GfK Japan調べ:2013年ゴルフウェア販売動向
2014.03.17 15:00
ジーエフケー・ライフスタイルトラッキング・ジャパン株式会社(所在地:東京都中野区、代表取締役社長:藤林 義晃、略称:GfK Japan)は、ゴルフ用品専門店、総合スポーツ店、インターネット通販におけるゴルフ用品の販売動向を発表した。※
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図1:ゴルフウェア 金額前年比増減
【概要】
・2013年のゴルフウェア販売金額は前年から2%の縮小。
・ミドラーとシャツは平均価格が上昇。中・高価格帯の商品が構成比を拡大。
【好調のギア販売に対し、ウェア販売は縮小】
2013年はフェアウェイウッドやユーティリティが牽引しプラス成長を遂げたギア販売に対し、ゴルフウェア販売は数量ベースで前年比4%減、金額ベースで同2%減とマイナス成長となった。メインアイテムのボトムスやシャツが伸び悩んだことに加え、これまで市場を牽引してきたアンダーウェアも前年比二桁減まで落ち込むなど、基幹商材の不調もウェア販売の低迷の要因となった。
月別の動向を見ると(図1)、年前半では特に3月と6月で、平均気温が前年より高かったことから、春物、夏物の衣料の動きが活発化した。これにより3月は金額前年比18%増、6月は同9%増と前年を大きく上回った。年後半にかけては10月に台風が直撃し、同6%減となった。さらに11月、12月は前年より暖かい日が多く、季節商品のアウターなど重衣料の販売が鈍化した。このため前年比は、11月は10%減、12月は11%減とマイナスとなった。
図1:ゴルフウェア 金額前年比増減
http://www.atpress.ne.jp/releases/44349/img_44349_1.png
【ミドラーとシャツは上位ブランドの平均価格が上昇】
2013年のアイテム別販売金額構成比は2012年とほぼ変わらずボトムスが27%、シャツが27%、アウター(ジャケット・ブルゾン類)が12%、ミドラー(セーター・スウェット類)が10%を占めた。また、ミドラーでは8%、シャツでは5%の平均価格の上昇が見られた。これらのアイテムでは低価格帯の構成比が縮小し、相対的に中・高価格帯が拡大した。ミドラーでは10,000円以下の数量構成比が6%ポイント、シャツでは5,000円以下の構成比が3%ポイント下降した(図2)。
ミドラー、シャツにおけるブランド動向を見ると、キャロウェイ、オークリー、パーリーゲイツなどの中・高価格帯を中心に展開するブランドが比較的好調に推移した。さらに上位ブランドの平均価格が2012年と比べ総じて上昇する傾向にあった。新しいリードアイテムが無く、大きなトレンドの変化が見られない2013年のウェア市場において、目新しいブランドや、デザイン性のあるものを好む傾向が伺えた。
図2:ミドラーシャツ 価格帯別販売数量構成比
http://www.atpress.ne.jp/releases/44349/img_44349_2.png
※ ゴルフ用品専門店、総合スポーツ店、インターネット通販における販売実績に基づく推計データ(プライベートブランド商品を除く)。百貨店、直営店は含まない。
≪ジーエフケー・ライフスタイルトラッキング・ジャパンについて≫
ジーエフケー・ライフスタイルトラッキング・ジャパン株式会社は、家電製品などの耐久消費財実売データ、その他総合マーケティングサービスを提供する市場調査会社、GfKの一員です。
オプティックス製品、ゴルフ用品、映像ソフトウエアなどの分野において、POSデータ・店舗監査データを基に推計した市場代表性の高いマーケットデータと関連サービスを提供しています。
URL: http://www.gfk.com/jp
※弊社名を報道にて引用頂く場合は、正式社名のほか、「GfK Japan」、「ジーエフケー ジャパン」、「GfKジャパン」の略記でも結構です。
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