無料会員登録

300年以上続く日本の伝統手織り絨毯「鍋島緞通(なべしまだんつう)」の新作 「和乃絨毯 鍋島織紋氈(なべしましょくもんせん)」を和乃絨毯展にて発表  2015年11月25日(水)~27日(金) 東京台場にて

2015.11.18 13:30

千代田絨毯株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:森 宣順)は、肥前鍋島藩で江戸元禄年間から続く手織り絨毯「鍋島緞通(なべしまだんつう)」に新たな装いを施し、「和乃絨毯 鍋島織紋氈(わのじゅうたん なべしましょくもんせん)」と命名し、2015年11月25日(水)~27日(金)に東京台場にて開催する『2016年 新作絨毯発表会「和乃絨毯展」』にて初披露します。


鍋島緞通 新作デザイン例

【鍋島緞通(なべしまだんつう)】
鍋島緞通とは、江戸時代元禄年間(1600年代後半から1700年代前半)肥前鍋島藩において数少ない職人の手によって織られた木綿の手織り絨毯のことで、当時は藩内でのご禁制産物として、民間への売買は禁じられ、幕府や諸大名への献上品として使われていました。明治時代以降一部の愛好家によって連綿と伝承、使用され現代に至っています。


【鍋島織紋氈(なべしましょくもんせん)】
当時の鍋島藩では、絨毯や緞通という言葉はまだなく、毛氈(もうせん)=不織布(ふしょくふ)の敷物という意味の氈(せん)を使い「織氈(無地の敷物)」、「紋氈(紋様のある敷物)」という言葉を使っていました。
また、当時は草木染めなどの天然染料を使用していました。2つの言葉を合わせ、古来の製法を復活させる意味で、草木染め天然染料の染色糸を使用した鍋島緞通を「鍋島織紋氈」と呼称致しました。


【裏地布張(うらじぬのはり)】
緞通は綿糸で織られた厚手の敷物ですが、繊維は細い糸の集まりであり保護・保全の必要があります。手織り絨毯に普通裏地布はつけませんが、織紋氈には紋様のある裏布を縫いつけます。江戸元禄時代は江戸の文化が花開いた時代であり、商業の発展とともに町衆の人たちの生活は豊かになり、江戸幕府の奢侈禁止令にも関わらず着物や装飾品は贅を極めることとなりました。その一つに羽裏や下前の柄に代表される粋な着物の着方がありました。綺麗で手の掛った紋様を敢えて裏に隠し、それを粋とするのが町衆の心意気でした。
今回は、そのいわゆる「裏優り(うらまさり)」の紋様に日本の大本の文化である神社を題材にした町衆も驚くような壮大な紋様を取り入れました。
なお素材はポリエステルの白生地で、紋様は昇華転写プリントされています。


【裏地作品】
今回の裏地布のデザインには、染織家・細田 臥洲子(ほそだ かずこ)氏の「出雲シリーズ」作品より8柄を選び、作品タイトルも神社祝詞の大祓詞(おおはらえのことば)の各場面から名付けました。

<細田 臥洲子 プロフィール>
本名・細田 和子 島根県出雲市馬木町生れ
染織作家東京会会員、現代工芸美術家協会本会員、日展(日本美術展覧会)会友、
日本子どもの版画研究会会長


【作品寸法】
基本絨毯サイズは畳一畳(本間サイズ)95.5cm×191cm
裏地布サイズは100cm×200cm


【販売展開】
すべて受注生産にて販売価格は1枚120万円(税別)~
(裏地布付きは1枚140万円(税別)~)を予定。
全国有名百貨店にて2016年1月以降受注を開始致します。


【2016年 新作絨毯発表会「和乃絨毯展」 概要】
■開催日時:2015年11月25日(水)~27日(金) 午前10時~午後5時まで
■開催場所:ホテルグランパシフィック LE DAIBA 29階「光」
■所在地 :東京都港区台場2-6-1( http://www.grandpacific.jp/ )
      *新交通ゆりかもめ「台場」駅下車(駅と直結しています)
      *りんかい線「東京テレポート」駅下車 徒歩10分
※入場無料・どなたでもご入場いただけますので、お気軽にお立ち寄り下さい。
※絨毯の直売はしておりません。予めご了承願います。

■展示会開催中 予定イベント
シルクロードを挟んだ東西の手織り共演
~鍋島緞通とペルシャ絨毯の手織り実演~


【会社概要】
商号  : 千代田絨毯株式会社
所在地 : 東京都江東区青海3-4-19 青海センター1号棟2階
代表者 : 代表取締役社長 森 宣順
設立  : 1975年
事業内容: 世界の敷物および敷物関連商品の輸入卸売り、
      自社製造絨毯の卸売り等
URL   : http://www.chiyoda-rugs.com/

報道関係者向け
お問い合わせ先

@Press運営事務局までご連絡ください。
ご連絡先をお伝えいたします。
お問い合わせの際はリリース番号「81723」を
担当にお伝えください。