モリンダ ワールドワイド インク 「第12回国際メイラード反応シンポジウム」にて展示発表
ジカルボニル捕捉ジェルの反復使用で、 皮膚AGE蓄積の減少、緩和の可能性に期待
2015.09.03 15:30
モリンダ ワールドワイド インク(本社:米国ユタ州プロボ、社長:ジョン・ワズワース、以下 モリンダ)は、2015年9月1日(火)~4日(金)の第12回国際メイラード反応シンポジウムに出展し、ヒト皮膚のAGE指標となる皮膚自家蛍光と弾力性に及ぼすジカルボニル(※1)捕捉ジェルの効果について発表いたしました。
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TruAgeスキャナー
AGE(終末糖化産物/Advanced Glycation End Products)は、老化を進める原因物質とされ、タンパク質と糖が結合し加熱によって糖化が進むことで生成されます。この研究では、AGE化される前の中間体であるジカルボニルに着目し、ジカルボニル中間体を捕捉する成分が入ったジェルを用いて、皮膚のAGE形成抑制作用を検証いたしました。
<研究概要>
■背景
皮膚コラーゲンはAGEの損傷を受けやすく、AGE蓄積は皮膚の弾力やハリに悪影響を与えます。今回、皮膚コラーゲンを保護するためにジカルボニル捕捉ジェルを用いて、皮膚のAGE形成抑制作用を検証。ジェルはカルノシン(※2)、イリドイド(※3)が含まれたものを使用。カルノシンは試験管試験でジカルボニル捕捉作用が既に証明されており、表皮・真皮に浸透することも報告されています。また、イリドイドには抗糖化作用が生体内試験で証明されています。
■方法
39名の白人女性(年齢49歳-59歳)を対象に、カルノシンとイリドイド含有のジェルを12週間塗布し、TruAgeスキャナー(※4)とキュートメーター(皮膚計測機器)を使用し皮膚の弾力、ハリを測定、抗AGE作用を評価しました。
※1 ジカルボニル:タンパク質と糖が結びついて糖化が進み、AGE化される前の中間体。
※2 カルノシン:β-アラニンとヒスチジンからなるジペプチド(加水分解酵素)。
※3 イリドイド:主に有用植物に含まれる成分のグループの1つであり、植物が他の生物から食べられないように防御する働きがあります。ポリフェノールやカロテン、リコピンなどもその一種ですが、これらの植物栄養素以上に、人間の体を整える働きがあることが研究によりわかってきています。
※4 TruAgeスキャナー:オランダの医師アンドレ・J・シュミット医学博士により開発されたAGE測定器。皮膚、皮下の血管壁に蓄積されるAGEを検出し、その積分データをAGE値・体内年齢として算出します。
<結果>
TruAgeスキャナーによる皮膚AGE蓄積量、キュートメーターによる皮膚の弾力・ハリともに下記の通り抗AGEに有意な結果がみられました。これらの結果から、ジカルボニル捕捉ジェルの反復使用によって、皮膚AGE蓄積の減少、緩和に期待できることが示されました。
詳細は下記PDFからご覧いただけます。
https://www.atpress.ne.jp/releases/72683/att_72683_1.pdf
<ご参考>
■AGE(終末糖化産物)とは
AGEとは終末糖化産物(Advanced Glycation End Products)、すなわち「タンパク質と糖が加熱されてできた物質」のこと。老化を進める原因物質とされています。
■糖化とは
糖化は余分な糖がタンパク質や脂肪と結合する反応で、糖化が進むとAGEが作られます。AGEが体内に溜まると肌のタンパク質であるコラーゲンが破壊され、たるみや黒ずみなどの原因となります。
<モリンダ ワールドワイド インクについて>
モリンダ インク(本社:米国ユタ州プロボ、1996年創業)は、「ノニ(学名:モリンダ・シトリフォリア)」の健康への恵みを世界に初めて紹介した研究主導型企業です。世界中の人々の健康と若々しい人生をサポートすることを使命としています。古代フレンチポリネシアから語り継がれてきた伝統を重んじ、最先端技術を駆使して研究した有用植物を世界中から調達して健康・美容関連製品の開発・製造を行っています。モリンダ ワールドワイド インクは、モリンダ インクの製造する製品の輸出入・販売業務を行っています。詳細は http://morinda.com をご覧ください。
<モリンダ製品に関するお客様お問い合わせ先>
モリンダ ジャパン 合同会社 カスタマーサービス
TEL: 0120-850-441
URL: http://morinda.com
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