<ペットフードに関する意識調査> 愛犬の食事には“安全性”や“ブランド”を重視、 猫の食事は“好き嫌い”を考慮 かわいくて、癒される…人気のペットは、やっぱり「犬」と「猫」
~これから飼いたいペットでは、うさぎがカメを追い越して、5位に浮上!~
2015.10.06 11:00
株式会社プラネット(所在地:東京都港区、代表取締役社長:田上 正勝)は、消費財にまつわるトピックスをお届けする「From プラネット」の第21号として、ペットフードに関する意識調査の結果をご紹介します。
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表1:「あなたのご自宅で現在飼っているペットを教えてください」についての回答
■現在飼っているペットは…「犬」と「猫」が2強
身近な動物と言えばペットですが、最近はペットと泊まれる宿が増えたり、ペットの介護やペット保険など、ペットも人と同様に扱われるようになってきたことでも話題です。今回は、ペットフードについて調査を実施。ペットにかかる食費や、飼ってよかったと思うエピソードなどを聞きました。まずは、現在自宅で何を飼っているかを調査。1位が「犬」14.7%、2位が「猫」13.0%と2トップで、予想を裏切らない結果でした。以下、2位とは6ポイントの差をつけて、「観賞魚」6.9%、「鳥」2.2%、「カメ」1.9%、「うさぎ」1.5%と続きます。愛されるペットとして、「犬」と「猫」は不動の地位にあるようです。
表1:「あなたのご自宅で現在飼っているペットを教えてください」についての回答
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■“癒される”“好きだから”以外に、“拾った”“住み着いた”など偶然の出会いも
次に、前問で答えてもらったペットを、どうして飼うことになったのかを聞きました。「癒されるから」「好きだから」という回答が多いのは当然ながら、犬については「家族が欲しがった」「子どもの教育に良い」など、家族の希望や有益さを理由に挙げている人も目立ちました。一方、猫については、「拾ってきた」「住み着いた」など、偶然の出会いから飼い始めたという回答も見られました。犬と猫の気性の違いが表れているようですね。「鳥」や「うさぎ」については、「賃貸住宅でも飼いやすい」といった、日本の住宅事情もうかがえました。
「前問で選んだペットを飼った理由を教えてください」についての回答
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■犬の好みが細分化している一方、飼い猫は「雑種」が7割以上!
それでは、2大人気ペットの「犬」と「猫」について、もう少し詳しく調べてみましょう。犬または猫を飼っている人に、それぞれどんな種類を飼っているのかを聞きました。
犬では、雑種が17.5%で1位。2位が「ミニチュア・ダックスフント」16.1%、3位「柴犬」11.3%と続き、「チワワ」「トイプードル」が10.5%で同率4位となりました。以下、「ウェルシュ・コーギー・ペンブローク」「シー・ズー」「ヨークシャー・テリア」など、1桁台で多種多様な犬種が見られます。また、上位の人気種には、屋内で飼いやすい小型犬が多いようです。マンションなど、屋内で飼われることが増えてきた住宅事情を反映しているのかもしれません。
表2:「あなたの飼っている犬の種類をお答えください」についての回答
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次に、猫について見てみると、犬と同じく1位は「雑種」。しかもその数値は72.4%と圧倒的で、7割以上が「雑種」を飼っていることがわかりました。以下、2位の「日本猫」は12.0%、3位の「アメリカンショートヘア」は6.7%と一桁で、多様な種類が飼われていた犬とは、大きな違いがありました。飼い始めた理由を聞いた前項目で、猫の場合、「拾ってきた」「住み着いた」など偶発的な理由が見られたことからも、種類などよくわからないまま、いつのまにか飼っていたというケースもありそうですね。
犬については好みが細分化している一方で、猫については、種類にこだわりなく飼っている人が多い、という傾向がうかがえました。
表3:「あなたの飼っている猫の種類をお答えください」についての回答
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■犬は「はな」「さくら」、猫は「たま」…意外にも、和風の名前が人気
犬と猫の気性の違いや、飼う側がそれぞれに求めるものの違いが、少しずつ見えてきましたね。今度は愛犬・愛猫の名前を調べました。それぞれ7位までを見ると、犬では「はな」「さくら」「たろう」など和風の名前が入っているほか、「まろん」「チョコ」「クッキー」のように甘いものに由来した名前が目立ち、癒しの存在であることが、名前からもうかがえます。また昔から、犬と言えば“ポチ”、猫と言えば“タマ”。犬の“ポチ”は上位にいませんでしたが、猫の2位には「たま(タマ)」が入り、昔ながらの名前が健在。さらに、猫の1位「みー」は、表記違いで6位の「ミィ」と合わせると20票となり、鳴き声がそのまま呼び名になっていることが想像されます。犬に比べて猫の名前の付け方は、ちょっぴり“安易”かも……?そんなところも、猫の自由気ままさに似合っている気がしますね。
表4:「あなたの飼っている犬(猫)の名前を教えてください」についての回答
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■95%超の飼い主が、犬・猫の食事に市販のペットフードをあげている
今度は、ペットの食事事情を見てみましょう。犬または猫を飼っている人に、食事は何をあげているかを聞きました。結果は、犬・猫ともに「市販のペットフード」が1位。犬が95.6%、猫が97.3%で、どちらも9割以上という極めて高い数値になりました。一方、「手作りのフード」という回答は、犬は18.4%なのに対し、猫は7.9%にとどまり、その差は2倍以上。猫より犬のほうが、食生活のうえで厚遇されていると言えるのかもしれません。
