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汗と共に塩分・ミネラルも失われる真夏の栄養補給に「海苔」がオススメ! かんぶつマエストロが海苔の上手な摂り方と保存法を紹介

大正10年創業、「ニコニコのり」でお馴染みの老舗海苔専業メーカー、ニコニコのり株式会社(本社:大阪府大阪市浪速区、代表取締役社長:白羽 清正)のかんぶつマエストロ 桶作 雅彦が、海苔の魅力と、これからの季節におすすめの活用法をご紹介します。


かんぶつマエストロ

「5色の食材をバランスよく食べると健康に良い」とよく言われます。5色とは、赤・緑・黄・白・黒のこと。馴染みのない「黒」い食材の代表は、海苔や昆布、ヒジキなど藻類です。中でも焼き海苔は、真っ黒で薄く四角い形状から、外国人が「黒い紙」といって驚いたアジアならではの加工食品。中でもびっしりと敷き詰められた真っ黒な板状のほし海苔(焼き海苔)と、様々な食材と組み合わせて「巻いて」「のせて」食べる活用法は、日本ならではの食スタイルです。

*「かんぶつマエストロ」:日本かんぶつ協会認定の資格制度。かんぶつについての品目ごとの基礎知識、製造工程、調理方法、栄養価など、幅広い知識を持った人材に認定し、かんぶつの素晴らしさを広めるスペシャリストとして養成。


■知っているようで知らない、海苔のヒミツ
<蕎麦、鮨、ラーメン、丼物に雑炊。
 トッピングの定番海苔は、実は「うま味」のキーポイント!>
いまや世界中の人が注目する日本食。老若男女に好まれるこれらの料理を見ると海苔が必ずトッピングされていることに気が付きます。
海苔が様々な食材や料理に合うヒミツ。それは、彩りだけでなく、味・香りなど様々な効能があるからです。あの黒くて小さな1枚にはグルタミン酸をはじめとしたうま味成分はもちろん、甘み・香味成分などが多く含まれているので、料理に海苔をトッピングするだけでひと味おいしくなったり、食欲がわいてきたりする。海苔にはそんな役割があるのです。

【海苔に含まれるうま味と香りのもと】
うま味 (1) グルタミン酸:昆布などに含まれる
    (2) イノシン酸 :鰹節などに含まれる
    (3) グアニル酸 :しいたけなどに含まれる
甘み  (4) アラニン  :魚・チーズなどに含まれる
    (5) グリシン  :貝類などに含まれる
香味  (6) タウリン  :イカ・タコ・カキに含まれる


■海の植物、海苔は低カロリーでビタミン・ミネラル豊富な「バックアップ」食品
<育ちざかりのお子様にも、働き盛りの疲労回復にも
 一役買う大切な栄養素がいっぱい>
一般的な海苔には、アマノリ(黒のり)と言われる種類の藻類を砕いて敷き詰めて乾燥させて作られている「乾し海苔」と、これを焼いた「焼き海苔」があります。
海の植物、海藻類には、植物特有のビタミン類と海の恵みのミネラル分がバランスよく含まれているのが特徴。ビタミンもミネラルも、エネルギー代謝をバックアップし、からだの調子を整える「調整素」と言われる栄養素です。文部科学省発行の「日本食品標準成分表2010」によると、海苔にはカリウム、ヨウ素、モリブデンなどのミネラル、B-カロテン、ビタミンKなどのビタミンが豊富で、その他にもビタミンB1・B2・C、鉄分、食物繊維などが含まれています。特に体内でビタミンAに変わり、成長・発育を助け、細菌に対する抵抗力を増進させるB-カロテンは、グラム当たりの含有量が実はにんじんやパセリより多いです。一方炭水化物や脂質は少なく、低カロリー、高栄養の良質食材といえます。海苔は1枚(全型1枚)約3グラム程度なので、1回の食事量で摂れる実量は少ないですが、毎日のメニューの中でちょっと足りない栄養素を補う一品としてとても有効です。

《「黒い紙」は栄養の宝庫!海苔に含まれる栄養素》
*カッコ内は乾し海苔または焼き海苔の含有量
・カリウム(100グラム中2,400ミリグラム含有)
  細胞の正常な活動をバックアップ
  ナトリウムと作用しあい細胞内の水分を保持するのに役立つ

