訓練機能付下肢筋力測定器『ロコモスキャン』を強化、新発売 1.ロコモスキャン用アシストフレーム新発売 2.全国3,600名の筋力値データ搭載
医療・福祉・健康分野の機器、材料を開発・製造・販売するアルケア株式会社(本社:東京都墨田区、代表取締役社長:鈴木 輝重、以下 アルケア)は、下肢の運動機能を定量的に評価する訓練機能付下肢筋力測定器『ロコモスキャン』において、簡単・スピーディに測定するための補助装置として、『ロコモスキャン用アシストフレーム』を新発売いたします。また、『ロコモスキャン』にも、国内にて独自に取得した全国約3,600名分の筋力値データ(体重比)を新たに搭載いたしました。(いずれも2015年3月9日発売)
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■下肢筋力測定で健康寿命の延伸をサポート
国民の4人に1人が65歳以上である高齢化社会を迎えた日本では、平均寿命と健康寿命の大きな乖離が問題となっています。健康寿命とは、健康上の問題がない状態で日常生活を送れる期間(※1)のことで、日本の平均寿命が男女共に80歳を超えているのに対し、健康寿命は男性71.19歳、女性74.21歳となっています。この平均寿命と健康寿命の差は、日常生活に何らかの支障をきたし、支援や介護が必要となる期間となり、平均でも男性9.02年、女性では12.40年もあります(※2)。
国民の健康づくりや医療経済的な観点から、健康寿命を延ばし、この差の期間を縮めることが課題となっています。アルケアでは、身体の移動機能(歩行・バランスなど)に関わる下肢筋力を定量評価することに着目し、介護リスクが高まる前の早い段階から、運動機能の維持・向上を目指すことで健康寿命の延伸をサポートできると考えています。
(※1) ロコモチャレンジ!ホームページより
(※2) 厚生労働省「厚生科学審議会地域保健健康増進栄養部会」より
<ロコモスキャンをロコモスキャン用アシストフレームに取付けた状態>
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<下肢筋力測定イメージ>
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■下肢筋力の数値化をより簡単・スピーディに
ロコモスキャン用アシストフレームにより、準備や片付け時間が短縮され、使用者の手間を削減します。測定対象者をお待たせすることなく、短時間での測定が可能となりました。また、測定台へのベルト設置が不要となり、対象者のいる場所に持ち運び測定することができます。
ロコモスキャン用アシストフレームは、忙しい医療現場や集団で行う地域の介護予防教室など、幅広いシーンでの筋力測定を容易にし、手軽にできる運動機能の定量評価をご提供いたします。
<ロコモスキャン用アシストフレーム併用の有無による工程時間の比較>
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■国内の下肢筋力測定データ取得でロコモスキャンによる測定意義高まる
アルケアでは、身体の移動機能(歩行・バランスなど)に関わる下肢筋力を定量評価できる「ロコモスキャン」での測定意義を高めるため、2013年の発売以来、国内16都道府県で約3,600名の筋力値データ(体重比)を独自に取得しました(※3、4)。
取得データの年代・性別の平均値を自身の測定結果と照らし合わせることで、現状をわかりやすく把握し、運動機能の維持・向上を目指すリハビリや日々の運動に対するモチベーションに繋がる指標の一つとして活用が期待されます。また、国内での下肢筋力測定によるデータ取得は継続しており、今後もデータを更新し、ご提供する予定です。
(※3) ロコモスキャン(アシストフレーム併用)。2013年9月~2014年10月取得
(※4) 体重比とは、計測した筋力値を体重で除した値。身体の大きさに関わらず、相対的に下肢筋力を把握するための指標
<20~89歳における筋力値データ(体重比)>
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■幅広い活用シーンを期待
市町村において、第6期介護保険事業計画が平成27年度から始まります。それに伴い、市町村は総合事業を推進する上で、市町村が中心となり、地域の実情に応じて住民等や他団体が参画し、各自治体が独自で考え多様なサービスの充実をはかることが求められています(※5)。日本における要支援・要介護の原因の第一位は「運動器の障害」であり、ロコモティブシンドローム予防の重要性が注目されています(※1)。そのため総合事業の介護予防において、運動器の維持・向上のための評価の一つとして、「ロコモスキャン」の活用が期待されます。
また、運動機能の低下は突然起こることではなく、筋量は20歳をピークにその後は年約1%ずつ減少すると言われており(※6)、本人の自覚なく進行していることもあります。そのため高齢者はもちろん、経済社会を支える生産年齢のうちから自身の健康管理意識を持つことが必要です。最近では企業において、従業員の健康状態が企業の業績に影響を与えると言われており、「企業の健康投資」という考え方が注目されてきています(※7)。
今後は、医療現場だけでなく、地域の介護予防教室、企業や健康保険組合等で、幅広い活用が期待されます。
(※5) 厚生労働省老健局振興課 介護予防・日常生活支援総合事業ガイドライン案より
(※6) 安部 孝、福永 哲夫(1995年) 日本人の体脂肪と筋肉分布 杏林書院
(※7) 経済産業省ヘルスケア産業課 企業の「健康投資」ガイドブックより
<健康イベントなど屋外での測定も実施可能>
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■ロコモスキャンの仕様
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製品分類 :一般医療機器(クラスI)、特定保守管理医療機器該当
一般的名称 :測定機能付自力運動訓練装置
販売名 :ロコモスキャン(呼称:ろこも すきゃん)
主目的 :下肢の筋力測定および筋力訓練
医療機器届出番号:13B1X00207000055
製造販売業者 :アルケア株式会社
東京都墨田区錦糸1-2-1 アルカセントラル19階
※詳しくは、医療機器である本製品の添付文書をご覧ください。
販売店 :全国の医療機器取扱商社
販売開始日:2013年1月17日(機能追加版は2015年3月9日)
価格 :メーカー希望小売価格 ¥800,000(税別)
■ロコモスキャン用アシストフレームの仕様
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医療機器のクラス分類:非該当
本体重量 :約3.8kg
販売店 :全国の医療機器取扱商社
販売開始日:2015年3月9日
価格 :メーカー希望小売価格 ¥100,000(税別)
■会社概要
社名 : アルケア株式会社
代表者 : 代表取締役社長 鈴木 輝重
本社所在地: 〒130-0013 東京都墨田区錦糸1-2-1 アルカセントラル19階
URL : http://www.alcare.co.jp
創業 : 1955年7月
設立 : 1973年5月
資本金 : 9,000万円(2014年6月末現在)
売上高 : 130億円(2014年6月末現在)
従業員数 : 500名(2014年6月末現在)
事業内容 : 医療機器・医療用消耗材料の研究開発、製造、販売業
事業所 : 本社、医工学研究所(以上、東京都墨田区)
千葉工場(千葉県千葉市)、物流センター(東京都江戸川区)
営業所(札幌市、仙台市、さいたま市、東京都、横浜市、
名古屋市、吹田市、広島市、福岡市)
関連会社 : 株式会社ザイタック(東京、大阪)
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