創価大学西浦ゼミ × 立川グランドホテル 『幸せ☆おすそわけプロジェクト』 ~日本の食品ロス削減を通じた途上国の食料支援~
創価大学・西浦ゼミナール(以下、西浦ゼミ)は、国際ホテルグループ・立川グランドホテル(東京)の協力のもと、日本の食品ロス削減と途上国の食料事情改善を達成する画期的なドギーバッグ『おすそわけBOX』を発案・導入し、2015年11月1日より「幸せ☆おすそわけプロジェクト」を開始します。
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おすそわけBOX
■『幸せ☆おすそわけプロジェクト』とは?
ホテルなどの飲食店で、途上国の子ども達が描いた絵を使用したドギーバッグ(※1)である「おすそわけBOX」を使用し、家族には料理を、途上国の子ども達には食料支援に繋がるデザイン料を、「おすそわけ」するプロジェクトです。
(※1 ドギーバッグ:飲食店等で外食する際に食べきれなかった料理を持ち帰るための容器)
■本プランの特徴
このプロジェクトの特徴は、日本の食品ロス(※2)を減らしながら、途上国の食糧事情を改善するという一石二鳥の取り組みである点にあります。途上国の子ども達が描いた絵を用いて製作した『おすそわけBOX(下記)』をホテル等の飲食店で使用し、残った料理を持ち帰ってもらいます。そこで得られた収益から、「おすそわけBOX」一個当たり12円を、途上国のNGO等の協力団体を通じ送金します。12円は、途上国の子ども一人の一日分の給食費用にあたります。
(※2 食品ロス:廃棄される可食分のこと)
■立川グランドホテルが11月から導入
立川グランドホテルでは2009年から既にドギーバッグ(※1)を導入しており、主に立食パーティで利用されております。衛生基準をクリアした料理だけがホテルのスタッフによりバッグに詰められ、顧客に持ち帰っていただいています。導入当初(2009年度)は年間2,000個以上のバッグが利用されていましたが、ドギーバッグの利用のさらなる推進と、顧客満足度を向上させるため、西浦ゼミのプロジェクトに賛同し、『おすそわけBOX』を導入する運びとなりました。
初年度は1,000個の『おすそわけBOX』導入を予定しています。これにより朝食1,000食分と昼食1,000食分の資金が途上国に送られることになります。
■食品ロス削減と途上国貢献の両立について
世界では十分に食事にありつけない子ども達がいる一方で、日本では必要以上の食べ物に溢れ、捨てている現状があります。2013年に日本では約642万トンの食品ロスが発生したとされています。これはWFP(国連世界食糧計画)が行った年間食料援助量を大きく上回る結果となっています。このような問題意識を背景とし、西浦ゼミは「食品ロス削減と途上国貢献の両立」の実現に向け調査を重ねました。
農林水産省の調査によると、食品ロスの中で大きな割合を占めているものが食べ残しであることが分かっており、食べ残し減量の方法の一つとしてドギーバッグに注目しました。そして途上国の諸団体との連携の実現によって、食品ロスの削減だけでなく、途上国への貢献も可能とするドギーバッグ、『おすそわけBOX』を製作しました。
■今後の取り組み予定
今後西浦ゼミは導入店舗の拡大を行いながら、ドギーバッグ普及委員会とともに、周知活動に力を入れていきます。また下記の通り、各種イベントを通じた広報活動にも取り組みます。
立川市で毎年開催され2日間で8万人の来場者が見込まれる「たちかわ楽市」が11月7日(土)~8日(日)に国営昭和記念公園において立川市と西浦ゼミが協働で市民へのもったいない意識の啓発活動を行います。西浦ゼミはパネル展示を通して食品ロスの現状を参加者に知ってもらい、ロス削減の方法の一つとしてドギーバッグの紹介をしていきます。さらに、おすそわけBOXやドギーバッグ普及委員会が作成しているドギーバッグの実物展示を行います。これらの活動を通して、参加者との交流をしていく予定です。
また、2016年の創価大学 大学祭で各店舗へのおすそわけバッグ導入も検討しております。
さらに、長期的に「幸せ☆おすそわけプロジェクト」を継続させるために、全国の学生団体との協力体制を構築してまいります。様々なステークホルダーが関わる食品ロス問題を、学生の視点でとらえながら本プロジェクトを推進して参ります。
○創価大学 西浦ゼミについて
名称 : 西浦昭雄ゼミナール
学生代表: 鬼木 生子
所在地 : 〒192-8577 東京都八王子市丹木町1-236 (創価大学AW813研究室)
TEL : 042-691-9497
FAX : 042-691-6941
URL : http://w0682131.jimdo.com/
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