辞典を100倍活用する!辞書引き学習の第一人者 深谷 圭助先生による 『辞書引き学習会』を6月14日に東京・府中グリーンプラザで開催
2014.06.04 16:30
株式会社小学館パブリッシング・サービス(所在地:東京都千代田区)は、辞書引き学習の第一人者である深谷 圭助先生による『辞書引き学習会』を2014年6月14日(土)に東京都府中市で開催します。
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深谷先生講演会 参加者応募チラシ
紙の辞典は、ここ10年あまり電子辞書やネット検索に押されて売上げが低迷してきましたが、その中で、小学生向けの辞典がここ数年活況を呈しています。
当社では、「小学生向け辞書引き学習」の第一人者である深谷 圭助先生を派遣し、児童・保護者・教職員を対象とした講演会を実施しております。2010年から、北は北海道、南は沖縄 宮古島まで、これまで全国100会場以上で講演会を実施してきました。このたび、府中市ではじめて開催する運びとなりました。
【キーマンが提唱したのは、小学1年生から付箋をつける辞書活用法】
愛知県刈谷市の公立小学校教諭だった深谷 圭助先生が、小学校1年生から国語辞典を引かせる指導を開始したのは、今から10数年前のことです。最初は、生徒が社会(生活)の時間にも国語辞典を引いていたのがきっかけでした。深谷先生はそれを見て、調べた言葉に付箋をつけることで、学習の成果が目に見えてわかる方法を考案。児童たちに家から辞書を1冊ずつ持ってこさせて、まずは、知っている言葉を引かせました。
【ブレークは2007年。そして深谷先生は立命館小学校校長に】
2006年9月、深谷先生は辞書引きの学習法をまとめた書籍『7歳から「辞書」を引いて頭をきたえる』(すばる舎刊)を出版しました。学習指導要領では、辞典を小学3年生で教えるように規定していますが、この本の出版をきっかけとして、7歳から(1年生から)辞書を引く方法が子どもの語彙を広げ、国語のみならずあらゆる教科で学力の向上に寄与することが全国的に広まってきました。
当時、小学館が唯一低学年向けの総ルビ国語辞典を出していましたが、各社が6年生まで使える本格小学生向け国語辞典を総ルビにするようになり、市場が活性化しだしました。
深谷先生は、2005年 立命館小学校の設置メンバーに迎えられ、2008年4月から2年間校長を務めました。
【『辞書引き学習会』概要】
日時 :2014年6月14日(土) 10:00開演
場所 :府中グリーンプラザ 6F 大会議室
〒183-0055 府中市府中町1-1-1
参加料 :無料
講演内容:講演会&辞書引き体験授業
講師 :深谷 圭助先生
【辞書引き学習とは】
言葉に関する興味が最初のピークを迎えている小学1年生から辞書を引かせ、辞書の単語を調べたら、そのページに番号を書いた付箋を貼っていきます。付箋が増えていくことが子どもたちは嬉しいようで、少しでも知らない言葉があると楽しそうにゲーム感覚で辞書を引くようになります。付箋が500枚・1,000枚・2,000枚になると、時間を惜しんで辞書に向かう子どもも増えてきています。
まさに、「言葉を覚えて、読書が好きになる、さらに自ら課題に気づき、自ら学ぶようになる・・・」子どもを惹き付け、夢中にさせるのが辞書引き学習法です。
【講師プロフィール】
深谷 圭助 中部大学現代教育学部准教授
1965年生まれ。愛知教育大学卒業後、愛知県の小中学校教員に。2005年、立命館小学校の設置メンバーとなり、2008年より同校校長に就任。2010年より中部大学現代教育学部准教授となり現在に至る。
愛知県での小学校教員時代に「学び方研究」に取り組み、付箋を活用した「辞書引き学習法」を開発、実践。国語以外の授業や、日常生活でも辞書を使い、辞書に付箋を貼って学習意識を高める教育方法は、現在、日本教育界をはじめ東南アジアでも注目を集めている。
著書に『7歳から「辞書」を引いて頭をきたえる』(すばる舎刊)、『深谷式辞書・図鑑活用術』(小学館刊)などがある。また「例解学習国語辞典 第9版」(小学館)の編集にも携わっている。