未婚化は所得格差と生活価値観の違いが影響。30代男性の年収差は200万円!
報道関係者各位
プレスリリース 2006年12月15日
株式会社オリコム
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分析グラフ
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オリコムが30代男性の意識調査結果を分析
未婚化は所得格差と生活価値観の違いが影響。年収差は200万円!
http://www.oricom.co.jp/
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株式会社オリコム(本社:東京都港区、社長:中山 久義)R&Dルームが92年より
隔年(06年で8回目)で行っている総合消費者調査SCR(「生活価値観・意識」
での生活者の分類“ライフアクション・クラスター”の独自調査)で、
30代男性について未婚者と既婚者を“年収、こづかい”“生活意識・価値観”
など様々な調査項目において比較して分析したところ、未婚者の個人年収
(平均)は既婚者に比べ約200万円低く(図1)、また、伝統や慣習に影響を受ける
度合いや、コミュニティ意識も未婚者の方が既婚者より著しく低い(図3)、
ということがわかりました。
政府は12月1日に閣議決定した06年版「少子化社会白書」において、少子化の
原因として晩婚化・晩産化とともに「未婚化の進行」をあげており、
70年代には30代男女共に1割程度だった未婚率が、05年では30代前半で
男性47.1%、女性32.0%(05年国勢調査)に高まっているとしています。また、
未婚化の要因としては、結婚や結婚後の生活の資金がないこと、結婚を
しなければならないという社会規範がなくなったことなどをあげています。
今回の分析は未婚化要因とされる上記の経済的不安、意識変化を裏付ける
結果となっています。分析結果の詳細は以下をご覧ください。
【SCR分析結果より:30代未婚男性の特徴】
■年収、こづかい
未婚者の1か月のこづかい(図2)は5.1万円であり、既婚者が3.4万円であるのに
対し2万円弱高いものの、未婚者の平均個人年収は348.8万円で既婚者の
564.5万円より約200万円低い(図1)。
※こづかい、個人年収ともに、選択肢の中央値の平均値を算出したもの
■生活意識・価値観
未婚者の伝統・慣習・コミュニティへの意見(「私は近所づきあいを大切に
している」「『節分』や『ひなまつり』『端午の節句』など日本の行事は
大切にしている」「地元の催しやお祭りに積極的に参加する」)への賛同率は、
既婚者に比べ著しく低い(図3)。未婚者は、結婚についても慣習・制度的に
とらえる傾向が既婚者より弱い可能性がある。
<会社概要>
名称 株式会社オリコム (Oricom Co., Ltd.)
代表者 代表取締役社長 中山 久義
所在地 〒105-7112 東京都港区東新橋1丁目5番2号 汐留シティセンター
創業年月日 1922年(大正11年)4月8日
設立年月 1932年(昭和7年)11月
資本金 1億6千5百万円
売上高 441億円(2005年度)
従業員 301名(2006年7月1日現在)
加入団体 日本広告業協会/日本広告審査機構/日本宣伝クラブ/
東京広告協会/全日本CM放送連盟/公共広告機構/
インターネット広告推進協議会/日本雑誌広告協会/
新聞広告審査協会/日本ABC協会/東京屋外広告協会/
全国鉄道広告振興協会/東日本鉄道東京広告会/
関東交通広告協会/日本広告学会/東京経営者協会 他
URL http://www.oricom.co.jp/
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◇本リリースに関するお問い合わせは、下記までお願いいたします。
株式会社オリコム
経営統括本部 経営企画局 桜井、楳田、小城
TEL:03-6733-2021 e-mail: enquiries@oricom.co.jp
◇SCRに関する詳細のお問い合わせ、および読者の方のお問い合わせ先は、
下記までお願いいたします。
IMC本部リソース開発グループR&Dルーム 国生、水戸部
TEL:03-6733-2210 e-mail: research_development@oricom.co.jp
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<参考資料1>
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総合消費者調査SCR
株式会社オリコムR&Dルームが92年より開始した独自調査(06年で8回目)
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■SCRのご紹介
SCRは、マーケティング・コミュニケーションを戦略的にプランニング
するために、株式会社オリコムが開発した独自の消費者調査です(隔年実施、
06年が8回目)。
02年より調査地域を全国に拡大し、06年は全国の基幹7地区で郵送調査による
3,057サンプルの回収を得ています。調査内容は「生活意識・価値観」「製品・
サービス利用状況」「媒体接触状況・情報源」の3つの柱で構成されています。
オリコムでは、クロス集計システムのウェブ版 SCR for Webを開発し、支社を
