『弘前さくらまつり』 2015年4月23日~5月6日開催 桜と天守・下乗橋の風景は今年でしばらく見納め! ~2,600本以上の桜が咲き誇る!お濠の水面には“桜のじゅうたん”~
弘前市では、『弘前さくらまつり』を2015年4月23日から5月6日まで開催します。
『弘前さくらまつり』は毎年200万人以上の観光客で賑わう弘前最大のまつりで、園内では、ソメイヨシノをはじめ、約50種類、2,600本以上の桜が咲き誇ります。
今年の『弘前さくらまつり』終了後には、弘前城本丸石垣修理工事で天守が曳屋されるため、天守と桜と下乗橋の風景は、今年の『弘前さくらまつり』で見逃すと、しばらくご覧いただけません。
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弘前さくらまつりポスター
『弘前さくらまつり』 http://www.hirosakipark.jp/sakura/
【弘前さくらまつり 今年の見どころ】
<弘前城本丸石垣修理と内濠開放>
弘前城は現在石垣修理工事が実施されており、今夏には天守の曳屋が予定されているため、本丸の内濠が埋め立てられており、内濠の水面に映る天守と桜の風景を見ることができません。
そこで石垣修理により埋め立てられた内濠を、今回の『弘前さくらまつり』期間中に限り、特別に開放します。
通常は水が張られているため立ち入ることができず、今後は工事のため入ることができない内濠エリアを開放します。埋め立てられた内濠から見る風景は、今年見逃すと、二度と見ることができません。
<桜のじゅうたん>
満開を迎えたのち、桜が散り始めたお濠では、昨年インターネット上で話題になった花筏(はないかだ)が楽しめます。
大量の花びらが水面を覆いつくしてしまうため、桜のじゅうたんとも呼ばれています。
<桜のトンネル>
西濠では、桜がトンネルのように頭上を覆い、水面に映った満開の桜がライトアップされ、どちらも幻想的な美しさで見る者を魅了します。
<日本最古のソメイヨシノ>
公園の東内門から入ってすぐの場所には「日本最古のソメイヨシノ」があります。
樹齢推定130年以上とされ、明治15年(1882年)に弘前城に最初に植えられた1,000本のソメイヨシノのうちの1本だと言われています。桜は現在も健在で、夜には特別ライトアップも行われ、この桜の前で記念写真を撮る人が途絶えません。
<日本一太いソメイヨシノ>
日本最大幹周のソメイヨシノであり、弘前公園の「緑の相談所」裏に立っています。
推定樹齢100~120年で、主幹幹周5.37m、樹高10mです。日本最古のソメイヨシノと同時期に植栽された可能性がありますが、詳細は不明となっています。
<復活の大シダレ>
平成23年(2011年)に豪雪などで倒木した園内最大のシダレザクラ「二の丸大枝垂れ」。
大正3年(1914年)に植栽された「弘前市古木名木」の一つで、倒木後も接ぎ木や治療に努め、再生に取り組み、平成26年(2014年)にも見事な花を咲かせました。
【弘前さくらまつり】
開催期間 :2015年4月23日(木)~2015年5月6日(水・祝)
開催場所 :弘前公園(青森県弘前市大字下白銀町1)
有料区域 :本丸・北の郭および植物園は有料。
(大人 310円、小人 100円)
本丸・北の郭 7:00~21:00 (4月23日~5月5日)
9:00~17:00 (5月6日)
植物園 9:00~18:00 (4月23日~5月5日)
9:00~17:00 (5月6日)
ライトアップ:夕方から~22時まで
【弘前さくらまつりの歴史】
弘前公園の桜は、正徳5年(1715年)に、弘前藩士が京都から25本の苗木を持ち帰り、城内に植えたのが始まりと伝えられています。
明治になって、荒れ果てた城内を見かねた旧藩士・菊池循衛(きくち たてえ)が、明治15年(1882年)にソメイヨシノ(吉野桜)1,000本を植栽しましたが、一部の士族の迫害を受け、苗木が抜かれたり枝が折られたりしました。
しかし、それも沈静化し、明治34年(1901年)に再び1,000本が植栽されました。
その後も市民の寄付などが続き、それらが一斉に咲きそろう様は見事な風景を形成しました。
弘前市で大正5年(1916年)に始まった夜桜見物は大変な盛況でした。それを受け、大正7年(1918年)からは商工会が「観桜会」としてスタートさせ、昭和36年(1961年)から名称を『弘前さくらまつり』と改め、今日に至っています。
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