市販のペットフードは、素材が吟味されていたり、年齢に応じて健康に配慮したものがあったりと、種類も豊富で、栄養バランスも考えられています。手軽さだけでなく、ペットの健康を考えて、市販のペットフードが支持されているようです。
表5:「食事は何をあげていますか」についての回答
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■犬の食事は健康面や安全性を重視、猫は“それぞれの好み”もポイント
今度は、1か月にかける食費がどれくらいかを聞きました(複数いる場合は1頭・1匹あたりの価格)。犬では、「2,001~3,000円」が23.2%でトップ、次いで「2,000円以下」が22.4%、「3,001~4,000円」が17.2%と続きました。猫では「2,000円以下」が32.6%で最も多く、「2,001~3,000円」が23.8%、「3,001~4,000円」が15.2%でした。「2,000円以下」「2,001~3,000円」の数値を合わせ、“3,000円以下”で比較すると、犬は45.6%、猫は56.4%となり、犬にかける食費のほうがやや高い傾向にあるものの、いずれも大半が3,000円以下だとわかります。ペットブームと言われ贅沢な食事をさせているとイメージしがちですが、高いと思うか安いと思うかは人それぞれとして、意外に堅実な食生活であることがうかがえます。
表6:「1か月に愛犬・愛猫にかける食費はどれくらいですか」についての回答
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この傾向は、次に聞いたペットフードを選ぶ基準にも表れています。犬も猫も、最も重視しているのはやはり「価格」。犬では54.6%、猫では59.1%という結果になりました。しかし、2位以下の項目からは、犬と猫の違いが見えてきました。犬では2位が「成分」49.0%、3位が「安全性」42.9%で、愛犬の健康に配慮していることがわかります。また、「ブランド」「原産国」「合成・添加物の有無」の項目が猫よりも高く、愛犬の食事の質へのこだわりがうかがえました。一方、猫のほうが犬よりも目立って高いのが、「タイプ(ドライ・ウェットなど)」51.7%と「味」33.7%です。犬ではそれぞれ42.6%、19.6%で、顕著な差がありました。愛犬には、健康や安全性を重視して飼い主がしっかりとペットフードを選び、猫については、「タイプ」や「味」などそれぞれの“好み”もカギになるようです。味が好みでなかったり、飽きてしまったりすると、猫は見向きもしない……そんな愛猫のわがままに振り回されつつペットフードを選ぶのも、飼い主にとっては楽しみの1つなのかもしれません。
表7:「ペットフードを選ぶ基準はなんですか」についての回答
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■「癒される」「仲直りのきっかけに」など、家族の心を支える愛犬・愛猫たち
犬または猫を飼ってよかったエピソードを聞きました。犬・猫ともに、やはり、「癒される」「和む」との回答が多数。「何かあったとき察知して、そばにいてくれる」「風邪をひいて寝込んでいるとき、猫が枕元まで来て、ずっと見守ってくれていた」など、人の心がわかるかのような“能力”に癒されている人が多いようです。
「規則正しい生活ができる。朝夕の散歩は定期的な運動にもなる」「冬場でも、猫がふとんの中にもぐりこんだため、湯たんぽいらずでぐっすり眠れた」など、ペットが暮らしの一部になっている様子がうかがえる、ほほえましいエピソードも。
「主人が単身赴任で不在だったとき、さみしさをまぎらしてくれた」「家族の笑顔や話題が増えます」との回答どおり、まさにペットは家族の一員。「3.11の強い地震の最中“守らなくちゃ”という気持ちとその後の数か月間の私を支えてくれた」「一緒にいるだけで幸せになれます」。世話をする手間と責任はもちろんありますが、そばにいてくれるだけで支えてくれるペットがかけがえのない存在であることは、間違いないようです。
表8:「ペットを飼っていてよかったエピソードを教えてください」についての回答
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■今後、飼いたいのは…うさぎがカメを追い越し、5位にランクイン!
いかがでしたか。現在ペットを飼っていない人も、ここまで読んで飼ってみたくなったのではないでしょうか。最後に、今後飼いたいペットを見てみましょう。人気はやっぱり「犬」と「猫」。以下、「観賞魚」「鳥」までは、冒頭で紹介した「現在飼っているペット」と変わりませんが、6位だった「うさぎ」が「カメ」を追い越して、5位にランクイン。昔話と反対の結果になったのは、ふわふわの毛並みと手頃なサイズが、“癒し”の存在と飼いやすさを求める今の時代にマッチしているからかもしれませんね。
表9:「今後飼いたいと思うペットを教えてください」についての回答
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※パーセンテージの合計については、四捨五入の関係で100%とならない場合がございます。
【株式会社プラネットとは】
メーカー、卸売業、小売業がサプライチェーンとして連携し、生活者へのサービス向上を目指して進化を続ける日本の消費財流通を、情報インフラとしてサポートしている企業です。
【From プラネットとは】
消費財流通における業務効率化を支えるEDI(電子データ交換)やデータベースサービスを提供する株式会社プラネット(東証JASDAQ上場、証券コード:2391)がご紹介する、旬の消費財にまつわるトピックスです。
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