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ボッテガ・ヴェネタ、ラグジュアリーブランド企業として 世界で初めてLEED NC-2009でプラチナ認証を取得

2014.03.18 11:00

ボッテガ・ヴェネタがイタリアのモンテベッロ・ヴィチェンティーノに新設したアトリエは、環境評価制度LEED NC-2009(新築・大規模増改築)の認証を取得致しました。2013年9月に完成したこのアトリエは、イタリアの環境・文化遺産を管轄する部局が歴史的区画として保護している55,000平方メートルの土地に建てられています。


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LEED (Leadership in Energy and Environmental Design) は米国の非営利組織「グリーンビルディング協会」が定めたサステナビリティと環境への配慮に関する規格を順守する建造物について、第三者による認証を与えるプログラムです。建設・建造物に関するプロジェクトのタイプや規模に応じたレーティング制度に基づき、必要条件を満たし、加点項目でポイントを得たプロジェクトに対し、いくつかのレベルに分かれた認証が与えられます。ボッテガ・ヴェネタは18世紀に建てられた大邸宅(ヴィラ・シュローダー・ダ・ポルト)を活用しつつ新しい柱列や建物を増設したアトリエを設立し、ラグジュアリーファッションブランドとしては世界で初めて、LEEDの新築・大規模増改築部門で最高レベルのプラチナ認証を取得しました。


18世紀からあるヴィラを改築するにあたっては既存の建築構造に特に注意を払い、元々使われていた資材の75%以上を再利用しました。また、建築資材についても同様のアプローチをとり、新たに使うものについては現地に可能な限り近いところから調達したほか、木材は森林管理協議会のFSC認証を得たもののみを使用、廃棄物についても細かく分別しました。さらに設計から施行までの工程は、ボッテガ・ヴェネタが2010年に取得した国際標準化機構(ISO)の14001認証による環境マネジメントシステムの手続きに従っています。


また、ヴィラ周辺の土地の緑化に際しては既存の植生を尊重し、認定を得た資材や植物のみを使用しました。こうして作られた緑地は、ボッテガ・ヴェネタの従業員が享受する数々のメリットの一つに過ぎません。快適な職場環境を確保するため、騒音を遮る仕組みを作り、また、共用スペースから十分に離れたところに喫煙エリアを設けるほか、自転車通勤を推進するため特別な駐輪場所も設定しました。今回のプロジェクトでは環境への配慮が重要なポイントとなっており、水や人工照明の使用を制限し、全体のエネルギー使用量を抑制するといった取り組みもなされています。この点に関しては、1,200平方メートルのソーラーパネルをヴィラの屋根に設置したほか、雨水をリサイクルするシステム、地熱を利用することで二酸化炭素の排出を抑える暖房・空調システムなども非常に重要な省エネ対策となっています。

ボッテガ・ヴェネタは今回のプロジェクトを通じてヴィラが周辺環境に与える影響に極力配慮するとともに、地元地域との強い絆を再確認しました。


ボッテガ・ヴェネタの社長兼CEOを務めるマルコ・ビッザーリは「LEED認証は、私たちが環境保護と人々の福利について条件を付けることなく真摯に取り組んできたことを示すものと言えます。ボッテガ・ヴェネタの成長戦略を支えてきた一貫性と妥協のないビジネス哲学に導かれ、長いプロセスを経てこのような大きな成果を挙げることができました。プラチナ認証は長期的に持続可能な発展、私たちにとって一番重要である人々とその健康に対する継続的な投資を真に称えるものであり、この認証を取得できたことを本当に誇りに思います」と語っています。


ボッテガ・ヴェネタおよびケリング・グループは環境への影響や二酸化炭素等の大気への排出を抑えるとともに、水の使用量を測定し汚染物質を減らす綿密な仕組みを展開させるという目標を掲げており、LEED認証の取得はこうした目標に間違いなく合致しています。

LEED認証・規制に関する詳しい情報は、 http://www.usgbc.org/leed をご覧ください。※英語のみ

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