シニアの同窓会に関する調査

70代以上の27.0%が 「旅館」で開催 環境・心境の変化によって、より親密になる旧友との関係 再会した女性同級生にかける一言 「昔と変わらない」が模範解答?

シニア向け宿泊予約サービスを提供する株式会社ゆこゆこ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:萩原浩二)は、当社運営の宿泊予約サイト「ゆこゆこネット」の50代以上のメールマガジン会員1,465人を対象に、「同窓会」に関する調査を実施いたしました。
<調査結果ダイジェスト>
■【この1年間の同窓会参加状況】、70代以上で62.2%
50代24.8%、60代42.5%、70代以上62.2%と、高年齢者ほど参加している

図1
図1

■【同窓会の開催場所】、70代以上で「旅館」が27.0%
「居酒屋」は高年齢者ほど少なく、「旅館」は高年齢者ほど多い。「旅館」での同窓会は宿泊を伴うことが予想されることから、同窓会にかける費用・過ごす時間は、年齢を重ねるほど増加傾向にあるといえる

■【「当時は親交がなかった同級生」と交流が始まった人】、70代以上で32.7%
50代17.0%、60代21.6%、70代以上32.7%と、高年齢者ほど交友関係が広がっている

■同窓会で【再会した同級生にいわれたこと】、女性の65.0%が「昔と変わらない」
【再会した同級生に対して感じたこと】としても、42.5%が「昔と変わらない」と回答。女性にとって、“当時と比べてどうなのか”が一つのバロメーターとなっている?


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<調査概要>
調査期間:2015年12月16日~12月22日
調査対象:50代以上のゆこゆこネットメールマガジン会員
調査方法:メールマガジン会員向けインターネット調査
有効回答数:1,465件
-男性:1,180名 (50代:271名、60代:633名、70代以上:276名)
-女性:285名(50代:173名、60代:94名、70代以上18名)
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<調査結果>
1.この1年間の同窓会参加状況
【この1年間の同窓会参加状況】について聞いたところ、全体の41.1%が「参加した」と回答しました。男女別では、男性42.7%に対し女性34.4%と、男性の方が目立ちました。また、年代別では、50代24.8%、60代42.5%、70代以上62.2%と、高年齢者ほど多い傾向がみられました。
(図1)

2.この1年間で、どの時代の同窓会に何回参加したか
この1年間で同窓会に参加した人に、【どの時代の同窓会に何回参加したか】について聞いたところ、参加した人がもっとも多かったのは「高校生時代」の47.5%、次いで「中学生時代」43.7%でした。
(図2)

3.同窓会で集まる人数
これまでに同窓会に参加したことのある人に、【同窓会で集まる人数】について聞いたところ、全体の「10人~20人未満」32.5%、次いで「20人~30人未満」26.8%でした。
(図3)

4.同窓会の開催場所
これまでに同窓会に参加したことのある人に、【同窓会の開催場所】について聞いたところ、もっとも多かったのは「ホテル」の53.1%でした。年代別にみると、「居酒屋」は、50代44.1%、60代32.5%、70代以上20.3%と、高年齢者ほど少なく、「旅館」は、50代10.3%、60代20.9%、70代以上27.0%と、高年齢者ほど多い傾向がみられました。
(図4)

5.同窓会一回あたりの平均費用
これまでに同窓会に参加したことのある人に、【同窓会一回あたりの平均費用】について聞いたところ、全体でもっとも多かったのは、「5,000円~8,000円未満」43.1%でした。年代別にみると、高年齢者ほど費用が高い傾向がみられました。
(図5)

6.同窓会に期待すること
これまでに同窓会に参加したことのある人に、【同窓会に期待すること】について聞いたところ、全体でもっとも多かったのは「旧友との再会」92.1%、次いで「情報交換」43.8%でした。
(図6)

7.同窓会をきっかけに交流が始まった・交流を再開した相手
これまでに同窓会に参加したことのある人に、【同窓会をきっかけに、交流が始まった・交流を再開した相手】について聞いたところ、「そのような相手がいる」(「そのような相手はいない」26.4%以外)と回答したのは73.6%で、相手のうちもっとも多かったのは「旧友」の61.3%でした。年代別にみると、「当時は親交がなかった同級生」では、50代17.0%、60代21.6%、70代以上32.7%と、高年齢者ほど多い傾向がみられました。
(図7)