・ヨウ素(100グラム中210マイクログラム含有)
  成長と代謝を促す甲状腺ホルモンに欠かせないミネラル成分

・モリブデン(100グラム中230マイクログラム含有)
  体内の老廃物を排出するために尿酸を生み出す酵素の働きを助ける

・B-カロテン(100グラム中38,000マイクログラム含有)
  正常な成長・発育の促進、皮膚・粘膜などの維持、
  細菌に対する抵抗力増進、目の健康維持など

・ビタミンK(100グラム中2,600マイクログラム含有)
  別名「止血ビタミン」またビタミンDと共に骨の形成を助ける

・ビタミンB1(100グラム中1,210マイクログラム含有)
  消化と糖質代謝に関与

・ビタミンB2(100グラム中2,680マイクログラム含有)
  栄養素をエネルギーに変える時に必要なビタミン
  発育促進、有害な過酸化脂質分解を助ける

・ビタミンC(100グラム中210ミリグラム含有)
  軟骨(コラーゲン)形成に不可欠な成分
  抗酸化作用、免疫力を高める、風邪予防などに役立つ

・鉄分(100グラム中11,400マイクログラム含有)
  血液(赤血球)中で酸素の運搬に不可欠な成分

・食物繊維(100グラム中36グラム含有)
  排泄とエネルギー過剰摂取の防止に必要な成分


■知って得する、「夏」の海苔活用術
海苔は冬が旬。保存食品、いわゆる「乾物」なので、栄養豊富な旬に収穫加工して提供します。では海苔の栄養素から見た食べ頃はというと、もちろん1年通じていつでも食べていただきたいのですが、特に夏、汗をかいたり、エネルギー消耗・疲労などがたまりやすい暑い季節がオススメです。


■育ちざかりのお子様の「夏」の元気に海苔を!
成長と健康維持に必要な様々な栄養素がバランスよく含まれている海苔は、育ち盛りのお子様の栄養管理に便利な食品です。
ごはん、肉、魚、野菜など様々な食品との相性も良く、塩分(ナトリウム)吸収も助けるので、汗をかく季節の元気サポートにオススメです。
お弁当や毎日の食卓にお役立ていただけます。

【塩分補給にオススメ 塩味付商品
 ニコニコのり「有明海産塩のり」「韓国味のり」】
通常の焼き海苔も微量の塩分を含んでいますが、夏バテ防止なら食塩で味付けされた商品がオススメ。
「有明海産塩のり」はだし仕立て、「韓国味のり」は韓国で生産された海苔を食塩と純正ごま油100%で味付け。白ごはんのおにぎりに巻くだけで美味しい塩おにぎりが出来ます。
おにぎり用サイズ(3切)が便利です。


■夏でもパリッと食べよう 海苔の保存法
乾物食品の海苔は、湿気やすい傾向があります。湿気たり酸化したりすると、食感だけでなく色も変わり、棄ててしまう人もいるため、保存のコツをご紹介します。
(1) 湿度の高くなる季節は、小分けパックを活用
「ニコニコのり」の小分けパックは、開封しない状態なら湿気と酸化を防止してくれます。食べる分だけ開封すれば湿気る前の美味しい状態で召し上がっていただけます。

(2) 保存は密閉パックを活用し、空気は出来るだけ抜いて密封
空気は酸化の要因。出来るだけ空気抜きをして、冷蔵庫など冷暗な場所で保存するのが有効です。チャックシール付き商品は密封可能なので便利ですが、開封後はお早めにお召し上がりいただく必要があります。

【湿気ちゃった海苔を美味しく食べたい!<もしものリカバリー>】
全型の海苔が湿気たら、焼き直すとおいしく召し上がることが出来ます。端を持って直火から少し放して手首を返しながら表裏を数回かざすと、湿気が飛んで多少食感が戻ります。また、2枚重ねて焼くと重ねた部分に熱が入り込んで全体を素早く乾かしてくれます。2~3回火にかざしたら、重ね面を反転させてもう1度、火にかざすと効果的です。

ちなみに海苔が赤くなるのは、酸化によりクロロフィル(葉緑素成分)が壊れてしまったからです。食用には問題ありませんが、香りや味が落ちてしまっているので、そのまま食べるのではなく、汁物に入れる、あえ物に使うなど料理に使うことをおすすめします。


■かんぶつマエストロ オススメ!海苔で一工夫の夏バテ防止メニュー
【まぐろとアボカドの海苔あえ】
疲れている時は、冷たいのど越しで食欲を増進し、良質タンパクを含むまぐろと「森のバター」アボカドでエネルギー補給。
抗酸化作用の高いトマトとミネラルたっぷりの海苔の組み合わせはお肌にもオススメです。

材料 :焼きのり、刺身用まぐろ、アボカド、わさび、
    しょうゆ、トマト、きゅうり(お好みの分量)
作り方:
1.刺身用まぐろを1cm角に切ります。
2.アボカドの皮をむいて1cm角に切り、フォークの背で粗くつぶします。
  トマト、きゅうりを食べやすい大きさに切ります。
3.(1)、(2)とちぎった海苔をあえます。
4.わさび醤油をかけて出来上がりです。

※マヨネーズを付けても美味しいです。
※薫り豊かな海苔がオススメ
「有明海産 磯薫りのり」8グラム
採取されたての生のりの風味を大切にしながらゆっくり乾燥。海苔本来の豊かな磯の風味と独特の食感が魅力です。


■かんぶつマエストロ 桶作 雅彦(おけさく・まさひこ) プロフィール
ニコニコのり株式会社 商品開発部所属。2009年12月にかんぶつマエストロの資格を取得し、海苔以外のかんぶつにおいても広くかかわりながら、海苔にはより一層のこだわりをもって仕事に取り組む。海苔の最高峰と名高い「佐賀県有明海一番」の食味検査員の資格も持つ。

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