結婚年数を重ねると「夫とのコミュニケーション」が疲れに変わる!? 疲れを倍増させる夫のイラッと発言や行動を感じたことがある主婦は9割! カラダの疲労回復に重要な「ビタミンB1」の補給にも注目! ~ 主婦の「疲れ」に関する意識調査 ~
2014.03.17 10:00
株式会社ベネッセコーポレーション ベネッセウィメンズパーク編集部は、30歳~50歳の結婚3年目以上の主婦の方(1,845名)を対象に『主婦の「疲れ」に関する意識調査』を実施しました。
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グラフ1
■結婚生活で“疲れ”を感じること、1位「子育て」2位「家事」
結婚当初に比べ「夫とのコミュニケーション」が疲れに変わる主婦続出
一言に「結婚生活」といっても家事や子育て、親戚付き合いまでその範囲は多岐にわたります。そんな中で日々疲れを感じている主婦の方も多いのではないでしょうか。結婚3年目以上の主婦の方に対し「現在の結婚生活で、疲れを感じることはどのようなことですか」(複数回答)と尋ねたところ、1位は「子育て」(64.2%)、2位が「家事」(50.9%)、3位「料理」(46.9%)という結果になりました。
この結果を結婚当初と比較すると「子育て」(19.8%⇒64.2%)、「夫とのコミュニケーション・夫からかけられた言葉」(26.9%⇒35.9%)の割合が上がっているのに対し、「仕事と家庭の両立」(37.9%⇒22.5%)、「親族付き合い」(46.0%⇒34.4%)は下がっています。
グラフ: http://www.atpress.ne.jp/releases/43241/img_43241_1.png
この中でも注目は「夫とのコミュニケーション・夫からかけられた言葉」の割合が高くなっているという結果です。「親族付き合い」などは結婚当初は慣れていないだけで、慣れれば疲れを感じづらくなることが想像でき、また、「子育て」に関しては結婚当初はまだ子どもがいなかった方もいることから割合が必然的に高くなるといえます。それに対し「夫とのコミュニケーション・夫からかけられた言葉」は、結婚生活を行う上でなくてはならないものですが、長く寄り添うにつれて疲労につながるという悲しい現実が浮き彫りになりました。
■約9割が夫の発言や行動に「イラッ」!「散らかしたらそのまま」
「ねぎらいの言葉がない」「疲れているのは夫だけだと思っている」など
前項で「夫とのコミュニケーション・夫からかけられた言葉」が、主婦の疲れを溜めることが多いということがわかりましたが、実際どのくらいの方が夫の発言にイライラしているのでしょうか。「疲れを倍増させる、夫のイラッと発言や行動を下記の中からお選びください」(複数回答)と尋ねたところ、「夫のイライラする発言や行動はない」との回答は10.6%に留まり、約9割の方が発言や行動でイライラしているということがわかりました。
具体的な回答では、1位から「散らかしたらそのまま」(46.9%)、「ねぎらいの言葉がない」(35.8%)、「疲れているのは自分(夫)だけだと思っている」(33.4%)、「休日にダラダラしている」(32.8%)、「電気をつけっぱなしにする」(29.9%)という回答が。主婦の仕事が毎日あるのに対し、その仕事に対して「ねぎらいの言葉がない」ことや「大変さをわかってくれない」「手伝おうという姿勢が見られない」ことがストレスに繋がっているといえそうです。
■夫から癒やされる瞬間は「家事・育児を手伝ってくれたとき」
癒された夫の言葉は「ありがとう」「おいしいよ」などねぎらいの言葉
前項まではマイナスな項目でしたが、それでは夫のおかげで疲れが癒やされる場面などはあるのでしょうか。「夫の行動や発言で、日ごろのストレスや疲れが癒されるような経験はありますか」(単一回答)と尋ねたところ64.1%と6割以上が「ある」と回答。さらに「ある」と回答した1,182名を対象に「それはどのようなことですか?」(複数回答)と尋ねたところ「家事を手伝ってくれた」(57.3%)、「育児を手伝ってくれた」(56.2%)、「ねぎらいの言葉をかけてくれた」(45.9%)という結果になりました。「家事」や「子育て」など自分の疲れに繋がっていることを手伝ってくれる姿勢がうれしいようです。
グラフ: http://www.atpress.ne.jp/releases/43241/img_43241_2.jpg
具体的な行動や発言を尋ねてみると、下記のような回答が挙がりました。「ありがとう」や「おいしいよ」などちょっとした気遣いや感謝の言葉が心に響くようです。
『いつもありがとう。(私が)奥さんでよかった。』(千葉県・37歳)
『特別な記念日でもない時に「いつもありがとう」と優しい声をかけてくれたり、「お前と結婚して本当に良かった」と言われたこと』(福岡県・40歳)
『色んな事に「ありがとう」や、「いつも凄くおいしい料理だね」や、「今日も美人だね」など、言葉で褒めてくれたり、寝る前には「肩が凝っているでしょ?今日もお疲れさま」と言ってマッサージをしてくれる。』(福岡県・32歳)
■主婦の2人に1人が疲れているときは「たくさん寝る」!
