プレスリリース
一般ごみ・家庭ごみの自動収集記録を実現!
~自治体やごみ処理業者の業務負担を軽減する、 スマートウォッチを活用した「タップレス」運行管理~
アナログエンジン(本社:滋賀県守山市、代表取締役社長:神野 晋一、TEL:077-514-0220)は、独自特許によるウェアラブル端末(スマートウォッチ等)を利用したごみ収集管理システムを開発。ごみ収集作業員の動作を検知して回収記録を自動で行うシステムを発表します。開発中から複数の自治体・清掃会社様より引き合いをいただいておりましたが、本プレスリリースをもって当社Go!Me!シリーズのうちGo!Me!Trackerとして正式なリリースとさせていただきます。
▼収集作業をさらに効率化する「タップレス」記録システムを開発
現在広く利用されている既存のシステムでは収集完了の記録が手動で不正確になるケースが多く、位置情報を用いたごみ取得判断も曖昧で、ルートの把握や人手不足による指示伝達の困難さも課題となっていました。
それらの課題を解決するため、新たに「タップレス」で記録できるシステムを開発しました。当社の新システムは、従来のように作業員が手動でスマートフォンやタブレット端末を操作する必要がなく(トラブル報告を除く)、位置情報と連携して、作業の進行状況を自動で記録します。
これにより、端末操作の負担を省き、記録ミスや作業遅延のリスクも軽減され、業務のスムーズな進行を支援するとともに、より少ない人員でも効率的な収集作業が行える環境を実現しました。
●Go!Me!Tracker 紹介ページ
https://gomi53.com/system/wearable/
▼「タップレス」記録システムの特徴
●ジャイロセンサーを搭載したスマートウォッチを作業員が装着し、車両にはタブレット端末を設置することで、両者の位置情報をリアルタイムで取得・管理します。作業員と車両の動きをより正確に把握し、ごみステーションの位置情報を高精度で記録できます。車両の進入が困難な狭い路地でも、車両ではなく作業員の接近を検知し記録できます。
●取得判断の誤検知を防ぐために、補助機能として人の動作を学習済みのAIがモーションセンサーを活用し、ごみ袋を拾う「動作」を認識します。ステーションを通過しただけでは回収完了とみなされず、実際に「停止」し「拾う動作」が行われた際のみデータが記録されます。
さらに、位置情報と組み合わせることで、正確な回収地点を特定し、誤った取得記録を防ぐ仕組みを実現します。
●ウェアラブル端末を利用するため収集ステーションごとにアプリを開いて手動で操作する必要がなくなり、アプリ操作はトラブル発生時が主となるため、作業の手間を大幅に削減します。アプリも非常にシンプルに設計されており、誰でも直感的に扱えるため、新人や臨時スタッフでもスムーズに利用できます。
●AIを活用した自動ルート決定が可能に。その日の配車数と車両の積載量、天候や工事・渋滞情報から推奨ルートと回収対象のステーション数を導き出し、ユーザーに対してルート変更のアドバイスまたはルートへの反映を行います。また車両からの情報を記録し、次回のルート決定や変更に役立てることが可能です。
●オフライン処理も想定しており、ビル街や農村地など電波が不安定な場所でも快適に利用できるよう、キャッシュされた位置情報を活用し、持続可能な収集作業を可能にしています。さらに、通常のデータ通信回線ではなく、閉域SIMも選択可能にすることにより、混雑の影響を受けにくく、安定した通信環境でスムーズな作業が可能です。
●従来のようにスマホやタブレット、バーコードリーダーやNFC端末を使う方法に比べ、スマートウォッチとタブレットを併用することで持ち運びが軽減され、画面割れなどのリスクも軽減されます。
●Go!Me!Tracker 紹介ページ
https://gomi53.com/system/wearable/
▼「2025 NEW環境展/地球温暖化防止展」出展情報
本システムは、2025年5月28日~30日に東京ビッグサイトで開催される「NEW環境展/地球温暖化防止展」に出展予定です。環境問題や廃棄物処理に関する最新技術が集結するこの大規模展示会において、革新的なシステムを実際にご覧いただけます。
会場では、システムの実演を行い、実際の作業現場における活用方法や導入事例をご紹介します。これまでの収集業務における課題をどのように解決できるのか、具体的なケースを交えて詳しく解説いたします。
実際に機器を操作しながら、精度の高い記録システムによる業務支援を、実際に体感いただけます。
環境負荷の軽減や業務効率化の向上を目指す企業の皆様にとって、導入後の具体的な活用イメージをつかんでいただける展示会です。
[出展内容]
・一般ごみ/ウェアラブル端末による収集管理システム
・粗大ごみ/収集受付コールセンターシステム
・粗大ごみ/収集受付Chatbotシステム
・バーコードによる取得状況把握システム
・AIによる収集ルート決定システム
・その他
当社では、粗大ごみ・事業系ごみ・その他一般ごみの収集に対応した業務システムを開発・運用しており、特に粗大ごみの受付収集管理に特化したアプリケーションとコールセンター連携システムを導入しています。電話を利用してのお問い合わせは、コールセンターのサーバーを経由してアプリと連携。電話番号をもとに過去の問い合わせ履歴を自動表示し、スムーズな対応が可能です。これにより、オペレーターは在宅でも応対ができるため、柔軟な働き方の実現と業務効率化が進みます。システムは複数の自治体・地域に対応しており、どの地域からの問い合わせかを即座に識別。パソコン上では、地域ごとに画面表示が自動で切り替わる仕組みとなっているため、窓口を1つのシステムで効率的にカバーできます。
こちらのシステムも「2025 NEW環境展/地球温暖化」に出展いたします。当日は可能な限り多くの方にデモをご体験いただきたいと存じますが、一定の時間を要するため、当日はデモ用端末が不足する可能性もございます。体験をご希望の方は、事前にご予約をいただけるとスムーズにご案内が可能です。ぜひこの機会にお立ち寄りいただき、次世代の収集システムを直接ご体験ください。
●2025 NEW環境展/地球温暖化防止展詳細