報道関係者各位
プレスリリース
2025年3月28日 11:15
安藤ハザマ

クラウドストレージを活用したBIM/CIMデータ管理の効率化を図る 「Box-BIMビューワ連携システム」を導入

安藤ハザマ(本社:東京都港区、代表取締役社長:国谷 一彦)は、株式会社大塚商会(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大塚 裕司)が提供するクラウドストレージ「Box」に保存されたBIM(Building Information Modeling)/CIM(Construction Information Modeling/Management)のデータを3次元で閲覧することが可能な「Box-BIMビューワ連携システム」を導入しました(図1)。

本システムは、専用ビューアを起動せずにBIM/CIMデータの内容を確認できるため、プロジェクト関係者のBIM/CIM利用を活発化し、生産性の向上が期待できます。


図1:Box上でのBIM/CIMデータ閲覧状況(1)

図1:Box上でのBIM/CIMデータ閲覧状況(1)

図1:Box上でのBIM/CIMデータ閲覧状況(2)

図1:Box上でのBIM/CIMデータ閲覧状況(2)


1. 導入の背景

1つのプロジェクトに多くの関係者が関与する建設業においては、BIM/CIMデータを使用することで、設計段階から施工、維持管理までのプロセスを可視化し、コミュニケーションを円滑にすることが重要です。しかし、BIM/CIMデータを閲覧するためには専用ビューワやシステムなどの閲覧環境を構築し運用する必要があり、あらゆる関係者がBIM/CIMデータを使用可能な環境を作ることは容易ではありません。

また、オンラインストレージサービス「Box」では、BIM/CIMで取り扱うことが多い「rvt」や「nwd」形式の3次元データは表示できず、Box以外の専用ビューアを利用する必要がありました。

そのため、新たな専用ビューアの学習やBIM/CIMデータのみ他のシステムで利用する二重管理が課題となっていました。



2. 本システムの特長と期待される効果

本システムの以下の特長により、BIM/CIMデータの管理に要する手間が削減し、施工管理の効率化が期待できます。


・Boxはすでに全社的に導入・活用していることから、本システムを導入することで、当社のグループ会社で作成したBIM/CIMデータを、各現場に納品する際にスムーズに利用できます。

・本システムの利用により、Boxに保存したBIM/CIMデータをそのまま閲覧できるため、専用ビューアや新たなシステムを構築することなく、BIM/CIMデータをBoxで一元管理することが可能です(注1)(図2)。


図2:本システム導入による効果

図2:本システム導入による効果


安藤ハザマは、今後も建設業全体の課題に対し、現場の生産性向上の先にある“新しい働き方”の実現に向けて取り組んでいきます。



(注1)大塚商会「Box-BIMビューワ連携システム」紹介ページ

https://www.cadjapan.com/case/customize/case_19.html