第2回:Social LIFE Labo調査 『身近な人とのコミュニケーションとソーシャルメディア』 「母の日VS父の日」勝敗は想像通りの結果に 記念日のお祝い ― 両親:直接会って/友達:メールやSNS ― 「LINE」が安否確認ツール!?「同窓会・作戦会議」をするSNSユーザーも
株式会社サイバーエージェント(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:藤田 晋、東証マザーズ上場:証券コード4751)の連結子会社で、ソーシャルメディアマーケティングを展開する株式会社サイバー・バズ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:高村 彰典)は、時代の先端を行くソーシャルメディアユーザーを知ることで未来が分かる研究所「Social LIFE Labo」において、第2回調査として『身近な人とのコミュニケーションとソーシャルメディア』をテーマに当社Ripre(リプレ)会員803名の男女に向けて調査を行いました。
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グラフ1
【今回のトピックス】
●「父の日」より「母の日」重視?プレゼントの有無と金額、
どちらも母の日に軍配!
●誕生日のお祝いの伝え方、両親には「直接会って」との回答が1位!
友人では1位が「メール」。ソーシャルメディア経由は4割を超える結果に。
●ソーシャルメディアの利用方法も多様化!
「安否確認」「作戦会議」「同窓会」「ネタ作り」など
●「プライベートな内容は出せない」半数以上!
ソーシャルメディアとの上手な付き合い方が課題に!
■「母の日VS父の日」、プレゼント有無・金額のどちらも「母の日」に軍配!
お祝いは「直接会って伝える」という人が半数以上
親元を離れ、社会人になるとついつい疎遠になりがちな親子のコミュニケーション。ソーシャルメディアの登場でコミュニケーション手段が増えた昨今、親子間の交流にも違いは出ているのでしょうか。
まず、先日の母の日について「母の日にプレゼントはしましたか?」(単一解答)と尋ねたところ、76.2%が「プレゼントした」と回答。対して「父の日にプレゼントする予定はありますか?」(単一解答)と尋ねたところ、「プレゼントする予定」と回答したのは62.5%に留まりました。
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さらにプレゼント金額について尋ねると、「母の日」は3,000円以上との回答が72.0%となったのに対し、「父の日」は3,000円以上が67.6%という結果で、プレゼントの有無・金額両方で「母の日」に軍配が上がる結果となりました。
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上記まではプレゼントについてですが、プレゼントだけでなく、お祝いの伝え方もそれぞれです。「今年の母の日のお祝いを伝えた方法は?」(複数回答)と尋ねたところ、1位「直接会って」(63.2%)、2位「電話で」(24.7%)という結果に。「今年の父の日のお祝いを伝える方法は?」(複数回答)との質問でも、1位「直接会って」(59.3%)、2位「電話で」(22.9%)という結果になりました。
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様々なコミュニケーションツールが出てきた現代でも、感謝を伝えるには直接話すことが有効だと考えている人が多いようです。
■誕生日祝いの伝え方は相手によっても変わる!
友人や上司へのコミュニケーションツールに「LINE」が台頭!
前項では「母の日」「父の日」を通じて両親とのコミュニケーションについて尋ねましたが、それでは最も重要な記念日の一つ、「誕生日」でのコミュニケーションはどうなのでしょうか。「両親」「友人」「上司」への「誕生日のお祝いの伝え方」を尋ねたところ、下記のような結果となりました。
<両親>
「直接会って」がどの年代でもダントツの1位に。2位は「電話で」という結果に。3位の「e-mail」との回答との割合の差や、ソーシャルメディアでの回答は合計しても2.0%以下となったことからも、両親の誕生日にはより感情が伝わるコミュニケーションを行う傾向があるようです。
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<友人>
両親との設問とは変わり、「メール」や「LINE」が高い割合となる結果に。友人の場合は「電話」よりも普段からやりとりを行う「メール」や、「LINE」などのソーシャルメディアで誕生日のお祝いを伝えることが多いとわかりました。特にソーシャルメディアでは“友だち”の誕生日の告知があるため、今回の結果になったと想定されます。
この中でも特筆すべきは「LINE」では20代の割合が高く、以降割合が下がっていくのに対し、「e-mail」では年代が上がるごとに割合が高くなっている点です。今まで「e-mail」で行われていたコミュニケーションが若い世代を中心に「LINE」に移っていると言えそうです。
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<上司>
両親と同様、「直接会って」が1位。この結果の中で注目は20代で「e-mail」「LINE」の回答が40%以上を集めた点です。
「直接会って」との回答が高い割合となっているのは、職場で会った際に伝えているというシチュエーションが想像できますが、20代を中心に「LINE」や「e-mail」などを使って気軽にコミュニケーションを行えるようになってきている状況が想像できます。
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■「LINE」が安否確認ツール!?
「連絡網・作戦会議・ネタ作り・同窓会」などユニークな使い方が続々!
