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2014年度「芝浦工業大学 学生プロジェクト」の活動がスタート  ~被災地支援、サンゴ保全、模擬衛星製作など19の個性的な活動~

2014.07.15 10:00

 芝浦工業大学(東京都江東区豊洲/学長 村上雅人)では、学生が自主的に企画・立案し、自らの力でプロジェクト活動を行う「学生プロジェクト」を2003年より実施しています。
 東北地区の被災地復興支援や、石垣島のサンゴ保全活動、模擬衛星の製作を行うものなど、さまざまなプロジェクトが展開されており、大学外に出て社会と協働するものも多く、学生たちは、これらを通じて芝浦工業大学の建学の精神「社会に学び、社会に貢献する技術者の育成」を実践しています。
 このたび、2014年度のプロジェクト団体が決定し、それぞれの目的達成に向かって活動がスタートしましたので、お知らせいたします。


地域の人々に対しキャンドル教室を開いた「candle night」の学生たち

「学生プロジェクト」URL
http://www.shibaura-it.ac.jp/campuslife/activity/project/index.html


【「学生プロジェクト」とは】
 既存のクラブ・サークル、研究室以外のメンバーで学生が新しいチームを組み、それぞれ企画・実行していく活動に対し、大学が資金援助をするというものです。学長を委員長とする大学内の「学生プロジェクト選考委員会」による選考会を経て、プロジェクトが採択されると、1団体につき年間50万円を上限に活動資金が援助されます。
 また、それぞれの活動に対し、大学ブランド力の向上を図る「1.大学チェンジ部門」、ボランティア活動などにより地域の活性化を図る「2.社会貢献部門」、グローバルな視野を持って活躍できる素養を身につける「3.グローバル部門」、以上3部門に該当しない自由でユニークな活動を対象とする「4.自由部門」と4つの部門を設定し、活動の目的・成果を明確にしています。これにより、芝浦工業大学の学生の特色ある取り組みとして、これまでも多様なプロジェクトが実現してきました。その成果として、学生の提案で始まった小さなプロジェクトが、活動を重ねて地域や行政などの協力を受け、社会を動かす大きな活動になったものもあるなど、社会からの評価も得ています。


【「学生プロジェクト」 昨年度の活動例】

■「candle night」(社会貢献部門)
 人々に電気の明るさだけに頼らず、ろうそくの明かりの大切さや、省エネ、エコについて考えるきっかけを作るために、夏至と冬至にキャンドルナイトの実施や、地域の人々向けにキャンドル教室を開くなど、ろうそくを身近に感じてもらう活動を行っています。
http://www.atpress.ne.jp/releases/48730/img_48730_1.jpg

■「石垣島を元気にするプロジェクト」(社会貢献部門)
 日本を代表するサンゴの生息地である沖縄県石垣島を対象とし、死滅の危機にあるサンゴ保全を目的としており、死滅の要因の1つである、“農地からの赤土流出問題”に着目し、活動をしています。
 石垣島での耕地作業を住民と共同で行ったり、市の観光協会や高校と協力し、サンゴに関するイベントの開催などを行っています。
http://www.atpress.ne.jp/releases/48730/img_48730_2.jpg


【「学生プロジェクト」採択団体一覧】
※(大)大学チェンジ部門、(社)社会貢献部門、(グ)グローバル部門、(自)自由部門

●芝浦通信RELATE (大)
 学生のつくる、おもしろい「モノ」に特化して取材し、Facebookなどで発信する広報プロジェクト

●団地サテライトラボ (大)
 大宮キャンパス周辺の東大宮地区で高齢化の進む団地支援を目的に団地にサテライトラボを設置する

●笑顔のまち なこそ復興プロジェクト (社)
 東日本大震災で津波被害をうけた福島県いわき市勿来(なこそ)地区の復興活動を行う

●Summer Saturday Project (社)
 豊洲キャンパス周辺の豊洲地区でのイベントや祭りを通じて人々のふれあいの活性化や豊洲への愛着を深めていく

●石垣島を元気にするプロジェクト (社)
 石垣島の小学生とのひまわりによる緑肥活動を通して、農地からの赤土流出対策を行い、石垣島のサンゴ礁を保全する

●candle night (社)
 人々にろうそくの明かりの大切さについて知ってもらうためにキャンドルナイトイベントや、キャンドル教室を開きろうそくの身近さを伝える

●空き家改修プロジェクト (社)
 少子高齢化、過疎化の進む静岡県東伊豆町における空き家の改修を地元住民と行い、有効活用を目指す

●『FACE TO FENCE』プロジェクト -見沼区役所周辺リニューアル- (社)
 大宮キャンパス周辺の地域にあるフェンスに子どもたちと絵を描き、フェンスを「交流の場」へ変えていく

●地域とつくる<大宮イルミネーションプロジェクト> (社)
 大宮キャンパス周辺の商店街や地域住民とイルミネーションを制作し、人々にまちづくりへの参加意識を感じてもらう

●いくべっ!福島支援プロジェクト (社)
 被災地である福島県に関わる風評被害の低減と震災の記憶の風化の防止活動を行う

●International Communication Project (グ)
 学内掲示の英語化などの芝浦工大に通う留学生支援や、日本人学生との交流を通じて、互いの国の文化や情報を共有する

●世界に目を!映画でグローバル意識向上計画 (グ)
 実際に海外で活躍する日本人の方を取材したドキュメントムービーなどを作成し、学生のグローバル意識向上を目指す

●国際学生寮プロジェクト (グ)
 国際学生寮を拠点に大学と周辺住民、他大学の国際学生寮との長期的なつながりを創出する

●アジア学生とのサステナブル都市協働提案8 (グ)
 東南アジアの学生(特にタイの学生)と共に、都市インフラについてワークショップを行い、持続可能な都市開発について議論をする

●COMCREATE (自)
 アクションゲームや、コミュニケーションアプリ「LINE」のスタンプなどの制作を通して、音楽やゲームの素材制作の技術を習得する

●TDW 2014 ASIA AWARDS 学校作品展出展プロジェクト (自)
 毎年秋に明治神宮外苑にて開催される国内最大のデザインイベント「TOKYO DESIGNERS WEEK」での学校作品展の出展を行う

●SITロボカッププロジェクト (自)
 ロボットの大会「Robocupシミュレーションリーグ」への出場や、機体制作の勉強会を通じて、新たな開発のノウハウを蓄積する

●VIRTUAL SPACE (自)
 プロジェクションマッピングの企画、制作を通して、CG作成・モデリングの習得をすることを学ぶ

●宇宙開発学生団体Hoper's (自)
 小型模擬衛星の製作・大会出場や、子どもたちへのペットボトルロケット制作教室などを通じ、「ものづくり」で人とのつながりを目指す


 学生プロジェクトの活動は、学生たちにとって、行動によって構想を実現する力やプロジェクトをマネジメントする力などを身につける実践的な学びの場となっています。
 芝浦工業大学では、今後も学生の自主的な活動を支援し、社会で活躍できる人材の育成を目指していきます。

芝浦工業大学 URL: http://www.shibaura-it.ac.jp/

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