太陽電池パネルの劣化を明快に診断 ソーラー発電所の電力を守る強力なメンテナンス・ツールを製品化 ~電力低下の原因となっている太陽電池パネルを現場で特定可能に~
2016.02.09 12:00
このたび西進商事株式会社は、株式会社アクティブ・ソーラー・イノベーションと協力して、メガソーラーなどの太陽光発電所での利用に特化した太陽電池パネル劣化診断システムSolar EL Explorer(※1)を開発しました。
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クレーン上にセットされたカメラ
従来の電気計測や温度計測だけによる劣化診断方法では、電力低下の原因となっているパネルを特定できる決定的な診断結果は得られませんでした。
今回開発したシステムは、ソーラーパネルのストリングに電流を注入し、そのエネルギーで発生する太陽電池固有のEL(エレクトロルミネッセンス)光を明瞭に捉えることができます(※2)。その発光状況を観測し、さらに電流電圧特性(I-V特性)を測定することによりソーラーパネルの劣化をユーザーが簡単に評価することができるものです。
※1:商標登録済み
※2:奈良先端科学技術大学院大学の特許使用許諾済
【本システムの特長】
1.EL画像を手軽に短時間で撮影
2.EL画像とI-V測定でソーラーパネルの劣化を評価
3.現場でそのまま計測
4.外乱のない日没後に測定、安全・安心
5.日没後の測定で売電ロスがない
6.カメラ、電流注入用DC電源、制御用タブレット型PC、
発電機のシンプルな構成と安価な価格設定
7.軽量・高精細で微弱なEL光を捉えられる超高感度カメラ
8.電源制御と診断機能を持ったタブレット型PCの採用で
軽快な操作性とデーター取得が可能
9.多様なカメラポジションを柔軟に選べる専用カメラクレーンや
カメラレンズを手元で操作できるリモートノブなどユニークな機器も用意
【会社概要】
社名 :西進商事株式会社
所在地 :〒650-0047 兵庫県神戸市中央区港島南町1丁目4-4
代表者 :為則 通洋
設立 :1952年3月10日