日本初!芝浦工業大学工学マネジメント研究科 MOTに関する一...

日本初!芝浦工業大学工学マネジメント研究科  MOTに関する一般向け入門授業を2014年11月より無料配信

~ 社会人に広く学びの機会を創出 ~

 芝浦工業大学(東京都江東区豊洲/学長 村上雅人)の専門職大学院工学マネジメント研究科(Management of Technology:MOT)では、日本オープンオンライン教育推進協議会(JMOOC)に参加し、公認プラットフォームである「gacco」を通じて一般向け入門授業の無料配信を行うことになりました。
 ここで配信する授業は、「イノベーション入門 ~ 技術経営の活かし方 ~」で、メーカーなどの社員を想定して、新製品開発の担当者が直面するさまざまな問題について、MOTの視点から解決策を考えるというものです。11月から4週に渡って授業を実施し、本日8月27日(水)から申し込みが開始となります。
 このJMOOCでの授業配信は、日本の工科系単科大学としても、技術経営MOT大学院としても初めての試みとなります。芝浦工業大学では、配信を通じて社会人の学習意欲に応え、広く学びの機会を創出していきます。

■芝浦工業大学工学マネジメント研究科
 工学マネジメント研究科は、技術と経営の融合を戦略的に構想できる技術経営力を身につけ、イノベーションを起こすことができる人材を養成することを目的とし、2003年に日本初の技術経営の専門職大学院として誕生しました。社会人を中心に多くの学生が学び、修了生はその後社会で広く活躍しています。


■JMOOC活用の背景
 欧米では、大学などの高等教育機関に入学する学生のうち、25歳以上の社会人が占める割合が軒並み20%を超えている一方で、日本ではわずかに2%程度となっており、学び直しやキャリアアップのために、大学・大学院に入学する社会人が大変少ないという現状があります。特に企業の工場や研究所は、都心から離れていることが多く、授業時間、通学距離などの問題により、本来技術経営や事業価値創造力を学んでほしい企業の技術者が、平日夜間に通学することが難しいという状況があります。また、そういった層に、MOTを学ぶ必要性を教育の中身まで含めて伝える有効な手段が少ないという課題もありました。


■JMOOCを活用することのメリット
 今回、無料で講義を配信するJMOOC公認プラットフォームである「gacco」を活用することで、MOT学習における課題の解決を図ることとしました。「gacco」の会員数は5万人を突破しており、多くの人にMOTの授業に触れてもらう機会となります。また、授業は約10分毎に区切りを設けているため、忙しい社会人でも時間を有効に活用して履修することができます。


■授業の詳細
 今回工学マネジメント研究科が開講する授業は「イノベーション入門 ~ 技術経営の活かし方 ~」と題したMOTの入門講義です。メーカーなどの社員を想定して、新製品開発の担当者が直面するさまざまな問題について、MOTの視点から解決策を考えるものです。2014年11月からの4週間で、内容は以下の通りです。

(1) 導入~事業環境の分析とターゲットの設定(稲村雄大准教授)
(2) 知的財産権と特許データベース(田中秀穂教授・研究科長)
(3) エスノグラフィによる要求開発とプロジェクト管理(平田貞代准教授)
(4) 組織行動と組織改革および全体のまとめ(加藤恭子准教授)

 講義は4週間の配信授業に加え、反転学習コースというスクーリングによる授業も開講します。
 定員75名で、大学のキャンパスにてディスカッションを中心とした授業を行います。新製品開発というゴールに向かうプロセスの中で必要とされる技術経営、知財戦略、プロジェクトマネジメント、組織マネジメントの基本的な考え方を学びます。

 芝浦工業大学工学マネジメント研究科では、このJMOOC/gaccoの活用に先駆けて、正規の学生に対し、独自に、オンデマンド配信によるメディア授業とキャンパスでの面接授業を組み合わせた「ハイブリッド講義(R)」を2013年度より一部の授業で導入しています。さらに今回、無料でMOTの授業を受けられるJMOOC/gaccoを活用して広くMOTの必要性を認識してもらい、学びの機会を創出することで、さらなる社会人の学びの意欲に応え、国際競争力のあるイノベーション人材を多く輩出して社会に貢献していきます。

※JMOOCの公認プラットフォーム「gacco」
http://gacco.org/

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