世界初のRFID利用ソフトウエア構想を発表 スマートティプス...

世界初のRFID利用ソフトウエア構想を発表 スマートティプス、セマンティックRFID(意味照合型タグ)アーキテクチャを提唱

報道関係者各位                      2006年11月1日
プレスリリース                スマートティプス株式会社

辞書と格納コード体系
辞書と格納コード体系

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        世界初のRFID利用ソフトウエア構想を発表
    スマートティプスがセマンティックRFID(意味照合型タグ)
            アーキテクチャを提唱
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スマートティプス株式会社(所在地:東京都中央区、代表取締役:武田 収)は
2006年11月1日、企業が情報システムにおいてRFIDタグ
(Radio Frequency Identification tag、あるいはICタグ)を利用するための
有効なアーキテクチャ「セマンティックRFID」の構想を明らかにし、
新たなビジネス展開を図ることを公表します。

RFIDタグは、一定の近距離内にあるリーダー/ライターの通信制御によって、
タグに格納されるデータの読み書きや情報処理を行うことができ、その利点を
活かした情報システムに関する研究開発が多方面で推進されようとしています。
目下、流通や販売の現場では、RFIDタグはバーコードの経済性には勝てず、
当初の予想に反して、普及が停滞しているという一面もありますが、
バーコードがもつ識別の機能だけではなく、RFID本来の機能としての
大量データの記憶、加工、通信、情報処理にかかわる付加価値の極めて高い
機能を包含しており、製品管理、流通、メンテナンス等の分野における
情報インフラの拡充という観点から、その将来性がますます高まりつつあります。
本セマンティックRFIDアーキテクチャは、固体識別IDを格納するという概念
から一歩踏み出して、固体に関する意味識別辞書IDを格納するという新しい
機能を実現するものであり、RFIDタグを添付した固体情報へのアクセスだけ
ではなく、その固体のファミリー製品、あるいは機能的な相当品や代替品に
関する情報へのアクセスをも可能とし、さらには、固体同士の意味的な
機能照合をも可能とするなど、RFIDタグの情報基盤を拡充し、活用範囲を
飛躍的に拡大することを目指しています。

<「セマンティックRFID」構想とは>
現在、日本市場においてもRFIDタグの普及が加速しようとしておりますが、
より確実で、より詳細で、かつリアルタイムな商品情報の把握や製造管理を
実現するためには、RFIDタグの固体識別IDによってホストコンピューターや
基幹システムサーバー上の情報にアクセスするという従来技術だけでは
不十分です。
例えば、RFIDタグによるプラント・メンテナンスでは、交換機材の調達時の
「リアルタイムの商品情報(交換機材)の把握」には、その交換機材の設置や
耐用年数の情報だけではなく、新しい機材の発注に必要な付帯的情報、
すなわち「交換機材が同メーカーでまだ発売されているか?」、「新製品が
新しい型番で発売されていないか?」、「他メーカー品で代替できるのか?」
などに関する付帯的情報が必要となります。
しかしながら、現在のRFIDシステムでは、基幹システムサーバーにこれら
すべての情報が記憶されていても、末端のリーダーでこれらの個々の情報を
取り出すためには複雑な専用アプリケーション・ソフトが必要であり、取り
出したい情報ごとにプログラミングが必要となります。
本アーキテクチャ「セマンティックRFID」では、固体群の分類や属性を体系化
かつ標準化した辞書に基づいて、固体の辞書内の分類情報や属性情報をコード
化してRFIDタグに格納しているため、末端のリーダーからその固体に付随した
様々な商品および情報検索が可能となります。
また、このアーキテクチャ「セマンティックRFID」により、異なる規格
(EPCglobalやユビキタスID等)、バーコードシステム、あるいは異なるRFID
プラットフォームに分散して記録されている固体識別IDを紐解いて、それを
連接して、企業内外情報を統合化することも可能となります。
すなわち、「セマンティックRFID」を用いることにより、RFIDタグの異なった
規格の固体識別IDやバーコードの固体識別IDを辞書内のひとつの属性として
規準化されているため、企業内外の情報に対して辞書の属性に基づいた
アクセスが可能となり、従来のRFIDアーキテクチャと比較して、応用範囲が
飛躍的に拡大するとともに、拡張性によるコストセーブを享受することが
できます。
さらに、RFIDタグの複数読み込みにより、その固体同士の辞書を比較すること
により、例えば、重さ、サイズ、結合部の情報などの仕様を見て、オプション
品の「装着」、「結合」、「搭載」が可能かどうかについて比較検討する
ことも可能となります。

<セマンティックRFIDの基盤技術>
このアーキテクチャの基盤となる「辞書」の概念は、工業製品ライブラリの
国際標準規格「ISO13584(PLIB)」を採用しています。

<セマンティックRFID推進計画>
スマートティプスが現在予定している、「セマンティックRFID」の推進計画の
内容は以下のとおりです。

* セマンティックRFIDアーキテクチャの構築と策定
 顧問として白川 功教授(兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科長、
 大阪大学名誉教授・元工学研究科長・工学部長)を迎え、企業システムの
 設計・開発・実装・運用のための標準アーキテクチャの検討と策定を行い
 ます。

* セマンティックRFIDアーキテクチャを用いた製品の共同開発
 RFIDシステムの開発企業・ビジネス展開企業とのパートナリングにより、
 製品化を行う予定です。パートナリングにあたり、元日本オラクル株式会社
 執行役員 丹下 博詞を常務取締役に迎え、この実行にあたる予定です。

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■スマートティプス社 概要
http://www.smarttips.co.jp/
 スマートティプス株式会社は、2001年に設立され、世界の最先端情報技術で
 新規事業創出を目指すベンチャー企業です。

  スマートティプス株式会社
  設 立: 2001年9月
  本 社: 東京都中央区日本橋浜町1-12-4
  資本金: 22,000,000円
  代表者: 代表取締役 武田 収


■報道関係者お問い合わせ
  スマートティプス株式会社
  応用情報技術事業部
  担 当: 阿野 幸裕
  T E L : 03-5833-1013
  F A X : 03-5833-1014
  e-mail: ano@smarttips.co.jp

カテゴリ:
技術・開発
タグ:
技術・テクノロジー

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