含めた全部門およびグループ会社各社でオンデマンドに利用できる体制を整え、
多変量解析による分析を専門チームで対応しています。マーケティング・
コミュニケーションに関する様々な仮説や疑問の検証を行うための消費者
データベースとしてSCRを活用しています。
■SCR2006の調査概要
調査対象 16~69歳の男女個人
調査地域 全国基幹7地区
1.札幌市 2.仙台市 3.東京地区(さいたま市、千葉市、
東京都区部、横浜市、川崎市) 4.名古屋市
5.大阪地区(京都市、大阪市、神戸市) 6.広島市 7.福岡市
標本抽出 パネルより母集団構成比に合わせて抽出
(日本リサーチセンター・NOSデータベース)
調査方法 郵送調査
調査期間 2006年6月2日(金)~6月23日(金)
回収状況 郵送調査:郵送設定数5511、郵送回収数3,035(郵送回収率55.1%)
一部訪問留置法にて補充:補充数22、全有効回収数3,057
集計方法 地域×性・年齢の母集団構成比に合わせてウェイト集計
調査主体 株式会社オリコム
<参考資料2>
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価値観・生活意識をベースに生活者を5つのグループに分類
SCRの“ライフアクション・クラスター”
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オリコムのSCRでは、デモグラフィック(性別や年齢)だけではなく、サイコ
グラフィック(価値観やライフスタイル)による分析を重視しており、
06年調査では「生活意識・価値観」によって生活者を5グループに分類
しています。その総称が「ライフアクション・クラスター」です。
「ライフアクション・クラスター」は、SCRの調査項目の中から、「生活意識・
価値観」の質問に対する回答を因子分析にかけ、抽出された6つの因子をもとに
行ったクラスター分析の結果によって作成しました。
性別や年代ではなく、価値観・生活意識でセグメントすることで、“今”を
生きる人々の姿を“直感的に”捉えることができます。下記に、分析の結果
得られた、5つのクラスターの特徴を抜粋してご紹介いたします。
※イラストの性別はクラスターの特徴をあらわすために仮に設定したものです。
各クラスターは共に男女を含みます。
■ポップスター 構成比:21.2%
『ワタシがトレンド!ワタシがキャラ!ワタシを見て!それがポップスター。』
<特徴>
自分で自分をデコレーションするのが大好き。
理想はセレブやカリスマモデル。
バッグやお財布は有名ブランド。“有名”であることが大事。
“ケータイがないと生きていけない”。メールも、ブログも、
オークションも、とにかく携帯電話を使いこなす。
■リコメンダー 構成比:16.5%
『知りたい、言いたい、教えたい。こだわりの伝道師、それがリコメンダー。』
<特徴>
こだわりの趣味やコレクションなど、自分独特の世界を持つ。
いわゆる“凝り性”。自分のウンチクを「さりげなく」おすすめしたい。
自分の趣味や意見をホームページやブログで公開。興味のある分野は
徹底的に掘り下げないと気がすまない。
■ピースフル 構成比:22.8%
『生活をワタシの色で染め上げたい。
良き家庭人であることがワタシの幸せ、それがピースフル。』
<特徴>
“毎日の生活を、できるだけ快適に”。そのためのアイテムにはこだわりを
見せる。ベランダでハーブを栽培したり、家庭菜園を作ったりと、
ナチュラルなライフスタイルに憧れる。
オーガニックコットンなどの、着心地、肌触りのよいシンプルな
ファッションがお気に入り。
■コンセプトフォロワー 構成比:19.8%
『ネット社会の申し子。
変わっていく世の中を楽しむ、それがコンセプトフォロワー。』
<特徴>
何か気になったら、いつでもどこでもまず“検索”。モノゴトの裏取りを
しないと気が済まない。
機能性だけじゃなく、デザインだけじゃなく、コンセプトを感じさせる
スマートなものが好き。
情報誌や口コミサイト、ブログなど、誰かの意見・評価を収集し、それを
もとに意思決定する、アウトソー“シンキング”。
■レジスタンス 構成比:19.7%
『“不器用ですから”。
わが道を行く、それがレジスタンス。』
<特徴>
自分の判断や評価が行動の基準。時代の変化にも、世間の流行にも
流されたくない。“浪花節”“ロマン”が好き。
ファッションや流行には無頓着。着飾るのは気恥ずかしい。
パチンコや競馬、宝くじなど、“一攫千金”にひかれる。
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本データはご自由にお使いください。ご使用いただける場合は、
「株式会社オリコム SCR2006調べ」あるいは
「株式会社オリコム SCR2006調べ(www.oricom.co.jp)」と
ご記入いただけるようにお願いいたします。
その他、詳細データ等が必要な際は以下までご連絡ください。
また、各ライフアクション・クラスターの詳しい特徴を記した
SCRパンフレットをご用意しております。ご希望があれば送付させて
いただきますので、お手数ですが下記までご連絡をお願いします。
株式会社オリコム
IMC本部リソース開発グループR&Dルーム 国生、水戸部
TEL:03-6733-2210 e-mail: research_development@oricom.co.jp
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