農業と地域の活性化を目指すコンテスト 「全国高校生みんなDE笑顔プロジェクト」全国大会 岐阜県立大垣養老高等学校 優勝!
JA全中は、“農家や地域を笑顔にする”アイデアを募集するコンテスト「全国高校生みんなDE笑顔プロジェクト」の全国大会を、12月13日(日)に東京農業大学 世田谷キャンパス(東京都世田谷区)で開催し、岐阜県立大垣養老高等学校が優勝、岐阜県立加茂農林高等学校・兵庫県立篠山東雲高等学校が準優勝に輝きましたので、ご報告いたします。
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表彰式の様子
本コンテストは平成21年から始まり今年で7回目となります。本年は、全国各地から76校103チームがエントリーし、書類審査を経て9チームが全国大会に進出。全国大会では、各チームがプレゼンテーションを行い、優勝・準優勝・優秀賞が決定いたしました。
なお、全国大会の様子(各チームのプレゼンテーション、表彰式など)は画像データにてご提供させていただきますので、お手数ですが下記の広報事務局までお問い合わせください。
また、各チームの活動の概要は、公式ホームページ( http://www.ja-kizuna.jp/egao-p )からもご覧いただけます。ご取材のご希望につきましても、下記の広報事務局までご連絡いただけますようお願いいたします。
(※学生生活に支障のない範囲での取材対応となる旨、あらかじめご了承下さい。)
■全国大会 出場チーム ※準優勝・優秀賞は順不同
<優勝>岐阜県 岐阜県立大垣養老高等学校
「食用瓢箪で地域を救え!―瓢箪倶楽部秀吉の挑戦―」
<準優勝>岐阜県 岐阜県立加茂農林高等学校
「国産ポップコーンで地域を爆発!~日本中を笑顔にする それが私たちの夢です~」
<準優勝>兵庫県 兵庫県立篠山東雲高等学校
「地域資源で環境創造 ~竹チップで未来を変える~」
<優秀賞>北海道 北海道北見商業高等学校
「笑顔あふれる北見に ~MuMラーメン誕生~」
<優秀賞>福島県 福島県立相馬農業高等学校
「地域に元気を発信! ~農業高校の考える地域農業SAIKOUプロジェクト~」
<優秀賞>東京都 東京都立つばさ総合高等学校
「棉から糸へ・・・そして布へ」
<優秀賞>愛知県 愛知県立佐屋高等学校
「ゼロ・プロジェクト」
<優秀賞>愛知県 愛知県立安城農林高等学校
「エコで実りを!『Organic Green』プロジェクト」
<優秀賞>佐賀県 佐賀県立伊万里農林高等学校
「炎どりプロジェクト ~伊万里農林高校から発信、とり肉のブランド化を目指して~」
<表彰式の様子>
https://www.atpress.ne.jp/releases/84719/img_84719_1.jpg
https://www.atpress.ne.jp/releases/84719/img_84719_2.jpg
■全国大会 プロジェクト内容のご紹介 ※準優勝・優秀賞は順不同
<優勝>岐阜県立大垣養老高等学校
「食用瓢箪で地域を救え!―瓢箪倶楽部秀吉の挑戦―」
「地域住民の足である養老鉄道が廃線になるかもしれない。」鉄道存続を目指して、地元の知名度を向上させ、観光客を誘致するための取り組みを行っている。養老町の工芸品「ヒョウタン」に注目し、食用ヒョウタンの栽培、新商品の開発、ヒョウタンイルミネーションなどを通して、賑わいある養老町の再生に取り組む。
<準優勝>岐阜県立加茂農林高等学校
「国産ポップコーンで地域を爆発!~日本中を笑顔にする それが私たちの夢です~」
農地面積の20%を占めている、美濃加茂市の耕作放棄地。その有効活用のため、最近話題のポップコーンに着目。国内ではほとんど生産されていない、ポップコーン豆を栽培し、安定して市場に提供できれば地域農家さんを笑顔にできるのでは。耕作放棄地の削減を、国産ポップコーンで目指す。
<準優勝>兵庫県立篠山東雲高等学校
「地域資源で環境創造 ~竹チップで未来を変える~」
