国産初、地震の振動を捉えるインフラサウンドセンサー ADX II -INF01/02を2015年2月末に発売
2015.02.16 15:30
株式会社サヤ(所在地:千葉県船橋市、代表取締役:横田 昭寛)は、国産初のインフラサウンドセンサーを2015年2月末に発売します。インフラサウンドとは20Hz以下およそ0.001Hzまでの低周波音のことで、遠方まで減衰せず到達する性質があるため、津波、土砂崩れ、火山、低周波騒音、隕石突入、地震、竜巻など様々な現象を捉えるのに役立ちます。
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ADX II -INF01
製品詳細: http://www.saya-net.com/products/INF01.html
http://www.saya-net.com/products/INF02.html
インフラサウンドセンサーは、核実験の監視目的にアメリカで実用化されCTBT(包括的核実験禁止条約)に利用されてきました。今回の製品化は、国産初となります。製品は主に周波数帯域により、以下の2種類ラインナップされます。いずれもEthernet接続で簡単にPCに接続でき、ロガーアプリケーションも付属しています。Ethernetから見るとソフトとしては当社MultifunctionIO(計測制御製品)と互換性が維持され開発環境が整っています。
■開発経緯
当社はインフラサウンドセンサー初の国産化を実現できないかと、長年研究を続けてきました。また当社はインフラサウンドの応用分野は防災、減災(津波や土砂崩れ)に最適であると考えてきたため、東日本大震災の惨事は本製品の開発を早めるきっかけとなりました。インフラサウンドセンサーとしては国内初ですが、本製品はネットワーク接続機能や、様々なセンサーの統合など、新たな試みにも挑戦し、使い勝手を向上させています。
■製品概要
<ADX II -INF01>
周波数 :6.25~0.001Hz
速度 :3.75Pa/sec
測定レンジ:±375Pa
分解能 :0.18mPa
サイズ :W218×D90.4×H53.7mm
通信方式 :Ethernet/Wi-Fi/アナログの3系統出力
その他機能:加速度/騒音/気圧/温度センサー 一体型
<ADX II -INF02>
周波数 :1,000~0.1Hz
速度 :200Pa/sec
測定レンジ:±20Pa
分解能 :0.61mPa
サイズ :W301.8×D247.2×H220.6mm
通信方式 :Ethernet/Wi-Fi/アナログの3系統出力
その他機能:急速充電器およびバッテリ内蔵
両機種とも、高い速度応答性能や、直線位相特性によって、従来のインフラサウンドセンサーと比較して優れた波形再現能力を有します。付属のロガーソフトウェアを使えば、すぐにWEB上にデータを送れるほか、簡単なWEBアプリも付属しています。
ADX II -INF01は株式会社レソナアレスの津波センサーのコアに使用されたもので、大変低い周波数まで観測でき、加速度、騒音、気圧、温度の各センサーを内蔵・一体化しています。またWi-Fiやアナログでの接続も可能です。
ADX II -INF02は、小型でバッテリも内蔵しておりポータブルでの使用に適しています。ADX II -INF02は特注でアナログ出力モデルも用意しており、この場合-110℃、0.001気圧での使用にも耐えられます。
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