野上記念法政大学能楽研究所 秋の研究集会「古典劇の現代上演」 法政大学市ケ谷キャンパスで10月24日・25日に開催
野上記念法政大学能楽研究所は、2015年10月24日・25日に、日本演劇学会と共催で、秋の研究集会「古典劇の現代上演」を開催します。
演劇の上演の現場においては、多かれ少なかれ「現代」というものが意識されます。近現代の演劇作品の新演出上演はもとより、能や歌舞伎、文楽といった日本の伝統演劇においても、それは何ら変わることがありません。近年の演劇界では、伝統演劇・古典劇の歴史的復元をめざした研究や、その成果に基づく上演(Historically Informed Performance)も盛んに行われるようになっています。伝統演劇・古典劇を、かつての「現代」の上演として相対化させる試みは、演劇の本質とは何かを問いかける試みに他なりません。長年の上演を通じて積み重ねられた演劇の歴史的変化・時代的変遷に、我々はどのような意味を見出すことができるのでしょうか。
本研究集会では、こうした問題意識のもとに、「古典劇」の現代上演が持つ様々な問題について考えます。それがひいては、演劇における「現代」の多様性を炙り出す一つの契機になればと考えています。
【開催概要】
■日時:2015年10月24日(土)、25日(日)
■会場:法政大学市ケ谷キャンパス ボアソナード・タワー26階 スカイホール
(所在地)東京都千代田区富士見2-17-1
■プログラム
<10月24日(土)>
13:00~17:40 シンポジウム
「古典演劇・伝統演劇の復元的上演はどこまで可能か」
司会:宮本 圭造(法政大学)
・「能における復元の意義」竹本 幹夫(早稲田大学)
・「研究者に何ができるの? ― 歌舞伎の復活狂言をめぐって ―」日置 貴之(白百合女子大学)
・「再現・再生・創造 ― シェイクスピアは“復元”し得るか?」井上 優(明治大学)
・「古典オペラの復活蘇演~さまざまなアプローチ、現代と展望~」山田 高誌(熊本大学)
<10月25日(日)>
15:30~17:00 特別講演
「バロック演劇における歌う身体 ― 修辞的なジェスチャー、絵画的な美、感情を彩るメカニズム、古レパートリー蘇演のための失われた伝統、あるいは新しい手法 ―」
ジークリット・トホーフト氏(演出家・振付師)
■参加費:無料
■申し込み:いずれも不要
■その他
ウェブサイト: http://kyoten-nohken.ws.hosei.ac.jp/info/2015/1669/
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