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芝浦工業大学、さいたま市と“イノベーション協定”を締結 ~産学官で地域課題の解決と人材育成を~

2015.04.07 09:30

芝浦工業大学(東京都江東区/学長:村上 雅人)は、4月6日、埼玉県さいたま市と“イノベーションに関する連携協定”を締結しました。
この協定は、さいたま市にキャンパスを置く芝浦工業大学の知見・技術を活用した連携を推進することで、本地域からイノベーションを創出し、地域社会課題を解決して、活力ある社会の実現に資することを目的として締結するものです。
今後は、地域の課題を抽出し、さまざまなアプローチから共同研究や産学官連携、人材育成などを行い、実証実験などの協働を通じてイノベーション創出に向け、活動を行っていく方針です。


村上 雅人学長(右)と清水 勇人さいたま市長(左)

■さいたま市との連携項目
1.イノベーションの創出に向けた産学官の共同研究
2.イノベーションの創出に向けた社会実装のための産学官の協働
3.イノベーションの担い手となる人材の育成、活用


1.背景
芝浦工業大学では、2013年に、平成25年度文部科学省「地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)」※に採択され、地域連携によるイノベーション創出と人材育成を推進しています。
さいたま市とは、低炭素型パーソナルモビリティの開発に向けて市内の企業と産学連携活動を行ったり、学生が産学・地域連携PBL(Project Based Learning)の授業の一環でさいたま市内のコミュニティサイクルの新たなポートの実証実験を行うなど、連携を深めてきました。

一方さいたま市も、「2020さいたま希望のまちプラン」の中で重点戦略として「イノベーションする都市 さいたま」を掲げています。両者が生み出すイノベーションにより社会課題を解決し、豊かな社会の実現を目指すため、今回の締結に至りました。


2.今後の展開
今後はさいたま市と対話の機会を多く持ち、取り組むべき課題を定めていきます。その上で芝浦工業大学の技術シーズを組み合わせ、実証実験などを協働していくことで、イノベーションの社会実装の確度と速度を高めていきます。
環境・医療、観光、農業などさまざまなアプローチで課題に取り組んでいくとともに、さいたま市内の企業と学生との交流などによる人材育成事業など多方面での連携を予定しています。


※「地(知)の拠点整備事業」
文部科学省の事業で「Center of Community=COC事業」といわれ、芝浦工業大学は、地域の課題を解決しながら社会に貢献する実践的な人材を育成する『「まちづくり」「ものづくり」を通した人材育成事業』で、平成25年の本事業に採択されています。


芝浦工業大学: http://www.shibaura-it.ac.jp/

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