NTTPCのレンタルサーバーで高性能迷惑メール判定エンジンを採用
2006.10.24 15:00
報道関係者各位
プレスリリース 2006年10月24日
株式会社NTTPCコミュニケーションズ
NTTPCのメールサービスで高性能迷惑メール判定エンジンを採用
~ レンタルサーバーとして日本初の無償提供開始 ~
株式会社NTTPCコミュニケーションズ(代表取締役社長:石田 守、本社:
東京都港区、以下NTTPC)は、レンタルサーバーの「WebARENA Suite2」に
おいて、迷惑メールの判定エンジンとして
シマンテック社「Symantec Brightmail AntiSpam」を採用し、11月7日から
「迷惑メールフィルタサービス」として提供開始します。
1.日本で初めてレンタルサーバーとして高性能な迷惑メールフィルタを無償
提供
2006年11月7日から、レンタルサーバー「WebARENA Suite2」のお客さまに対し、
無償で迷惑メールフィルタサービスを提供します。
「Symantec Brightmail AntiSpam」を全ユーザに無償で提供するのは、
レンタルサーバーでは日本で初めてとなります。
昨今の迷惑メールのパターンの多様化や急激な増加により、メール・
セキュリティ対策の重要性が高まっております。多くのレンタルサーバーで
提供されている『キーワード・フィルタリング』では、利用者が1つ1つ
ドメインや文字列などの登録を要するなど、登録作業の負担が大きいという
デメリットがあることから、ほとんど効果を得ておりません。また『学習型の
判定エンジン』は、特定の会社や個人メール環境で最適化する場合は効果的な
ものの、数千を超える規模のメールアドレスを最適化する場合は、フィルタの
精度が落ちてしまうという問題がありました。この精度向上のために判定
基準を厳しくした場合では、通常のメールを迷惑メールとして判定する
誤判定が増加し、反して判定率は60%~70%程度と落ち込むこととなります。
NTTPCでは、より高精度の迷惑メールフィルタの提供のため、複数ベンダーの
迷惑メール判定エンジンに対して、数千通のメールを送信・検証を
いたしました。判定率の調査では、日本語の迷惑メール判定率の低い
エンジンが多い中で「Symantec Brightmail AntiSpam」は、日本語の
迷惑メール判定率も高く、また通常のメールを迷惑メールとする誤判定率が
非常に低いという結果を得たことから、最もパフォーマンスの高い迷惑メール
判定エンジンである同製品を採用いたしました。
WebARENA Suite2では、信頼性の高い自社のデータセンターにおいて、冗長化
されたネットワーク環境上の24時間365日の運用・監視体制のもと、稼働率
99.996%(※1)を誇る信頼性の高いレンタルサーバーを提供してまいりました。
また、サービス機能拡充についても、ウイルスチェック機能などレンタル
サーバーに必須の機能は追加料金が不要な基本サービスとして提供しており、
今回の迷惑メールフィルタについても、必須の機能として基本サービスとして
提供いたします。
NTTPCでは今後も継続して、お客さまの信頼に応えることのできるサービスの
実現に努めてまいります。
2.NTTPCのメールサービスでの展開
NTTPCでは、大規模メールホスティングサービス「Mail Luck!」、インター
ネット接続サービス「InfoSphere」、「プライベートブランドサービス」に
おいて、2005年6月から自動判定型の迷惑メールフィルタを提供してまいり
ましたが、「Symantec Brightmail AntiSpam」へ今年度中に切り替えていく
予定です。これにより、NTTPCが運用する数百万のメールアドレスにおいても、
高性能な迷惑メールフィルタサービスをご利用いただくことができます。
■シマンテック社からのコメント
株式会社シマンテック代表取締役社長 木村 裕之氏は次のように述べています。
「シマンテックでは、世界20カ国以上に設置した200万以上のおとりメール
ボックスにより構成されるSymantec Probe Networkから収集した情報を
活用することで、スパムメールに対して優れた防御効果を発揮します。今回、
WebARENA Suite2に採用されたSymantec Brightmail AntiSpamのスパム
フィルタは、収集した情報をもとに自動更新される機能を有しているため、
つねに精度の高いスパム処理が可能となります。NTTPCさまにはすでに、
シマンテックのウイルススキャンエンジンを利用した顧客サービスを長年
ご活用いただいておりますが、今回、シマンテック製品の性能を正当にご評価
いただいた上で導入を決定していただき、うれしく思います。
NTTPC様を通じて、WebARENA Suite2のユーザの皆様に弊社製品の利便性を実感
していただければ光栄です。」
NTTPCでは、2006年6月から、InfoSphere、プライベートブランドサービス、
及びNTTPCのネットワーク設備(提供先プロバイダも利用)が発信元となる迷惑
メールの発信規制を目的として、Outbound Port25 Blocking(OP25B)を実施
してまいりました。迷惑メールの対策としては、発信側だけでなく、受信側
での対策の強化が重要となることから、高い精度の迷惑メール対策を行う
ことにより、迷惑メールの根絶に向けて取り組みを強化してまいります。
また、NTTPCのメールサービスでは、送信ドメイン認証などのメール・
セキュリティ対策や、頻度を増す情報漏洩への対策となるメール監査の強化、
メール保存(アーカイブ)対応など、お客さまの安全で安心なインターネット
環境の実現に努めてまいります。
※本リリース文中に記載の会社名および製品名は各社・団体の商標または
登録商標です。
※1:2005年間実績(非稼働時間には、故障およびメンテナンス時間を含む。)
■お問い合わせ
【お客さまからのお問い合わせ】
株式会社NTTPCコミュニケーションズ
WebARENAインフォメーションセンター
T E L : 03-5977-3777
E-Mail: suite@arena.ne.jp
U R L : http://web.arena.ne.jp/
【報道機関からのお問い合わせ】
広報室: 長瀬、佐藤
T E L : 03-3432-9687
E-Mail: pr@nttpc.co.jp
U R L : http://www.nttpc.co.jp/
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