うるる加湿」は、無給水加湿機能により、室外機に搭載された加湿ユニットが屋外の水分と新鮮な空気を取り込みながら室内を加湿します。給水する必要が無く、手間をかけずに室内を潤すことができ、乾燥しやすい冬の室内を快適にします。

■水内部クリーン

 エアコンの熱交換器と呼ばれる部品は、お客様ご自身で洗浄はできませんが、性能を維持するために清潔を維持することが重要です。「水内部クリーン」は、冷房運転で結露水を発生させて熱交換器の汚れを落とし、その後に送風運転と暖房運転で乾燥させることで、エアコン内部のカビの発生を抑制※10します。
※1 一般社団法人日本ガス石油機器工業会「ガス・石油機器 出荷実績見込みと出荷予測2025」を元に、2023年度の出荷実績より算出。
対象機器:ガス暖房機器、石油ストーブ、強制通気形開放式石油ストーブ、半密閉式石油ストーブ、密閉式石油ストーブ
※2 家庭用床置形エアコンにおいて、室内機に上下2つの吹出口を有する構造。3月18日現在。
※3 当社調べ 北海道旭川市に設置している実験施設「ダイキン旭川ラボ」での実証実験
当社床置形エアコン(機種名:S285AVDV-W)、設定温度:22℃、運転モード:足元暖房
運転開始30分後における床上10cm、30℃の温風が到達する距離を計測
当社床置形エアコン:約175cm。一般的な石油ファンヒーター:約110cm。
※4 当社試験室(外気温2℃・室温20℃)にて、「高温風モード」時の吹出口付近の温度を測定。
※5 「うるる加湿」搭載機種:VRシリーズ
※6 外気温マイナス25℃対応機種:VDシリーズ
※7 当社調べ 基調色(建具)の使用比率推移を調査
※8 付着したホコリやカビを取り除く機能ではありません。
※9 スマートフォンやタブレットPCを使ってダイキン製ルームエアコンなどを遠隔で操作できるアプリ。
※10 付着したホコリやカビを全て落とせる機能ではありません。
〔お問い合わせ〕
ダイキン工業株式会社 コーポレートコミュニケーション室
大阪(06)6147-9923/東京(03)3520-3100
prg@daikin.co.jp