首都圏の単身生活者『生活事情』アンケート第19弾 ひとり暮らしの「仕事観」アンケートを実施
・6割超が今の仕事に「満足している」 ・出社回帰が進む中、テレワークは過半数が実施 ・ひとつの会社に“5年以内”が目安?「定年まで」は1割 ・転職の大きな目的は「賃金アップ」「スキルアップ」 「ワークライフバランスの実現」
もうすぐ新年度、社会人生活をスタートする人や新たな職場で再スタートする人など、それぞれの思いで“仕事”に向き合う時期でもあります。また近年では、長時間労働の是正や柔軟な働き方の推進などを目的とした働き方改革が進み、転職も当たり前のことになるなど、一昔前と比べ環境が変化しています。
そこで、株式会社FJネクストホールディングス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:肥田恵輔)では、ひとり暮らしの20代・30代の会社員を対象に“仕事観”をテーマとした調査を実施し、仕事の満足度、転職意識、テレワーク率など様々な角度から現在の仕事事情を探ってみました。
■調査概要■
◆調査期間:2025年2月18日~20日
◆調査方法:インターネットによる調査
(インターネット調査会社を通じてサンプリング・集計)
◆調査対象:首都圏※在住 独身・ひとり暮らしの20代~30代 会社員400人
※1都3県(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)
調査対象
<質問1>仕事とプライベートはどちらが充実していますか?
質問1
◆仕事とプライベート、“どちらも充実”している人は約4人に1人
「プライベートの方が充実」(35.8%)が最も多く、特に女性は4割(40.0%)と、男性(31.5%)を大きく上回りました。次いで多かったのが「仕事もプライベートも充実している」(24.3%)でした。約4人に1人(24.3%)が“どちらも充実”というバランスの取れた生活を送っているようです。
<質問2>今の仕事に満足していますか?
質問2
◆6割超が今の仕事に「満足している」。満足度は女性と20代が高い
20代・30代の人たちは、今の仕事にどの程度満足しているのでしょうか?
結果は「ある程度満足している」が51.3%で最も多く、「とても満足している」(13.5%)を合わせると6割超(64.8%)が “満足している”と回答しました。
“満足している”を男女、年代別で見ると、女性(67.0%)と20代(67.5%)が、それぞれ男性(62.5%)と30代(62.0%)を上回っています。特に「とても満足している」では、女性および20代とも17.5%と2割近くおり、男性および30代より8ポイント上回っています。一方、“満足していない”(「あまり満足していない」+「全く満足していない」)人の割合は、男性(37.5%)、30代(38.0%)とも4割近い人が回答しています。
<質問3>この1年、「有給休暇」は取れていますか?
質問3
◆有給休暇、8割近くが「取れている」
有給休暇を取得しやすい職場環境の構築は、働き方の見直しの重要ポイントです。結果は、上位の「十分取れている」37.0%、「比較的取れている」41.3%を合わせて、約8割(78.3%)が “取れている”と回答しました。
「十分」という人は女性(42.0%)と20代(41.5%)に多く、それぞれ男性(32.0%)、30代(32.5%)を約10ポイント上回っています。
また、質問2で“満足している”(「とても満足している」+「ある程度満足している」)と回答した人(259名)をピックアップして本問の回答をみたところ、9割近く(86.9%)が“取れている”という結果となりました。仕事への満足度の高さと有給休暇の取得率の高さはリンクしているようです。
<質問4>この1年間のテレワーク率はどのくらいですか?もっとも近いものをお選びください。
質問4
◆出社回帰が進む中、テレワークは過半数が実施
2023年5月に新型コロナウイルスが「5類感染症」に指定されて以降、「出社回帰」が進み、テレワークは減少傾向といわれています。そこで、この1年間のテレワーク率を聞いたところ、「完全出社」が46.5%であることから、頻度は別としてテレワークを行っている人が過半数(53.5%)いることがわかりました。うち、テレワーク率「10割」という人は4.8%とごく僅かで、ボリュームゾーンは「1割~2割」(14.5%)、「3割~4割」(14.0%)といったところですが、出社回帰の中、テレワークは定着しているようです。
<質問5>あなたの会社にオフィスカジュアルは導入されていますか?
