「伝説の洋画家たち 二科100年展」梅原龍三郎「読書」を追加...

「伝説の洋画家たち 二科100年展」梅原龍三郎「読書」を追加展示! いよいよ後期展示開始!

 東京都美術館 企画展示室(東京・上野)にて開催中の「伝説の洋画家たち 二科100年展」(会期:2015年7月18日(土)~9月6日(日))では、一部展示作品の入れ替えを行い、8月11日(火)に後期展示を開始いたしました。

産経新聞 8月11日朝刊掲載 梅原龍三郎《読書》1911年 個人蔵(三菱一号館美術館寄託)
産経新聞 8月11日朝刊掲載 梅原龍三郎《読書》1911年 個人蔵(三菱一号館美術館寄託)

 後期展示の見どころは、新たに追加展示となった洋画家・梅原龍三郎の油彩画「読書」(1911年 第4回展(京都巡回展) 個人蔵 三菱一号館美術館寄託)。華麗な色彩で人気がある梅原は、1908(明治41)年に渡仏し、ルノワールの作品を研究して色彩感覚を磨き、1913(大正2)年に帰国。「読書」はフランス滞在時に制作した作品で、1917(大正6)年の第4回二科展・京都会場で特別陳列されました。柔らかい筆触がルノワールを思わせる作風で、滞欧作の総決算として高く評価された作品です。
 また、水彩画の大家、赤城泰舒の作品も登場。「ギターを弾く少年」は、後に高名なギター指導者となる自身の息子を描いています。その他、村山槐多の第1回展出品作「田端の崖」、石井柏亭の弟、石井鶴三の水彩画「縊死者」も後期より新たに展示されております。

 本展は、日本三大公募展の一つ「二科展」が、今年第100回を迎えることを記念して開催。岸田劉生、佐伯祐三、小出楢重、関根正二、古賀春江、坂本繁二郎、藤田嗣治、松本竣介、東郷青児など、日本美術史に欠かせない伝説の洋画家、彫刻家たちの厳選された二科展出品作品約120点を、時代背景やエピソードを織り交ぜながら紹介しております。二科展の歩みを通して日本近現代美術史を知ることができる必見の展覧会です。


【本展開催情報】
会期  :2015年7月18日(土)~9月6日(日)
会場  :東京都美術館 企画展示室
     〒110-0007 東京都台東区上野公園8-36
開室時間:午前9時30分~午後5時30分(金曜は午後9時まで)
     ※入室は閉室時間の30分前まで
休室日 :月曜日
主催  :東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、
     公益社団法人二科会、産経新聞社、フジテレビジョン
観覧料 :大人1,500円/学生1,200円/高校生800円/65歳以上1,000円
お問合せ:03-5777-8600(ハローダイヤル)

公式ホームページ: http://www.nika100th.com/


【巡回情報】
大阪展:2015年 9月12日(土)~11月 1日(日) 大阪市立美術館
福岡展:2015年11月 7日(土)~12月27日(日) 石橋財団石橋美術館

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