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平成14年10月28日
IP InfusionがMontaVista Linuxとネットワークプロセッサプラットフォーム上で、
移植と相互運用が可能なIPネットワーキングソフトウエアを発表
米カリフォルニア、サンノゼ発―2002年10月23日―IP InfusionとMontaVista Softwa
re, Inc.(以下、モンタビスタ)は、10月23日~24日、米カリフォルニア州サンノゼ
で開催されたNetwork Processor Conferenceにて、両社の製品を使用してIPの相互運
用性のデモンストレーションを実施しました。このデモンストレーションは、IP Inf
usionのモジュール式で移植可能なZebOS Advanced Routing Suite (ARS)が、MontaVi
sta Linux Professional Editionとネットワークプロセッサプラットフォーム上で動
作するものです。
IP Infusionは、今回のデモで、2個のネットワークプロセッサとリアルタイム性能を
拡張したMonatVista Linux Professional Edition 2.1を使用して、ZebOS ARSコン
トロールプレーンソフトウエアの相互運用性と移植性を披露しました。モンタビスタ
とIP Infusionは、サービスアクセス、エッジデバイス、コアルータおよびスイッチ
メーカに対するネットワークプロセッサプラットフォーム上の通信ソリューションを
提供します。
IP Infusionの社長兼CEO、Nick Keating氏は以下のように述べています。
「通信アプリケーションのベンダにとって、成功の鍵は常にtime-to-marketである。
モジュール式で柔軟性の高いルーティングおよびスイッチング製品を備えたIP Infus
ionは、パートナソリューションと共に、機器メーカやその顧客に対して必要不可欠
なコンポーネントを提供する。今回、モンタビスタソフトウエアを当社のコアのオペ
レーティングシステムパートナの1社として発表できることを嬉しく思う。両社は、
ネットワークプロセッサを用いた製品開発を行う通信機器ベンダを支援していく。」
モンタビスタ、マーケティング担当副社長、Sheila Bakerは以下のように述べていま
す。
「音声とデータの集中により、通信会社は、エンドユーザに対して新しい高度なサー
ビスを手頃な価格で提供することを保証しなければならない。ネットワーク機器メー
カは、IP InfusionのZebOS ARSとMontaVista Linuxの組み合わせを利用して、ますま
す増大する処理能力と帯域の利点を最大限に活用するためのソリューションを構築す
ることができる。同時に、両社のソリューションは、昨今の厳しい経済状況の中、通
信機器メーカに欠かせない費用効果とスケーラビリティも提供する。」
IP Infusionおよびモンタビスタは、両社の技術および製品を紹介するために、来る1
1月12日(火)、新横浜でジョイントセミナを開催します。詳細は、http://www.mont
avista.co.jp/news/semin11.html をご覧ください。
また、Network Processor Conferenceに出展された製品デモは、11月20日(水)~22
日(金)に横浜パシフィコで開催される、Embedded Technology(ET)展のモンタビ
スタブース(A-15)にて展示される予定です。
IP Infusion製品に関するお問い合わせ: イノマイクロ株式会社 テクノロジーサ
ービス部 田中(TEL: 045-476-7507, Email: tanakam@inno.co.jp)
IP Infusionについて
IP Infusion Inc.(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ)は、ネットワーク機器ベ
ンダー向けの高度なネットワーク・ソフトウェア(Routing ProtocolおよびMPLSソフ
トウエア)を開発、機器ベンダーが自社の製品に最先端のネットワーク・プロトコル
を迅速に組み込むためのソフトウエア(製品名:ZebOS™)を提供しています。
1999年に吉川欣也・石黒邦宏の2人の日本人ファウンダーによって設立されまし
た。同社はネットワーク機器ベンダやSIベンダー等がソリューションを市場にタイミ
ング良く効率的な方法で提供できるよう手助けをしており、ソフトウエアはソースコ
ード版とサーバー(バイナリー)版で提供されています。ZebOS™ はFoundry N
etworks, Ericsson, LG,古河電工,富士通アイ・ネットワークシステムズなど40社以
上のお客様に採用されています。同社はNPF(Network Processing Forum)のメンバ
ーであり、IETF標準団体にも積極的に参画しております。製品の詳細については、同
社WEBサイト(www.ipinfusion.com)をご参照ください。
モンタビスタソフトウエアについて
MontaVista Software, Inc.(本社:米国カリフォルニア州サニーベール)は、組込
みシステム用のオープンソースシステムソフトウエアのリーディングプロバイダです
。リアルタイム オペレーティング システムの先駆者ジェームス・レディ(James Re
ady)によって 1999年に設立され、主力製品として、MontaVista™ Linux®
Professional EditionおよびMontaVista™ Linux® Carrier Grade Editio
nを提供しています。MontaVista™ Linux® Professional Editionでは、x8
6/IA-32、PowerPC、StrongARM/XScale、MIPS、SH、ARM等のマイクロプロセッサアー
キテクチャに最適化した、組込みシステム向けのLinuxのソースとバイナリのディス
トリビューションを、クロス開発プラットフォームと共に提供しています。また、Mo
ntaVista™ Linux® Carrier Grade Edition は、テレコムおよびキャリア
グレードのアプリケーションに理想的なLinuxプラットフォームです。MontaVista Li
nuxは、通信インフラからコンスーマ機器までの幅広いアプリケーション分野を対象
として、組込み開発のためのオープンソースソリューションを提供します。さらに、
モンタビスタでは、顧客の特定のニーズに対応するため、Java開発環境、ハイアベイ
ラビリティ技術、GUIツールキット等、豊富なアドオン・パッケージも提供していま
す。モンタビスタソフトウエアジャパン株式会社は、MontaVista Software Inc. の1
00%日本法人として2000年7月に設立され、日本市場に対して組込みLinux、およびそ
れに関わるあらゆるサービスを提供しています。
IP Infusion、ZebOS、およびipinfusionは、IP Infusion, Inc.の商標です。Linux
は Linus Torvalds の登録商標です。MontaVista は MontaVista Software, Inc. の
商標です。その他のすべての名称は、各社の商標、登録商標、またはサービス マー
クです。
【問い合わせ先】
モンタビスタソフトウエアジャパン株式会社
マーケティング部:坪田
TEL: 03-5469-8840 Email: akemi_tsubota@montavista.co.jp
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