ITIL対応機能に加え、あらゆる業務に適用可能なサービスデスク向け製品 JIRA Service Desk 3を提供開始 チーム作業の効率化、より良いサービス提供、リスク軽減に貢献
2015.10.08 09:30
米国カリフォルニア州サンフランシスコ発 - Atlassian(以下 アトラシアン、CEO兼共同創業者:Scott Farquhar、Mike Cannon-Brookes)は本日、「JIRA Service Desk」の最新版である「JIRA Service Desk 3」の提供を開始しました。
「JIRA Service Desk」は3種類あるJIRA製品の1つで、共通JIRAプラットフォーム上で動作します。社内のあらゆるチームに対して適切なツールを提供することにより、作業の計画、追跡、整理を支援します。
サービスマネジメントソフトウェア「JIRA Service Desk」の新バージョンは、ITサービスチームとサポートチーム向けに開発されました。ユーザーは使用開始時に、ITILプロセスを必要とするITチーム向け「IT Service Desk」、または、ITILプロセスを必要としないITチームや人事/総務/法務/販売/マーケティング/財務運営など非技術系チーム向けの「Basic Service Desk」を選択できます。
ITインフラストラクチャ・ライブラリの頭文字を取ったITILは、ITサービスをビジネスニーズに合致させることに焦点を合わせたITサービスマネジメントにおけるプラクティスをまとめたものです。
「ITサービスマネジメントソフトウェア新時代の幕開けだと考えています」とアトラシアンのサービスデスクビジネス部門VPゼネラルマネージャーDidier Morettiは述べています。「Facebookを利用するくらい簡単にヘルプをリクエストできないなら、ITチームは導入しないでしょう。セットアップや設定方法についても同様です。導入に6~9か月も必要としたり、変更・アップグレードが一切できず使い勝手の悪いソフトウェアの時代は終わりました」
アトラシアンはITサービスチームの要望に応え「JIRA Service Desk」をITIL対応が可能なものとし、インシデント、問題、チェンジマネジメントを統合した機能を実装しました。課題発生時の可視性を改善し、エージェントが問題の根本原因を識別・修正するのを助け、IT分野全体で簡単にアクションを追跡してリスクとダウンタイムを最小限に抑えます。
「アトラシアンは独特の手法により、ITチームが生産性を向上させ、リスクを最小化し、優れたユーザーエクスペリエンスを提供できるよう支援します」とMorettiは述べています。「導入が難しい、縦割り化された重くて複雑なモデルを持つ従来型のベンダーとは異なり、アトラシアンはユーザーの作業にすぐに適応できる、軽量で柔軟な使いやすいソフトウェアを開発しました。ITチームにその利用価値を分かっていただけます」
例えば、チェンジマネジメントは一般的に企業では手間のかかる面倒な体験です。企業が成長・発展するにつれ、抑制と均衡のシステム、複雑なワークフロー、承認プロセス、古くなった規則などの修正が難しくなることがよくあります。結果として、コンサルティング費用がかさみ、システム維持のためにつぎはぎだらけの修正に陥ることが多いのです。
アトラシアンのすべての製品には柔軟性と適応性があります。「JIRA Service Desk 3」を使えば、ITチームはすぐに稼働を開始でき、必要があれば元に戻せるように作業の追跡と記録を簡単に実行できます。
現在、アトラシアンはソフトウェア開発者にもITチームにも使用される単一プラットフォームをもち、エンドツーエンドワークフローの合理化を支援する唯一のサービスマネジメントソフトウェアプロバイダーです。JIRAを用いて、ITインシデントの取り扱いから、開発者による社内システム保守やチームのバックログ管理まで対応できます。
「JIRA Service Desk」は簡単なセットアップと設定方法で常に顧客に愛されてきましたが、最新バージョンではさらに設定方法を効率化・簡素化し、企業に必要となるあらゆる変更への適応・対応を簡単にしました。
よりシンプルなサービスデスクサービスを求める非技術系チームのために、「JIRA Service Desk 3」では管理者はセットアップ時に「Basic Service Desk」を選べるようになりました。ユーザーにIT向けの画面、データ、ワークフローを表示せず、すぐに便利にお使いいただけます。
「新しいアーキテクチャではアトラシアンとパートナーは非技術系のサービスチームに対して専用のサービスアプリケーションを作ることができます」とMorettiは述べています。「現在のニーズだけでなく会社の将来の成長に対してもJIRA Service Deskはとても魅力的なサービスとなっています。成長すれば会社のサービスマネジメントは成熟する必要があり、社内全体にサービスマネジメントのベストプラクティスを導入することになるからです」
例えば、パートナーは人事サービスデスク用にテンプレートをパッケージでき、従業員異動願いや新入社員オンボーディングワークフローなどの共通リクエストを提供できます。
■「JIRA Service Desk 3」のその他の新機能
・カスタマーとエージェント向けドラッグ&ドロップ添付機能の改善
・チケットに対応する必要があるカスタマーへの通知の簡素化
・ガイド付きオンボーディングによりチームは機能をすぐに学習し、稼働を高速化
・役割やチームに応じたユーザーインターフェイスにより、製品使用の効果と効率を向上
「JIRA Service DeskはITチームの働き方に大変革をもたらしました」と英国エディンバラの旅行予約WebサイトSkyscanner、ビジネスツール班長Michael Hallは述べています。「当社ではITエンジニアを63%増やしただけでチケットの取り扱い量が236%増加しています。より効率良く作業するのに役立っています。私たちの生産性の向上は社員数に換算すると8人相当の節約となっています。」
スウェーデン、ストックホルムのSpotify社ITサポートサービスオーナーRick Waceyは次のように述べています。「一般従業員にはヘルプを求める簡単な方法を提供し、エージェントにはすばやいインシデント解決策を提供することで、すべての従業員に個人レベルにあったサービスを提供することがSpotifyのビジョンです。JIRA Service Deskの採用で、当社のITサポートプラットフォームを変革することができました」
「JIRA Service Desk」は8月に、G2 CrowdのサービスデスクソフトウェアレポートでBMC SoftwareやServiceNowなどのベンダーより上位のリーダーと認められました。G2 Crowdはクラウドソースによるビジネスソフトウェア評価サイトです。240人以上のソフトウェア購入者に対して、どのサービスデスクソフトウェアが最も価値をもたらすか質問を行いました。必要条件を満たすか、管理のしやすさ、ビジネス作業のしやすさ、サポートの質、セットアップのしやすさ、使いやすさ、の6つのカテゴリに分かれています。
■アトラシアンについて
アトラシアンは全てのチームの可能性を引き出します。当社製品は、チームがコラボレーションし、ソフトウェアを開発、彼らの顧客により良いサービスを提供する支援をしています。Citigroup、eBay、コカ・コーラ、Netflix、NASAを含む、大規模から小規模まで50,000以上の組織が、アトラシアンの課題管理、コラボレーション、コミュニケーション、サービス管理、開発製品を用いて、賢く働き、時間通りに高品質の仕事を完了させています。JIRA、Confluence、HipChat、Bitbucketを含む製品の詳細は下記サイトをご覧ください。
http://ja.atlassian.com/