製品・システムなどに内在するリスク対策を考える『R-Map実践研究会』、 3月11日 東京・杉並区で成果発表会を開催 ~ハザードマトリクスの活用や既存事故情報の活用法などを発表~
2016.02.25 11:00
一般財団法人日本科学技術連盟(本部:東京都新宿区、理事長:佐々木 眞一、以下 日科技連)は、『R-Map実践研究会』の活動の締め括りとして、成果発表会を2016年3月11日(金)東京・杉並区にて開催いたします。
URL: http://www.juse.or.jp/src/seminar/subpage/46/5/124?press
■『R-Map実践研究会』とは
日科技連では、様々な製品・システム・装置や部品等に内在する、大小のリスクを目に見える形で表現すると共に、より確実なリスク対策を可能にする新しい手法「R-Map(リスクマップ)」を開発しました。
さらに、R-Mapの実践的な研究を産官学の境界を越えて実施するために、また、企業の枠にとらわれずに安全に対する共通認識を形成するために、2005年に『R-Map実践研究会』を発足いたしました。以来、10年以上にわたり研究活動を続けています。2015年度も2015年5月~2016年3月の会期で開催してきました。
<R-Map(Risk Map:リスクマップ)>
縦軸に「発生頻度」、横軸に「危害の程度」のマトリックスを使用して、リスクの大きさを表現する手法です。
参考URL: http://www.juse.or.jp/reliability/introduction/02.html
■各実践研究分科会の発表内容
<第1研究分科会>
「開発段階におけるリスクアセスメントの研究」
・ソフトウェアによるリスク低減の見積もり …ガイドラインの作成
・見落としがちな危害シナリオの抽出 …設計及び製造変更点管理
・強制規格への適合とリスクアセスメントの融合…IEC62368での試み
・重大な危害シナリオの抜け防止 …ハザードマトリクスの活用
<第2研究分科会>
「リスクの心理的影響“バイアス”の定量化を研究する」
・簡易的なリスクバイアス評価方法の研究
・施設に関するリスクアセスメントの試行
・誤使用リスクアセスメントの研究
<第3研究分科会>
「製品事故の実態と製品開発における既存事故情報の活用法」
・NITE事故情報における頻出ワードの傾向分析とその活用法
・リチウムイオン電池のリコール実施傾向の研究
・ドア商品の事故のR-Map分析~住宅建材商品の傾向、特性を踏まえた事故分析~
・コンポーネント毎の誤使用シナリオを活用した効率的なリスクファインディング手法
・製品特性マッチング手法によるリスクファインディングの研究
<第4研究分科会>
「流通事業者がR-Mapを活用して安全な製品を提供する方法」
■特別講義
「ヒヤリ・ハット情報とリスク分析」
松本 浩二 氏(R-Map実践研究会 統括主査、PSコンサルタント)
<主要業績>
・厚生労働省、経済産業省研修会にてリスクマネジメント講師
・明治大学「製品の安全学入門」講師
・日科技連「PS技術者コース」講師
・各種工業会でのリスクアセスメント講師
・国内企業のPS指導 等
■参加特典
*4つの研究分科会による研究結果をまとめた冊子をお配りします。
*成果発表終了後、情報交流会(無料)がございます。
■開催概要
日時 : 2016年3月11日(金)
会場 : 日本科学技術連盟・東高円寺ビル
アクセス : 東京都杉並区高円寺南1-2-1
http://www.juse.or.jp/aboutus/access/
参加費 : 10,800円/1名
申込方法 : 以下のWebサイトからお申し込み可能
公式サイト: http://www.juse.or.jp/src/seminar/subpage/46/5/124?press
■財団概要
商号 : 一般財団法人日本科学技術連盟
所在地 : 〒163-0704 東京都新宿区西新宿2-7-1 小田急第一生命ビル4階
代表者 : 理事長(代表理事) 佐々木 眞一(ささき しんいち)
創立 : 1946年5月1日
事業内容: 経営管理技術、特に品質管理(QC)を中心にした普及事業
基本財産: 23億7,420万円
URL : http://www.juse.or.jp/
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