IPv6に対応したNetFlow/sFlowトラフィック分析装置

報道関係者各位
プレスリリース                      2008年3月17日
                      ファイブ・フロント株式会社
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      IPv6に対応したNetFlow/sFlowトラフィック分析装置    

GenieATM 6000
GenieATM 6000

~ Genie ATM 6000シリーズ、次世代ネットワークのための機能強化を発表 ~
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ファイブ・フロント株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:
流 博昭)は、Genie Network Resource Management Inc.(以下、GenieNRM社)
のトラフィック分析装置(フローコレクタ&アナライザ・アプライアンス)
「GenieATM 6000シリーズ」の機能強化を本日付で発表いたします。

最近のネットワーク運用管理では、NetFlowやsFlowとよばれるフロー情報を
活用することで、より細かいレベルでネットワークの各種状態を計測し、
詳細な動きを把握して「ネットワークの見える化」を実現する手法が
注目されています。
GenieATM 6000シリーズは、フロー情報に基づきネットワーク機器の通信履歴
を詳細に収集、記録、分析するための、「Netflow/sFlowトラフィック分析装置
(フローコレクタ&アナライザ・アプライアンス)」です。

フロー情報を利用したネットワーク監視、トラフィック分析を行うことで、
SNMPによる帯域使用率などのデータだけでなく、ユーザやサーバの行動
(いつ、誰が、誰と、どんなアプリケーションを利用して、どれだけの量の
通信をしたか、など)を詳細に記録することが可能になります。したがって、
例えば、内部統制の観点から証拠保全に有効なツールとして、または、顧客に
対して利用状況を詳細に報告するためのツールとして、企業やサービス・
プロバイダでの利用が広まっています。

また、NetFlowやsFlowから得られる情報をもとにDDoS、ワームなどによる外部
からの攻撃をリアルタイムに検出し、ブラックホール・ルータのような他の
装置と連携して攻撃を無力化する緩和技術(mitigation)にも対応しているので、
セキュリティ強化対策としての導入機会も増えています。
さらに、NetFlowやsFlowの情報だけでなく、BGPを使用してASトラフィックの
把握、ピアリングの最適化も可能なので、サービス・プロバイダやデータ
センターにとっても、安全でコスト効率の高い運用を実現するためのインフラ
の一部としても導入されています。

最新リリース(バージョン5.0)では、お客さまからの要望に応え、次世代
ネットワークにおける、より高度な運用管理を実現するため、以下の新機能が
サポートされました。

【新ソフトウェアバージョン5.0で提供される主要機能】

(1)IPv6サポート
次世代ネットワークの基盤となるIPv6は、すでに商用ネットワーク・サービス
でも導入されており、今後5~6年でさらに普及が加速し、2010年から2011年
ごろがISPサービスのIPv6対応のピークであると予想されています(*1)。
Genie ATM 6000は、NetFlow/sFlowから出力されるフロー情報に含まれる
IPv6アドレスに関する分析を行うことができますので、IPv6ネットワークに
おいてもフローベースの高度な運用管理を実現可能にします。GenieATM 6000
のIPv6サポートにより提供される新しい機能、効果は以下のとおりです。

・ホームネットワーク、隣接ネットワーク、サブネットワークリソースに
 対して、IPv6トラフィックの詳細情報収集が可能
・IPv6ベースの通信監視において、従来のIPv4と同様に異常アプリケーション
 の特定が可能
・対象となるネットワークの詳細分析条件として、IPv4、IPv6、Bothを指定
 することで柔軟な分析が可能
・TopNレポートにおいて、IPv6ベースのIPアドレスをサポート
・プロトコル不正使用、アプリケーション異常の検出において、IPv6アドレス
 の攻撃元や被害者を特定可能
・異常トラフィックの概要および詳細レポートにおいて、IPv6アドレスの送信
 元、宛先を表示
・スナップショット機能において、IPv6の異常トラフィックをIPv4とともに
 表示
・CLIコマンドを使用して、IPv6プレフィックスを表示

(2)その他の機能拡張
その他、バージョン5.0で追加された主な新機能は以下のとおりです。
・システム容量の拡張:64bit LBAサポートにより、内部/外部ストレージに
 おいて大容量のデータ蓄積が可能(従来は2TBまで)、スナップショット時に
 100万フローレコードをキャッシュに保存(従来は60万)。
・セキュリティ脅威に対する緩和策の強化:Cisco Guard, Radware Defense Pro,
 Huawei E8000などのガード装置やブラックホール・ルータとの連携による、
 不正トラフィックの回避、緩和アクションを自動化
・トラフィック・モデリング機能の拡張:Private Network の定義が可能、
 ルールベースとスナップショットのTop-Nランキングにおいて、AS Pathに
 着目した分析が可能。
・トラフィック異常検出機能の拡張:検出の対象として、ワーム感染に加えて
 DDoS攻撃を定義可能。
など

(*1)出典:「IPv6普及・高度化推進協議会」資料

バージョン5.0は、今後出荷されるすべての GenieATM 6000シリーズにプリ
インストールされます。製品に関するさらに詳しい情報は弊社Webサイト
http://www.fivefront.com/products/genie/atm6000/overview.html をご参照
ください。

【販売開始時期】
GenieATM 6000の新ソフトウェアの販売は、本日より開始いたします。新ソフト
ウェアへのアップグレード料金は無料です。

【お問い合わせ先】
ファイブ・フロント株式会社 営業本部
電話 : 03-3230-1311
FAX : 03-3230-1310
Email: info@fivefront.com

【Genie NRM社について】
Genie Network Resource Management Inc.は、サービス・プロバイダ向けの
ネットワーク管理、分析ツールやセキュリティ・ソリューションを開発・提供
するベンダーです。サービス・プロバイダで大規模ネットワークを運用し、
経営してきた豊富な経験をもつマネジメント・チームのもと、海外のソフト
ウェア・ベンダなどで開発経験を積み、高度なスキルを有するエンジニア集団
が製品のデザイン、開発にあたっています。Genieのビジョンは、「IPネット
ワークを効率的に運用し、的確に制御し、品質を高めるための製品とソリュー
ションを提供する、リーディング・カンパニーであること」です。
設立:2000年、本社:台湾、社長兼CEO:Denis Miu

【ファイブ・フロント社について】
ファイブ・フロント株式会社は、サービス・プロバイダ向けソリューションに
特化したシステム製品開発、製造、販売、輸出入を手がける会社です。世界の
中で技術的にも実用的にも最も進んでいる日本のブロードバンド、携帯電話
市場などにおけるサービス・プロバイダのニーズに焦点をあて、「ファイブ・
フロント」の名が示すとおり、常に最先端のさらに一歩先を行く
(One Step Ahead Of Forefront)ソリューションの提供をめざして活動してい
ます。
設立:2004年、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:流 博昭

GenieNRM、GenieATMはGenie Network Resource Management Inc.の登録商標です。
NetFlowはCisco Systems Inc.の(米国およびその他の国の)登録商標または
商標です。
sFlowはInMon Corp.の(米国およびその他の国の)登録商標または商標です。
その他の会社名、製品名はそれぞれの登録商標または商標です。

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