コスプレ・青色LED・音楽イベントも!山奥の美術館の活動報告
~過疎化集落に存在する「世界最大の油彩画」の美術館~
「世界最大の油彩画」で知られる太陽の森 ディマシオ美術館(北海道新冠郡新冠町)は、2014年12月29日より、2015年3月31日までの冬季休館期間に入りました。2015年の営業開始に先駆け、2014年度の活動報告を行います。
http://www.dimaccio-museum.jp/
-
世界最大の油彩画
■前年比で来館者倍増!山奥の美術館の特色ある試み
太陽の森 ディマシオ美術館は、2014年を大きな転換期ととらえ、プロモーションに大きく力を入れてまいりました。
特色あるイベント、企画を年間を通して開催し、立地の悪さを逆手にとった意外性のある内容でメディアにも多く露出いたしました。
積極的なプロモーションが実を結び、2014年の来場者数は前年比で倍増。多くの方に美術館と、ジェラール・ディマシオのこと、また新冠町のことを知っていただくことに成功しました。
<山奥のコスプレイベントに参加者ゼロの危機!?>
10月18日に開催された「コスプレイベント Cherry a GO!」では、新千歳空港から車で1時間以上を要する立地の悪さが影響か、開催4日前に参加者が0人という不測の事態に開催が危ぶまれていました。
そこに投じられた「田舎の美術館で開催されるコスプレイベントに人が来ない、まだ0人!助けて!」(※)というTwitterでのつぶやき。つぶやいたのはニコニコ動画で活躍し、インターネット上で有名な「ヲタケン」氏でした。
このつぶやきが話題となり、全国からのアクセスが急増。過去最高のアクセス数に。当日は無事に参加者が集まり、イベントが開催されました。
※原文を省略・編集して記載しています。
<旬をつかんだ青色LEDの特別展示>
ディマシオ美術館の一番の目玉展示である世界最大の油彩画が、5機のLED照明によってより立体的・神秘的に映しだされる特別展示を12月に開催いたしました。
「青色LED」を使用し、原色から淡色までを自在に投射することで、展示タイトルの『宇宙の謎 神秘の美しさ 光の不思議に迫る』名にふさわしい幻想的な雰囲気を表現しました。
<多数のアーティストが登場!ジャンルも様々な音楽イベント>
7月から11月にかけて、6組のアーティストによるコンサートイベントを開催いたしました。
北海道で活躍する方から、地球の反対側、南米ペルー出身の方までジャンルも国籍も様々なアーティストにご出演いただきました。
■2014年の活動報告 概略
4月 :リニューアルオープン
11月末までの無休開館が決定
5・6月:ゴールデンウィークの来館者数前年同月比倍増
地産地消のステンドグラスカフェ&レストランOPEN
7月 :NHK取材、テレビ放映など。
来館者数前年同月比倍増以上
8月 :ペルー民謡などのコンサートを実施
来館者数前年同月比倍増以上
9月 :来館者数前年同月比倍増以上
10月 :日高地方で初めてのコスプレイベントを開催
フードフェスティバルを開催
来館者数前年同月比倍増以上
11月 :来館者数前年同月比倍増
12月 :LED照明による新たな試み「世界最大の油彩画 × LED照明」の展示
『宇宙の謎 神秘の美しさ 光の不思議に迫る』を開催
来館者数前年同月比倍増以上
■冬季休館期間中の特別イベント
1月:イタリアンランチ会・料理教室
2月:スケートリンク制作
(地域に解放し、冬の運動会を開催する予定です)
■ジェラール・ディマシオと「世界最大の油彩画」について
<ジェラール・ディマシオとは>
1938年アルジェリア生まれ。国籍はフランス。現在、ベルギーに在住。
「自分が描き出したいのは、未来における過去のイメージ。たとえば1万年後の未来を、2万年後の人間になったつもりで追想した世界。その中で、明るい希望と暗い予感の両方を探ってみたい」ディマシオは自身の作風をこのように表現しています。
油彩とは思えぬほど細密に描かれた人間や建物、内面的かつ極めて写実的な未知の世界を描いた大型の絵画は美術界に衝撃を与え、1988年に日本で初めて公開された時には、日本に多くの熱狂的ファンを生み出しました。また、88年から93年にかけて全国を巡回した展覧会では計65万人を動員しました。
<ディマシオ美術館「世界最大の油彩画」>
たて9メートル × よこ27メートルの巨大油彩画は94年から97年までの3年間で制作されたディマシオの集大成。一人の画家がキャンバスに描いた作品としては世界最大といわれています。その特殊な展示方法も大きな特徴であり、2013年7月には奥行き3.5メートルの鏡張りを大油彩画を取り囲むように天地左右に施し、無限の世界を表現しています。また、絵を見るだけではなく、鏡の中のアート空間に実際に入ることができ、ディマシオの描き出す未来の世界をより近くに体感していただけます。
■『太陽の森 ディマシオ美術館』について ※2015年3月31日まで冬季休館
所在地 : 北海道新冠郡新冠町字太陽204-5
TEL : 0146-45-3312
FAX : 0146-45-3313
URL : http://www.dimaccio-museum.jp
Facebook: https://www.facebook.com/dimaccio.museum
記事掲載数No.1!「@Press(アットプレス)」は2001年に開設されたプレスリリース配信サービスです。専任スタッフのサポート&充実したSNS拡散機能により、効果的な情報発信をサポートします。(運営:ソーシャルワイヤー株式会社)