精密バネの五光発條、インドネシアに生産拠点を設立・進出 2014年秋操業へ ~増える東南アジアでの自動車生産増を受け、関連需要補足を視野に~
精密バネメーカーの株式会社五光発條(所在地:神奈川県横浜市、代表取締役社長:村井 秀敏)は、ASEANで伸長する需要を捉えるため、自動車やバイクの内部で使用されるバネを製造するインドネシア工場を建設し、2014年秋頃の操業開始を目指しています。
インドネシア工場の設立により、海外はタイ、ベトナムを含む3拠点体制となり、一段の販売増を図ります。今後5年間で凍結売上高を2014年2月期実績から約3割増の30億円まで伸ばす計画としています。
当社では、昨年2013年夏にクラウドファンディングなどを原資とし、バネをつないで自由に造形ができるブロック玩具「SpLink(スプリンク)」を開発。バネ製造しかノウハウの無い当社が、バネ本体を発展させた商品を開発・販売したことにより、自社の遊休設備の稼働率が向上しました。従業員のモチベーションも向上しました。「SpLink」は自社ホームページのほか、2014年2月頃からは大手量販店での取扱いを開始し、発売からわずか2ヶ月で販売累計1,000個を記録しています。
ホームページ: http://www.goko-spring.co.jp/
Facebook : https://www.facebook.com/gokospring
【新拠点設立背景】
<タイで生産をしていたインドネシア向け製品の“現地工場”を>
当社は従来、デジタルカメラやOA機器関連など弱電向け精密バネを製造してきましたが、近年、東南アジアでの日系メーカーの自動車生産増を受けて、関連需要の捕捉に乗り出しています。
1991年に設立し2003年に完全子会社化した「ゴコースプリング・Thailand」は、2011年に自動車向けバネを製造する第3工場を建設しました。一方、インドネシアでは昨年2013年9月に現地法人「ゴコースプリング・インドネシア」を設立。現在、工場建設を進めており、今年秋に操業を開始いたします。
敷地面積は1,130平方メートルで、建屋1階を工場、2階を事務所とする予定。生産設備は、日本、タイ、ベトナムにある各生産拠点から生産設備を移設します。人員体制は20人でスタートし、2019年には120人程度まで増員していく見通し。インドネシア向け製品についてはこれまでタイで生産をしてきましたが、旺盛な自動車関連需要に対応するため、現地工場を設ける運びとなりました。
【今後の展望】
当社のバネ製品は径2ミリ以下がほとんどでしたが、新規設備の導入により3~4ミリまで加工領域を拡大。今後2~3年をかけて製造ノウハウをインドネシアへ移管し、主に自動車向け部品での受注増につなげる考えです。
日本では横浜市内の本社工場のほか山梨県に生産拠点を持ち、デジタルカメラやプリンター向けのバネを供給していますが、国内市場では縮小傾向にあるのが現状です。新たな収益の柱を確保するため、国内では付加価値の高い自社製品作りに取り組む一方で、インドネシアなどアジア圏の市場拡大を狙ってまいります。
【会社概要】
名称 :株式会社五光発條
代表 :代表取締役社長 村井 秀敏(ムライ ヒデトシ)
設立 :1971(昭和46)年
本社工場:神奈川県横浜市瀬谷区五貫目町25-16
事業内容:線ばね成形加工 圧縮コイルばね(押しばね)、
引張りコイルばね(引きばね)、戻りコイルばね(ねじりばね)、
クラッチばね
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