「規格外広葉樹」の有効活用で モノづくりと日本の森の未来を見つめなおす展示会を開催 ~『Neo Woods ~根尾の広葉樹活用プロジェクト~』~ <開催報告>
オークヴィレッジ株式会社(本社:岐阜県高山市、代表取締役社長:稲本 正)は、有限会社根尾開発と、株式会社カネモクとともに、6月19日(金)から3日間、東京・青山 スパイラルガーデンにて、『Neo Woods ~根尾の広葉樹活用プロジェクト~』の展示会を開催しました。
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Neo Woods展示会写真
イベント URL
http://oakv.co.jp/news/news/neowoods_spiral_report.html
■根尾の広葉樹活用プロジェクトとは
本展示では、モノづくりと日本の森の「これまでとこれから」をテーマに、森林資源が豊富な岐阜県内を本拠地とする林業・製材業・製造販売業の3社が連携し、良材でありながら市場の規格から外れた木材「規格外広葉樹」を有効に使った循環型モノづくりを行う新しいプロジェクトを発表しました。
■『Neo Woods ~根尾の広葉樹活用プロジェクト~』展示会 報告
▼学生から家族連れまで総勢1,200人以上が来場
人工的空間に“木の視点からみたモノづくり”をコンセプトにした森の映像や木材を製材したあとに行う「桟積(さんづみ)」(風通しがよいように間隔を空けて積み上げた木材の乾燥方法)の展示が新鮮であり、展示期間中は、環境月間ということもあり環境意識の高い方々、林業や木工業を学ぶ学生、素材作りからモノづくりまでを体系化したインスタレーション(展示)に惹かれて来場された方々、そして将来のモノづくりに関心をもつ家族連れの方々など、総勢1,200人以上もの来場者で賑わいました。
▼「規格外広葉樹」が良質な木材となる過程を紹介
本展示会では、林業従事者が森から木を伐採して運搬するシーンの映像と、その木材が製材所で皮が剥かれ、板材に加工されるシーンの映像を、森の中の「木」、あるいは製材される「木」の目線で捉えたカメラアングルでご紹介しました。
会場では、有効活用するために選定された木を伐採した瞬間に木の葉が宙に舞いあがるシーンをイメージしたインスタレーションや、製材後に材種別に「桟積(さんづみ)」されている木材に実際に見たり触れたりすることができ、扱いが難しいとされる「規格外広葉樹」の木が、職人の手を通してむしろ良質な木材となる過程を知ることができる展示構成としました。
▼「規格外広葉樹」を使用した家具やおもちゃ等を展示
また、製材された「規格外広葉樹」の木材や、根尾の森の広葉樹から造った家具、おもちゃ等を展示した本展示会場では、「入ったとたんに木の匂いがした」と来場者が揃って口にされていたのがとても印象的でした。
この規格外広葉樹を使った新たな試作品として展示されたおもちゃに、見て触れてにおいや音を感じて遊ぶことができるようにしました。これにより、来場されたご家族連れの方や子どもたちが木馬や積木をとおして有効活用された「規格外広葉樹」の製品を身近に感じて、適材適所に様々な広葉樹を駆使したモノづくりを再認識していただき、「規格外広葉樹」の存在とその活用の糸口をご理解いただけた「環境月間(6月)」に相応しいイベントとなりました。
『Neo Woods ~根尾の広葉樹活用プロジェクト~』はスタートしたばかりです。
今後の活動にどうぞご期待ください。
■会社概要
商号 : オークヴィレッジ株式会社
所在地 : 〒506-0101 岐阜県高山市清見町牧ヶ洞846
代表者 : 代表取締役社長 稲本 正
創業 : 1974年4月
設立 : 1979年5月29日
事業内容: 木製家具・文具・玩具の製造・販売
木製漆器の製造・販売
木造建築の設計・施工
資本金 : 47,400,000円
URL : http://oakv.co.jp
オークヴィレッジでは“循環型社会を目指したモノづくり”を目指し、岐阜県高山市で、創業当初より国産広葉樹材を用いた木製品の製造・販売を行っています。また、「100年かかって育った木は100年使えるモノに」という理念の下、お椀から建物を手がける木工集団として、国内外で高い評価を得ています。
【お問い合わせ先】
根尾の広葉樹活用プロジェクト連携協定
(事務局:オークヴィレッジ株式会社)
Tel:0577-68-2244(代表)
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