エンジン性能計測ECUの共同開発 ~AZAPA×戸田レーシング~
自動車のパワートレーン分野において、モデルベースド・テクノロジーを基盤とした研究ソリューションおよび新たな機能システムをクルマの共創ソリューションとして提供するAZAPA株式会社(名古屋市中区、近藤 康弘社長)と、レース用エンジンや自動車部品を製造する株式会社戸田レーシング(岡山県倉敷市、戸田 幸男社長)は、エンジン性能計測ECU(※1)の共同開発に向けて協業することになりました。両社は次世代のエンジンベースによる新たなステージを構築し、自動車産業におけるイノベーションとソリューションを提供して参ります。
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ECU・SoC
この協業により、AZAPAはエンジン高効率化および新制御理論の開発、代替エンジンの最適制御を進めて参ります。将来的には自動車メーカーへエンジンを中心としたモデルベース開発、計測、制御の提案が可能になるだけでなく、エンジンの再利用による新たなビジネス構築も視野に、エンジンを制御できる技術を確立していけると考えております。このECUは、直噴の単気筒エンジンから4気筒エンジンまでを対象として開発し、さらに代替エネルギー・バイオ燃料向けディーゼルエンジンにも利用する方針です。ECUに使うSoC(※2)は、ARM Cortex-A9を搭載したXilinx社Zynq-7000 All Programmable SoCを採用しました(画像参照)。
一方、戸田レーシングの開発用単気筒エンジンには40年以上にわたるレース活動で培ったエンジン開発及び部品開発のノウハウが反映されています。お客様の高いご要求とさらなる内燃焼関の進化に応えるために開発エンジン用の制御、計測システムの強化を図ります。
(※1) ECU:エンジンコントロールユニット(Engine Control Unit)
エンジンの運転における制御を電子制御された補助装置を用いて行う際に、それらを総合的に制御するマイクロコントローラ。
(※2) SoC:System-on-a-chipの略
1つの半導体チップ上に必要とされる一連の機能(システム)を集積する集積回路の設計手法。
■Xilinx(ザイリンクス)
ザイリンクスは、All Programmable FPGAおよびSoC、3D ICの世界的なリーディングプロバイダー。業界をリードするこれらデバイスを次世代設計環境およびIPとともに提供することで、プログラマブルロジックからプログラマブルシステムインテグレーションまで、幅広いユーザーニーズに応える。詳しい情報は、ウェブサイト japan.xilinx.com で公開している。
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