放置竹林の整備を目的に、伐採した竹を粉砕した「竹チップ」を製造。篠山市で年間830t発生している乾燥汚泥に「竹チップ」を混ぜ、微生物発酵による臭気削減に成功。オリジナル堆肥の開発に用い、市内の全小中学校へ配布を目指す。ウィルスフリー山の芋の開発とグリーンカーテンの普及にも取り組んでいる。
<優秀賞>北海道北見商業高等学校
「笑顔あふれる北見に ~MuMラーメン誕生~」
少子高齢化が進み、街の活気が失われつつある北見市。その解決のために伝統の「きたみ菊まつり」を若者の興味と関心を集めるイベントによみがえらせ、賑わいを取り戻そうと活動している。食用菊を利用した商品開発を行い、地域に広めることで菊の商品価値を高め、菊生産の担い手が増えるよう取組みを継続している。
<優秀賞>福島県立相馬農業高等学校
「地域に元気を発信!~農業高校の考える地域農業SAIKOUプロジェクト~」
震災後、南相馬から働き盛りの若者など、およそ2万人が流出した。南相馬の若者が農業に夢を描けるように、地域農業のSAIKOU(再興、再考、最高)を掲げ、新たな特産品の生産を目指す。農地、農業再生のために菜の花栽培と菜種油の商品開発、ハマナスを中心とした有用樹の植樹、稲作復興を目指したプロジェクトなどを行う。
<優秀賞>東京都立つばさ総合高等学校
「棉から糸へ・・・そして布へ」
木綿の栽培、糸つむぎや染色などを通じて、地域の幼児・小学生に自然環境の大切さやものづくりの楽しさを伝え広めていく活動を行っている。「高校生環境サミット」での実演や近隣小学校での「出前授業」、児童館での「クラフト指導」など、地域と連携した校外での啓発活動にも積極的に取り組む。
<優秀賞>愛知県立佐屋高等学校
「ゼロ・プロジェクト」
高齢化と後継者不足で愛西市のレンコン作付面積はピーク時の半分に。また、金魚の産地である弥富市でも若い後継者がほとんどいない。ハス田に金魚を放流したハスの回廊「ロータスワールド」を作ったり、学習センターに「金魚とハスのビオトープ」を設置するなど、ハスの魅力発信や地元農業のPRに取り組む。
<優秀賞>愛知県立安城農林高等学校
「エコで実りを!『Organic Green』プロジェクト」
学校では、飼育している家畜の排泄物から堆肥を作っている。その際、副産物として廃液が発生するが、直接、用水に流してしまうと水質を汚染するかもしれない。廃液を有効活用することはできないのか。廃液から液体肥料を作成し、広めていくことで、化学肥料を使わない有機栽培を目指す。
<優秀賞>佐賀県立伊万里農林高等学校
「炎どりプロジェクト ~伊万里農林高校から発信、とり肉のブランド化を目指して~」
県内のブロイラー飼養羽数の3割を占める伊万里市の養鶏に着目し、新たな観光資源としてブランド鶏の生産に取り組む。唐辛子を飼料に添加することで鶏肉の色の赤色化・早期増体化を実現。飲食店へのアンケートを実施し、流通販売の方法を検討するなど、伊万里でしか食べられない「安心・安全でうまい鶏肉」を目指す。
■全国高校生みんなDE笑顔プロジェクト 概要
名称 :全国高校生みんなDE笑顔プロジェクト
内容 :全国の高校生を対象に“農家や地域を笑顔にする”アイデアを
募集するコンテスト。“高校生ならではの斬新な発想と行動力で
農家や地域を笑顔にし、その活動を波及させることによって
日本中を元気にしていくこと”を目的に開催。
主催 :全国農業協同組合中央会
審査員:上岡美保氏<東京農業大学 国際食料情報学部 准教授>
田中偉一郎氏<アートディレクター(株式会社 電通)/現代美術作家>
樋口直樹<全国農業協同組合中央会 広報部 部長>
エントリーチーム数: 76校103チーム
全国大会進出チーム: 9チーム
公式ホームページ : http://www.ja-kizuna.jp/egao-p
■全国大会 概要
名称 :全国高校生みんなDE笑顔プロジェクト
開催日 :平成27年12月13日(日)
開催場所:東京農業大学 世田谷キャンパス(東京都世田谷区桜丘1-1-1)
全国大会 審査方法:プレゼンテーション(7分間)及び質疑応答(5分間)
■全国大会の様子
<プレゼンテーションの様子>
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