第3回「分析機器・科学機器遺産」認定事業において16件認定

第3回「分析機器・科学機器遺産」認定事業において16件認定

一般社団法人日本分析機器工業会(所在地:〒101-0054 東京都千代田区神田錦町 1-12-3、会長:服部 重彦 / 株式会社島津製作所 代表取締役会長)と一般社団法人日本科学機器協会(所在地:〒103-0023 東京都中央区日本橋本町3-8-5、会長:矢澤 英人 / 株式会社ダルトン 代表取締役社長)は、日本国民の生活・経済・教育・文化に貢献した貴重な分析技術/分析機器や科学機器を、文化的遺産として後世に伝えることを目的に、一昨年「分析機器・科学機器 遺産」の認定事業を始めました。今回、第3回目として、16件(第1回20件、第2回15件)を認定しました。
産・官・学の有識者6名(下記)の方々により、厳正に審議され、選定されたものです。いずれも当時、世界に誇る機器・技術だったものであり、次世代に継承されるべき「科学のちから」とされています。前回からは、一般からの応募も受け付け、1施設もしくは1個人から2件までとし、24件(19者)の応募がありました。

9月3日(水)から幕張メッセで開催する展示会JASIS 2014に合わせて、認定証授与式(JASIS 2014展示会場内特設会場にて)を行うとともに、同展示会の会期中、展示会場内で認定品の展示を行う予定です。(URL: http://www.jasis.jp/2014/ )


【選定委員会】
委員長:二瓶 好正氏(東京大学名誉教授)
委員 :石井 格氏(国立科学博物館名誉研究員)
    石谷 炯氏(公益財団法人神奈川科学技術アカデミー名誉顧問)
    久保田 正明氏(産業技術総合研究所客員研究員)
    古谷 圭一氏(東京理科大学名誉教授)
    山崎 弘郎氏(東京大学名誉教授)


【認定基準】
(1)分析計測技術・機器ならびに科学技術・機器の発展史上重要な成果を示し、次世代に継承していく上で重要な意義を持つもので、次の基準を満たすもの
・対象とする科学技術及び機器の発展の重要な側面及び段階を示すもの
・国際的に見て日本の科学技術及び機器発展の独自性を示すもの
・新たな科学技術及び機器分野の創造に寄与したもの

(2)国民生活、経済、社会、文化の在り方に顕著な影響を与えたもので、次の基準を満たすもの
・国民生活の発展、新たな生活様式の創出に顕著な役割を果たしたもの
・日本経済の発展と国際的地位の向上に一時代を画するような顕著な貢献のあったもの
・社会、文化と科学技術及び機器の関わりにおいて重要な事象を示すもの


【認定対象の分類】
(1)保存、収集された機器
(2)歴史的意義のある技術や機器の関連文書並びに試料類


■分析機器・科学機器遺産認定品 名称と申請者

認定No.36
名称 :光干渉式メタンガス検定器
申請者:理研計器株式会社

認定No.37
名称 :ベックマン pHメーター
申請者:ベックマン・コールター株式会社

認定No.38
名称 :第一号磁界型電子顕微鏡および関連資料
申請者:大阪大学総合学術博物館

認定No.39
名称 :電子回折装置
申請者:名古屋大学博物館

認定No.40
名称 :電子顕微鏡HU-2型
申請者:名古屋大学博物館

認定No.41
名称 :pH計 HM-5(A)型
申請者:東亜ディーケーケー株式会社

認定No.42
名称 :ゲーデ型油回転真空ポンプ
申請者:佐藤真空株式会社

認定No.43
名称 :デジタル粉じん計 P-1型
申請者:柴田科学株式会社

認定No.44
名称 :自動血球計数装置 CC-1001
申請者:シスメックス株式会社

認定No.45
名称 :HU-11B形 日立電子顕微鏡
申請者:東北大学 多元物質科学研究所

認定No.46
名称 :走査型電子顕微鏡 JSM-2
申請者:日本電子株式会社

認定No.47
名称 :IRA-1型 回折格子赤外分光光度計
申請者:日本分光株式会社

認定No.48
名称 :クロマトパック C-R1A
申請者:株式会社島津製作所

認定No.49
名称 :むつ鉄を使用した低バックグラウンド大型遮蔽体による放射化分析用γ線測定装置
申請者:東京都市大学

認定No.50
名称 :中型分光器 HR320
申請者:株式会社堀場製作所

認定No.51
名称 :ガスクロマトグラフ質量分析計 GCMS-QP1000
申請者:株式会社島津製作所


※今までの遺産認定に関する詳細結果は以下のホームページをご参照ください。
http://www.jaima.or.jp/jp/heritage/index.html

カテゴリ:
告知・募集
タグ:
技術・テクノロジー

取材依頼・商品に対するお問い合わせに関しては
プレスリリース内にございます企業・団体に直接ご連絡ください。

プレスリリース配信 @Press

記事掲載数No.1!「@Press(アットプレス)」は2001年に開設されたプレスリリース配信サービスです。専任スタッフのサポート&充実したSNS拡散機能により、効果的な情報発信をサポートします。(運営:ソーシャルワイヤー株式会社)

  • 会社情報