最近ではソーシャルメディアの種類はもちろん、機能も多様化しています。機能が多様化すれば使い方も様々。ソーシャルメディアユーザーの方は特別の日以外にどのような使い方をしているのでしょうか。「LINEなどのコミュニケーションツールに関して、あなた独自のユニークな使い方などがあれば教えて下さい」(自由回答)と尋ねたところ、以下のような回答が集まりました。
<安否確認>
「用がないけど、様子が心配なお友達にLINEで、くだらない絵文字やスタンプを送る。自然にコミュニケーションがとれる」(32歳・女性)
「義両親にLINEの使い方を教えました。認知症の予防の為と、こちらからLINEを送った後に既読がつけば、元気なんだな、と生存確認の為に使用してます」(44歳・女性)
「離れて暮らす息子との連絡に使っています。なかなかマメに返事をくれないタイプなので、元気にしているかいつも心配でしたが、スタンプを送るだけでも既読になっていれば安心できます」(49歳・女性)
<連絡網>
「子どもの同級生のつながりなどのママ友でグループを作っているが、昔の連絡網に変わる位置づけのものと思っている」(39歳・女性)
「学校の役員をしていますが、連絡手段はLINEになります。メールより伝達も早く、伝えたいことも伝えやすいです」(40歳・女性)
<近況報告>
「LINEのグループでプチ同窓会をしています。タイムリーに近況報告(写真付き)が気軽にできて大変便利です」(34歳・女性)
「プロフ画像を定期的に変えて近況報告」(29歳・女性)
<ビジネス>
「会議に出れなかった人へ資料を画像にとって、送ります。送られた方は、大きくしたり、縮めたりして、すぐに内容確認します」(48歳・女性)
<その他>
「ソシャゲの作戦会議。あったことがない方へのバーチャルお悩み相談室」(32歳・女性)
「所属事務所のメンバーとの業務連絡やネタ作り」(32歳・女性)
「メッセージだけじゃなくってその時に流行っているものまねなどを「ボイスメッセージ」で送り合って、後で聴いて笑ったりしています。(笑)」(33歳・女性)
既読機能を活かして「連絡網」として利用する方、グループ機能を利用してソーシャルメディア内で「同窓会」を開く方、資料を画像で送ることでビジネスに利用している方など、その用途は様々なようです。
■プライベートはなかなか出せない!?投稿しにくいもの、半数以上がアリ
ソーシャルメディアとの上手な付き合い方が求められる時代に
前項の通り、ユニークな利用が行われているソーシャルメディアですが、様々な利用方法があるからこそ、投稿する内容にも気を配るもの。「ソーシャルメディアで自身のプライベートな投稿がしにくいものはありますか?」(単一回答)と尋ねたところ、「ある」との回答が59.5%と半数以上を占めました。
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その理由を尋ねると下記のような回答が集まりました。
「Facebookは実際の友人のみのつながりにしているものの、日常がまるみえになるのも恥ずかしいことがある」(37歳・女性)
「見てほしくない人に見られるので、投稿せず見るだけのものもあります。」(30歳・女性)
「Facebookは上司が見ているため、投稿しにくい」(34歳・男性)
「家族や子どもの顔写真など個人が特定される情報は投稿し難いですね」(男性・42歳)
「2ちゃんねるに書かれた事があり其れがトラウマです」(女性・44歳)
上記の回答からもわかる通り、意図しない第三者にも見られてしまう点や個人を特定される可能性がある点がネックになっているようです。
ソーシャルメディアは様々な機能が増え便利になったものの、感謝を伝える時は直接会うなどのTPOによるコミュニケーション手段の選択はもちろん、「炎上」や「バイトテロ」などの事件も多くなっている昨今、これまで以上にソーシャルメディアとの上手な付き合い方が重要になってくると言えそうです。
『Social LIFE Labo』では今後も調査結果を定期的に報告していきます。
URL: http://www.cyberbuzz.co.jp/works/2014/06/vs-sns-linesns.html
■調査概要
調査主体 :株式会社サイバー・バズ
調査内容 :『身近な人とのコミュニケーションとソーシャルメディア』
調査地域 :全国
調査対象者:19歳から73歳の男女
調査方法 :インターネット調査
調査期間 :2014年5月23日(金)~2014年5月25日(日)
有効回答数:Ripre会員803サンプル
※Ripreとはソーシャルメディアインフルエンサーネットワークです。
<回答者 年代・性別>
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■株式会社サイバー・バズ 会社概要
社名 :株式会社サイバー・バズ
所在地 :東京都渋谷区桜丘町20-1 渋谷インフォスタワー7階
設立 :2006年4月3日
資本金 :20,150,000円
代表者 :代表取締役社長 高村 彰典
事業内容:広告代理事業
ソーシャルメディア事業
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- 調査・報告
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- その他IT・インターネット その他ライフスタイル
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