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岡山市における電力の地産地消事業を受注

~市内のごみ処理施設で生み出される電力を地域で活用し、脱炭素化を支援~

その他
2025年3月26日 10:10
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 当社子会社の株式会社タクマエナジー(本社:兵庫県尼崎市、社長:西村賢一)は、岡山市における電力の地産地消事業を受注しました。2025年4月から、市内のごみ処理施設で生み出される電力の自己託送※1を支援するとともに、再生可能エネルギー電力(再エネ電力)※2やCO2フリー電力※3を市所有の施設に供給することで、岡山市の脱炭素化を支援します。

岡山市における電力の地産地消の取り組み

 岡山市は、2050年にCO2排出実質ゼロを目指しエネルギーの地産地消を進める方針※4を掲げています。その一環として、2025年4月から、岡山市役所本庁舎をはじめとする市所有の4施設において、同市のごみ処理施設「東部クリーンセンター」で生み出された再エネ電力やCO2フリー電力を利用し、CO2の排出削減を図るとともに、このうち3施設に自己託送を実施することで電気料金の削減を目指します。
 また、2026年4月から、ごみ処理施設「当新田環境センター」で発電した電力の活用を新たに始めるとともに、同年完成予定の岡山市役所新庁舎においては地産の再エネ電力を優先的に利用するなど、今後、地産地消の取り組みをさらに拡大する予定です。

本事業におけるタクマエナジーの役割

 電力の自己託送では、一般送配電事業者との協議に加え、ごみ処理施設の発電量と需要先の需要電力量とのバランスを日々管理する必要があるなど、煩雑な業務が発生します。本事業では、自己託送の契約手続きから運用までをタクマエナジーが一貫して支援し、岡山市がこれまで自己託送を行ってきた需給管理の業務負担を軽減するとともに、地産地消の取り組みの拡大に貢献します。また、自己託送だけでは不足する電力などについては、タクマエナジーが地産の再エネ電力およびCO2フリー電力を優先的に供給することで、岡山市の脱炭素に貢献します。
 タクマエナジーは、全国各地で、廃棄物やバイオマス由来の電力を地産地消する取り組みを実施しており、本事業は12件目(うち自己託送制度を活用した取り組みは5件目)となります。これまで培ってきたノウハウを活用し、岡山市が目指す経済と環境の好循環の創出を支援してまいります。
※1:発電所で生み出した電気を、電力会社の送配電網を活用して、別の場所にある自己所有の施設に直接供給する仕組み
※2:太陽光や風力、水力、バイオマス、廃棄物(バイオマス分)等の再生可能エネルギー由来かつCO2フリーな電力を指す
※3:廃棄物(非バイオマス分)、原発等の再生可能エネルギー由来ではないがCO2フリーな電力を指す
※4:「岡山市脱炭素ロードマップ」
https://www.city.okayama.jp/ondankataisaku/cmsfiles/contents/0000051/51607/ro-domappu.pdf

本事業のスキームイメージ

本事業の概要

岡山市
発注者
岡山市廃棄物発電電力活用事業
事業名
東部クリーンセンター
当新田環境センター(2026年4月以降)
発電所
岡山市役所本庁舎・分庁舎
一宮浄化センター
当新田浄化センター
山上最終処分場
岡山市役所新庁舎(2026年竣工後から)
需要施設
2025年4月1日~2027年3月31日
契約期間