質問5
◆オフィスカジュアル導入率は約7割
仕事中の服装のカジュアル化も進んでおり、一般企業だけでなく自治体でも導入が広がっているようです。そこで、オフィスカジュアルの導入について聞いたところ、「導入されている」が45.3%、「一部導入されている」が23.0%で、合わせると7割近く(68.3%)に上りました。
男女別では、基本的にスーツ姿で自由度が少ない男性では「導入されている」が34.5%であるのに対して、比較的自由度の高い女性では「導入されている」が56.0%と大きく差がみられたのが特徴的です。
<質問6>ひとつの会社に最低何年勤めるのがよいとお考えですか?
質問6
◆ひとつの会社に“5年以内”が目安?「定年まで」は1割
最初に入社した会社で定年まで働くという時代ではなくなりましたが、若い人の意識はどうなのでしょうか。結果は、「2~3年」(28.0%)と「4~5年」(27.5%)が多く、“5年以内”(「1年」+「2~3年」+「4~5年」)が約6割(59.0%)に達していることから、“5年”がひとつの目安となっているようです。
一方、「定年まで」は10.3%と1割程度でしたが、男性より女性、20代より30代が若干上回っています。
<質問7>これまで何回転職されていますか?
質問7
◆6割超が転職を最低1回経験、女性の方が多い
質問6で「定年まで」の回答が僅か10.3%であったことを反映してか、「0回」は38.3%である一方、6割超(61.8%)が転職を最低1回は経験しているという結果になりました。また、“2回以上”という人が3割超(32.8%)おり、転職はもはや当たり前の時代であることが伺えました。
男女比を見ると、転職経験者は男性(57.5%)より女性(66.0%)が多いのが特徴的です。
<質問8>もし、あなたが転職するなら、もしくは転職を考えるなら、その大きな目的は何ですか?
質問8
◆転職の目的は「賃金アップ」「スキルアップ」「ワークライフバランスの実現」
男性は「スキルアップ」、女性は「ワークライフバランスの実現」を重視
転職の大きな目的は何でしょうか?「賃金アップ」(64.5%)が最も多く、次いで「スキルアップ」(38.3%)、「ワークライフバランスの実現」(27.3%)となりました。
男女別では、男性は「スキルアップ」(42.5%)が女性(34.0%)に比べ高く、一方、女性は「ワークライフバランスの実現」(34.5%)が男性(20.0%)に比べ高くなっています。
<質問9>もし、あなたが退職するとしたら、退職代行サービスを活用しますか?
質問9
◆“活用したい”と考えている人は約3割いる
需要が拡大しているといわれる「退職代行サービス」ですが、活用について聞いてみたところ、上位の「活用したくない」37.3%、「どちらかと言えば活用したくない」34.3%を合わせて、7割超(71.5%)が“活用したくない”という結果になりました。
一方、約3割(28.6%)が“活用したい”(「積極的に活用したい」+「どちらかと言えば活用したい」)と回答していることから、現状は“活用したくない”派が多いものの、今後はもっと普及していく兆しが伺える結果ともいえます。
<質問10>住まいを決める際、職場との距離はどの程度重視しますか?
質問10
◆9割近くが職場との距離を「重視する」
ひとり暮らしの20代・30代が住まいを決める際、職場との距離をどの程度重視するか聞いたところ、「とても重視する」と「ある程度重視する」を合わせると9割近い87.0%が“重視する”と回答しました。若干の差ですが、男性(85.5%)より女性(88.5%)、20代(84.5%)より30代(89.5%)の割合が高くなっています。住まい選びには、通勤距離が欠かせない要素となっているようです。
◆「株式会社FJネクストホールディングス」(プライム市場:8935)
事業内容:グループ会社の経営管理、不動産特定共同事業、不動産売買、賃貸
創業 :1980年7月
「都市住空間への挑戦と創造を通して、豊かな社会づくりに貢献していく。」を企業理念に、首都圏にて『ガーラマンションシリーズ』を展開しています。社会の一線で活躍する首都圏の単身者の生活を支えるインフラとして、また、安定した収益を不動産に求める方への資産運用商品として、地域や社会と一体となり、都市住空間の創造に取り組んでいます。