効率的に疲れを癒せる「栄養ドリンクを飲む」も人気
そうはいっても、夫からの癒やしの言葉だけでは解消されない「疲れ」。主婦のみなさんはどのような方法で疲れを解消しているのでしょうか。「疲れを感じた時にどのようなことを行って疲れを解消しますか?」(複数回答)と尋ねたところ、54.0%と半数以上が「たくさん寝る」と回答。以下、「自分の趣味を楽しむ」(40.0%)、「お風呂でリラックスする」(27.9%)という結果になりました。この中でも特筆すべきは「栄養ドリンクを飲む」との回答です。少し前までは「栄養ドリンク」と言えば若者やビジネスマン向けという印象が強いものでしたが、最近では家事の合間に飲む主婦の方も増えているようです。他の回答が時間や相手が必要な回答なのに対し、相手や時間を気にせず、すぐに取り入れられる栄養ドリンクが人気のようです。
グラフ: http://www.atpress.ne.jp/releases/43241/img_43241_3.png
■“疲れにはビタミンB1”知っているのは約3割、
摂っているのは14.7%という結果
円満な結婚生活のため、疲れを癒やす「ビタミンB1」に注目!
前項で「栄養ドリンク」に触れましたが、疲労回復には「ビタミンB1」が重要と言われています。このことをどのくらいの人が認識しているのでしょうか。「疲労を取るために「ビタミンB1」が大切だということをご存知ですか」(単一回答)と尋ねたところ、「知っている」との回答は34.5%という結果になりました。
そもそも、どのくらいの方が意識してビタミンを摂取しているのでしょうか。「意識して摂取しているビタミンを全てお選びください」と尋ねたところ、39.6%が「意識して摂取しているビタミンはない」と回答。約4割もの方が意識的にビタミンを摂取していないという現状が明らかになりました。ビタミン別では1位が「ビタミンC」(50.0%)、2位「葉酸」(22.5%)、3位「ビタミンB1」(14.7%)という結果に。疲れに効果的な「ビタミンB1」を意識して摂取している人は少ないようです。
グラフ: http://www.atpress.ne.jp/releases/43241/img_43241_4.jpg
夫からの「ねぎらいの言葉」も重要ですが、からだの中で不足している栄養を補ってあげることも非常に重要。まだまだビタミンB1の認知度や摂取率は低いですが、これが改善されるとより疲れケアを上手にできるようになるかもしれません。結婚生活は山あり谷あり。精神的な癒しとからだへのケア、どちらも取り入れて円満な結婚生活を目指してみてはいかがでしょうか。
<調査概要>
調査主体 :ウィメンズパーク ここからげんき
調査内容 :主婦の「疲れ」に関する意識調査
調査地域 :全国
調査対象者:30歳~50歳の結婚3年目以上の主婦の方
調査方法 :インターネット調査
調査期間 :2014年1月31日(金)~2月10日(月)
有効回答数:1,845サンプル