私立理工系大学で唯一の「スーパーグローバル大学創成支援」採択決定
~新たな理工系人材育成モデル『SHIBAURAモデル』を世界に発信~
2014.09.29 16:00
芝浦工業大学(東京都江東区/学長 村上雅人)は、文部科学省の平成26年度国際化拠点整備事業費補助金『スーパーグローバル大学等事業 スーパーグローバル大学創成支援(タイプB グローバル化牽引型)』に私立理工系大学で唯一採択され、10年間にわたる支援を受けることが2014年9月26日に決定しました。
これを受け、芝浦工業大学の新たなグローバル化構想「価値共創型教育を特徴とする理工系人材育成モデルの構築と世界の発展への貢献」がスタートします。
独自の教育プログラムや国内・国外の大学や企業とのコンソーシアムでの活動を通して「世界で活躍する理工系人材育成」のためのモデルを構築します。そしてこれを『SHIBAURAモデル』として、理工系を中心とした国内、海外の大学と共有していくことにより、世界をリードする理工系大学をめざしていきます。
【申請区分】
スーパーグローバル大学等事 スーパーグローバル大学創成支援(タイプB グローバル化牽引型)
【構想名称】
値共創型教育を特徴とする理工系人材育成モデルの構築と世界の発展への貢献
~新たな理工系人材育成モデル『SHIBAURAモデル』とは~
(1)教育の質を保証するために、以下のPDCAサイクルを実践
P:教員による学習・教育目標(アウトカムズ)の設定
D:グローバルPBL、海外インターンシップをはじめとした
アクティブラーニングを取り入れた学習の実施
C:学習達成度の客観的評価基準(ルーブリック)と
社会人基礎力試験(PROG)の導入
A:評価結果のフィードバックによる改善
これにより、学生は理工系人材に必要な能力「コミュニケーション能力」「問題発見解決能力」「メタナショナル能力」「技術経営能力」を身につける上での達成度合いを把握でき、さらなる学修意欲が促されます。また教員にとっても教育の質の向上につなげることができます。
このように、学修と教育両面での質保証を伴い、教員・学生が相互の価値を共創していく「価値共創型教育モデル」を構築します。
(2)教育・研究・開発コンソーシアム
理工系を中心とした日本国内の大学、日本型の工学系教育を取り入れている海外の大学、海外の日系企業を中心としたコンソーシアム〔Global Technology Initiative(GTI)〕を構築し、研究連携や産学連携のプロジェクト、アクティブラーニング(海外インターンシップやグローバルPBL)の実施、教職員の相互派遣・交換などを積極的に実施していきます。
このように、学生・教員の価値共創による効果的な学修と、海外の大学、企業との連携による各種プログラムの実施により、世界で活躍する理工系人材を育成するための独自のプログラムを構築します。そしてこれを「SHIBAURAモデル」として、芝浦工業大学内のみならず、国内、海外の大学とも共有していきます。
(3)世界水準の大学制度
芝浦工業大学ではこの数年来、日本政府プロジェクトへの協力、留学生の受入、授業の国際化(外国語化)、海外インターンシップや海外の大学で課題解決型のワークショップを行うグローバルPBL(Project Based Learning)などに代表される海外派遣プログラムの強化などを積極的に実施してきました。
今回の事業では、留学生数を全学生の30%まで拡大し、全学生を在学中に一度は海外留学・研修に派遣するという目標を掲げて、大学のグローバル化をより一層推進します。このほかにも、大学内の各種制度をグローバル化の進む社会に柔軟に対応させ、世界水準の大学をめざしていきます。
また、芝浦工業大学では、今回の採択を機に、世界に誇れる知識・技術を磨き、海外との積極的な交流を通して異文化理解力やコミュニケーション能力の養成に一層努めていき、「世界に学び、世界に貢献するグローバル理工系人材の育成」、ひいては「世界をリードする理工系大学」となるべく、教職員・学生が一丸となって取り組んでいきます。
芝浦工業大学 URL: http://www.shibaura-it.ac.jp/
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