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観光創造ラボ、浅草にインバウンド観光体験推進施設 「ジャポニカロッジ」をオープン ~東京と地方をつなげる新しいタイプの“日本の”アンテナショップ~

日本のインバウンド観光の活性化に向けた総合的な観光サービスの提供を目指す合同会社観光創造ラボ(代表社員:赤穂 雄磨、所在地:東京都台東区)が、日本の地方部への旅行推進や経済の後押しを目的とした実験的な観光体験推進施設“Japonica Lodge(ジャポニカロッジ)”を東京都台東区の浅草エリアにオープンしましたことをお知らせいたします。ジャポニカロッジでは以下の4つの事業を有機的に結びつけたサービスの提供を行ってまいります。


アウトドア用品ショップ

URL: http://www.japonica-lodge.com/


事業1:日本ブランド専門アウトドア用品販売事業
事業2:日本茶葉の販売ならびにカフェ事業
事業3:茶器を中心とした日本の伝統工芸品販売事業
事業4:日本の地方部の旅行案内事業(旅行手配までできるよう旅行業ライセンス取得を現在計画中)


■4つの事業を組み合わせて、新しい観光的付加価値を製品・産品に付与
ジャポニカロッジの特徴は高品質な日本の製品・産品を「動かせる観光資源」「観光推進の道具」とみなす視点にあります。“4つの事業を組み合わせて新しいサービス”を生み出すことで、都市部から地方部(動かせない観光資源)へ訪日観光客を誘致する「インターフェース」「フィルター」「伝道者の養成器具」としての機能を製品・産品に付帯することを目指しています。


■「インターフェース」としての製品・産品
~日本の自然地域への旅行推進に製品のブランド力を活用(事業1×事業4)~
訪日旅行者にとってはショッピングも観光の一部であり、日本滞在時の消費額の3分の1はショッピングによるものです。これは日本製品のもつブランド力が背景にあります。しかしながら、その消費の現場は東京・大阪・京都といった都市部(この三都市で約6割)に集中しております。日本はその国土の7割近くが森林山岳地帯という自然大国であるにもかかわらず、その自然を擁する地方部での消費はまだ少ないのが現状です。
この事実を踏まえ、「高品質な日本ブランドに限定したアウトドア用品」を日本の美しい自然地域にいざなう「インターフェース」として扱うのが、ジャポニカロッジの発想です。商品の販売が目的ではなく、その先にある自然地域での観光体験の提供を目的としています。日本の自然に興味をおもちのお客様に事業1と事業4のシナジーにより、観光資源(高品質というブランド力)をもって、観光資源(自然地域)にいざなう、消費を都市部で終わらせないモデルの実現を目指しています。

(出典)国土交通省観光庁 訪日外国人の消費動向
http://www.mlit.go.jp/common/001039678.pdf


■「フィルター」としての製品・産品
~受け入れキャパシティが限られている地域にふさわしい旅行者の人選に産品・工芸品を活用(事業2&3×事業4)~
観光庁は地方の定住人口減少1名分の年間消費額について、日帰り観光客なら83名の年間入込で、宿泊客なら26名で、さらにその旅行者が訪日外国人ならわずか10名で補えるという試算をしています。一方で多くの地方部では、マーケティング費用や人材が限られている、受け入れキャパシティやインフラが限られているなどの理由でこういった観光客に訴求できていない、または受け入れられない状況が課題となっています。
ジャポニカロッジはこの状態を逆手にとり、産品・工芸品を通して日本のファンになった「少数であるものの日本文化に敬意をもち且つ消費の旺盛な旅行者」をターゲットにその産地に送客することを目的としています。幸い、それらの産地は日本の原風景をとどめている美しいエリアが多いことから、産地としてのみならず観光地としても機能する可能性を十分に秘めております。観光資源(産品・工芸品)を「フィルター」にして少数の優良顧客を観光資源(産地)にいざなうモデルの実現を目指しています。

(出典)国土交通省観光庁 観光に関する取組について
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/jjkaigou/dai8/siryou1.pdf


■日本の魅力を海外で発信する「伝道者の養成器具」としての製品・産品
~日本文化のファン・伝道者をつくるために伝統文化・慣習の体験施設を用意(事業2×事業3)~
「日本茶を嗜むこと」は日本独自の文化的慣習であると同時に、日本茶自体が健康飲料であることから、年齢、性別、宗教、民族問わず誰にでもお奨めできる優れた体験型コンテンツです。この文化的観光体験を提供するために「伝統工芸品である茶器を用いてご自身でお茶をお淹れいただく本格的な茶房」をロッジ内に設けています。

その体験を通して、お気に召した茶葉や茶器をお買い上げいただければ、旅行者は日本を離れてからも日本茶を嗜むという「文化・習慣」を海外に持ち帰ったことになります。商品のファンではなく、日本文化のファンを創りだすことで、日本を何度も訪れるリピーターの創出、さらには伝道者の創出につなげるのが狙いです。

伝統工芸品の中でも茶器にこだわって販売事業を行うのは、旅行者のご自宅においても違和感なく使用できる特徴を備えた、「現代の生活にもマッチした工芸品」であるためです。また茶葉も京都宇治の高級茶葉「和束茶」を使用しており、日本の伝統文化にふさわしい高品質を担保しています。事業2と事業3のシナジーにより、動かせる観光資源(茶葉・工芸品)を実際に観光体験(日本茶を嗜む行為)の中で試せる機会を提供することで、日本文化の魅力を海外で発信する伝道者を創り出すモデルの実現を目指しています。


■合同会社観光創造ラボとは
合同会社観光創造ラボは、日本をもっと隅々まで楽しんでほしいという「観光推進への想い」とその観光を用いて地方を活性化させたいという「社会的企業の観点」からジャポニカロッジをオープンしました。多くの観光客が訪れる浅草を単なる観光地としてではなく、地方部で生産された各種産品の消費地として、また美しい自然と風景に恵まれた地方部へいざなう送客の基点として捉え、上記の4つの事業を通して地方活性化への貢献を目指しています。

<会社概要>
代表者 :赤穂 雄磨(あかほ ゆうま)
設立  :2015年2月
資本金 :800万円(資本準備金1,000万円)
事業内容:Japonica Lodge(物品販売業、軽飲食業を行う店舗)の運営

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