8.同窓会をきっかけに交流が始まった・交流を再開した相手との交流方法について
これまでに同窓会に参加したことのある人に、【同窓会をきっかけに交流が始まった・交流を再開した相手との交流方法】について聞いたところ、全体でもっとも多かったのは「メール」38.0%でした。男女別にみると、「メール」では男性36.2%に対し女性45.3%、また、「会食」では男性21.3%に対し女性27.6%と、どちらも女性が目立ちました。また、年代別では、「手紙やはがき」は50代16.2%、60代25.4%、70代以上40.9%と、高年齢者ほど多い傾向がみられました。
(図8)

9.同窓会で、再会した同級生に対して感じたこと
これまでに同窓会に参加したことのある人に、【再会した同級生のことをどう感じたか】について聞いたところ、全体でもっとも多かったのは「懐かしい」73.2%、次いで「年をとった」70.6%でした。男女別にみると、「昔と変わらない」では、男性30.4%に対し女性42.5%と、女性が目立ちました。年代別では、「年をとった」は50代64.1%、60代71.4%、70代以上77.2%、また、「元気がなくなった」は50代3.2%、60代6.1%、70代以上11.7%と、どちらも高年齢者ほど多い傾向がみられました。
(図9)

10.同窓会で、再会した同級生にいわれたこと
これまでに同窓会に参加したことのある人に、【再会した同級生にいわれたこと】について聞いたところ、全体でもっとも多かったのは「昔と変わらない」51.0%、次いで「懐かしい」41.2%でした。男女別にみると、「昔と変わらない」では、男性47.6%に対し女性65.0%と、女性が目立ちました。また、「年をとった」では、男性28.7%に対し女性4.7%と、男性が目立ちました。年代別では、「若々しい」は50代21.6%、60代28.6%、70代以上43.1%と、高年齢者ほど多い傾向がみられました。
(図10)


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【調査結果を受けて】
環境・心境の変化によって、より親密になる人間関係。気の置けない仲間との「宿泊同窓会」にニーズの兆し

今回の調査結果をみると、高年齢者ほど同窓会の参加率・参加頻度は高く、【この1年間で同窓会に参加した】人は70代以上で62.2%と、全体より20ポイント以上高い結果となっています。参加に積極的な分、交友関係も広がるようで、【同窓会をきっかけに交流が始まった・交流が再開した相手】で、「当時は親交がなかった同級生」が32.7%と、全体より10ポイント上回っています。また、【同窓会をきっかけに交流が始まった・交流が再開した相手との交流方法】についても、「電話」「手紙やはがき」「趣味での付き合い」で他の年代よりもポイントが高く、付き合い方も様々なようです。
これらの結果より、同窓会をきっかけとした人間関係は、年齢を重ねるにつれて密になっていることがうかがえます。その理由としては、1.リタイアして肩書きがなくなり、関係性がフラットになった 2.「同じ時間を共に過ごした」という仲間意識が、年齢を重ねるにつれて高まっている 3.健康状態によって同窓会の出席者が年々少なくなり、残った者同士のつながりが必然的に濃いものになっている というシニアを取り巻く環境・心境の変化が挙げられます。3については、実際、「亡くなった人、病気になっている人のことを聞かされる」「三年に一度の同窓会で、回を追う毎に参加人数が減少」といった同窓会にまつわるエピソードも今回寄せられています。
【同窓会の開催場所】については、「居酒屋」は50代44.1%、60代32.5%、70代以上は20.3%でした。一方、「旅館」では50代10.3%、60代20.9%、70代以上は27.0%。「旅館」での開催では宿泊を伴うと考えられるので、この結果は、同窓会にかける費用・過ごす時間が、年齢を重ねるほど増加傾向にあることを表します。高年齢者ほど人間関係が密になっていることを考えると、納得できる結果です。
今後ますますニーズの高まりがみられそうな「宿泊同窓会」。送迎付きプランの造成や、幹事へのサポートなど、シニアのニーズをとらえた商品開発がカギとなりそうです。
(株式会社ゆこゆこ 経営企画室 事業統括グループ  笠原敦子)
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