[デンソークリエイト、プロファイル再利用やエディタのタブ化に 対応したシステム・ソフトウェア設計ツール 「Next Design V4」をリリース
自動車部品メーカーである株式会社デンソーでのソフトウェア開発技術の高度化を担う専門会社、株式会社デンソークリエイト(本社:名古屋市中区、代表取締役社長:宮川 英明)は、システム・ソフトウェア設計ツールの最新バージョン「Next Design V4」を2025年3月31日より提供開始します。同時に、新機能を体験できる無料評価版の提供も開始します。
Next Design V4 画面イメージ
■Next Designとは
Next Designは、ソフトウェア開発における設計情報を一元管理し、チーム間で効率的に共有できる環境を提供する設計ツールです。設計情報の分散や手作業の非効率性によって発生する開発プロセスの複雑化・非効率化という課題を解決します。
従来のトップダウン型設計ツールでは対応が難しかった多様な現場固有のプロセスにも柔軟に対応できるのが特徴です。
このツールは、自動車部品メーカーであるデンソーのソフトウェア開発を支える中で培った経験をもとに開発されました。2020年のリリース以来、大手自動車メーカーやデンソーをはじめとする自動車業界のソフトウェア開発現場で利用されています。その柔軟性と実績から、他の組込みソフトや電気機器などの開発現場でも広く活用されています。
■Next Design V4 メジャーバージョンアップのポイント
1. 設計プロセスの標準化と柔軟な運用を支援(特許取得技術)
Next Design V4では、「プロファイル」と呼ばれる設計情報のテンプレートを組織全体で活用できる仕組みを強化しました。この技術は独自性が認められ、特許を取得しています(特許第7648962号)。プロファイルを再利用することで、プロジェクト開始時に必要なプロファイルの作成が手早く簡単にできるようになります。さらに、プロジェクトやチームごとにカスタマイズ可能なため、現場のニーズに応じた柔軟な運用が可能です。これにより、組織全体で設計プロセスを標準化しつつ、アップデートや変更にも迅速に対応できる環境を提供します。
2. 設計現場を快適にする新しい操作性
エディタのタブ化やフローティング表示の導入により、複数の作業を効率的に進めることができます。また、設計情報を整理しやすい直感的なインターフェースを採用し、作業効率を向上させるだけでなく、設計者の負担も軽減します。
3. 大規模プロジェクトやチーム開発への対応強化
モデルファイルの階層化やトレーサビリティページの性能改善により、大規模なプロジェクトを分割してグループごとに構成管理しながらプロジェクト全体のトレーサビリティをストレスなく確認できます。さらに、他のプロジェクトから設計情報を取り込む機能やGit連携の強化により、複数チームが協力して進める開発作業の効率化を支援します。
■Next Designを導入するメリット
Next Designを導入することで、設計情報の標準化、手作業の削減による効率化、設計精度の向上が期待できます。プロジェクトの規模や業種を問わず、現場に即した柔軟な活用が可能です。
■価格と動作環境
価格(年間利用料):・ユーザーライセンス 66,000円(税込72,600円)~
・フローティングライセンス 264,000円(税込290,400円)~
動作環境 :・Windows 10、Windows 11
詳細は、Next Design製品サイト( https://www.nextdesign.app )をご覧ください。
■会社概要
株式会社デンソークリエイトは、株式会社デンソーが100%出資するソフトウェア開発専門会社です。設立当初から工数による現場主体の改善活動を20年以上にわたり実践しています。その経験に基づき現場のためのツールを志向して開発された工数管理・プロジェクト管理ツール「TimeTracker NX」、設計レビュー支援ツール「Lightning Review」は、大手製造業を中心とする設計・開発部門や生産技術部門、ソフトウェア開発やシステム開発部門、事務部門、さらにシェアードサービス業界など、業種や部門を問わず幅広く利用されています。
社名 : 株式会社デンソークリエイト
本社所在地: 〒460-0003 名古屋市中区錦2丁目14番19号 名古屋伏見Kスクエア
代表者 : 代表取締役社長 宮川 英明
設立 : 1991年2月14日
資本金 : 9,500万円
URL : https://www.denso-create.jp/
※記載された社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。