車いす利用者・旅行者に配慮したまちづくりを提案 パラスポーツ現役選手と建築家が仕掛ける 「バリアレスシティ アワード&コンペティション」 コンペ表彰式・作品展示 3月26日開催
建築コンペ企画の株式会社HOOP(本社:東京都中央区、代表取締役:本多 健)は、「バリアレスシティ アワード&コンペティション」を開催、表彰式・作品展示会を2016年3月26日に開催します。
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車いすテニス アテネパラリンピック金メダリスト 齋田選手
▼バリアレスシティ アワード&コンペティション
URL: http://www.hoop2015.com/
■「バリアレスシティ アワード&コンペティション」とは
車いすテニス選手の本間 正広が飲食店で“車いすであることを理由に入店を拒否された”ことがきっかけで、当社代表の本多と共に「バリアレスシティ実行委員会」としてこのボランティア活動を始めました。
外国人旅行者はもちろん、6,000名を超えるパラスポーツの選手、さらに、パラ選手にあこがれる障がいを持つ子供達も全国から東京に集まる2020年に向けて、東京や日本の観光地でホスト国日本の意識を高め、誰でも旅行しやすい社会をつくろう!と活動しています。
「バリアレスシティ アワード&コンペティション」のテーマである[旅行者に優しいデザイン]は、建築やデザインに関わる私たちに、今、世界から投げかけられた命題です。
世界につながる「バリアレスシティ」を目指すべく、テーマに沿った2つの部門を設け、建築家やデザイナー、学生などを対象に作品を募集しました。
部門は「実作部門(アワード)」「提案部門(コンペティション)」の2つ。「実作部門」では、外国人旅行者や、車いす利用者など、様々な旅行者に配慮された「デザイン」や「取組」を募集、「提案部門」では東京のまちや観光地などを想定した、バリアレスシティにつながる「アイデア」を募集しました。
■イベントの見所
第一回となるこのイベント、実作部門(アワード)は7組の入賞者、そして提案部門(コンペティション)は8組の入賞者が決定しました。建築家やお茶の水女子大、日本大学の学生、NPO法人、インテリアデザイナーなど幅広い分野から応募があり、多様な提案がありました。これからの時代、建築だけを考えて良い都市は作れません。幅広い分野から多彩な経験を持ち寄って、「東京にまた来たい!」と言わせたいのです。
審査員である、アテネパラリンピック金メダルの齋田選手は、車いすの旅行者に「車いすであることを忘れさせてくれる国」と言わせたい!と言います。
「車いすユーザー」と「ものづくりのプロ」の向かい合う場所にもしたいと考えています
・来場者には、コンペ入賞者の作品集と、車いすテニスの紹介を載せた冊子をプレゼントします。
・競技用車いすの展示、リオ パラリンピックの代表候補選手に大会の見どころをインタビューします。
■開催概要
日時 :2016年3月26日
会場 :イトーキ東京イノベーションセンター SYNQA
〒104-0031 東京都中央区京橋3-7-1 相互館110タワー 1F
参加費 :無料
参加申込:不要
参加資格:不問(誰でもきてください)
主催 :バリアレスシティ実行委員会
(本間 正広(車いすテニス選手)、本多 健(建築家))
協力 :公益社団法人日本建築士会連合会、一般社団法人東京建築士会、
NPO法人希望の車いす、株式会社イトーキ
企画 :株式会社HOOP
審査員 :三井所 清典氏 (日本建築士会連合会会長)
宮崎 桂氏 (公益社団法人サインデザイン協会 副会長)
齋田 悟司氏 (車いすテニス アテネパラリンピック金メダリスト)
Dick Olango(ディック オランゴ)氏 (ケニア人建築家) 他3名
*上記の他、リオパラリンピック代表候補選手にも
参加してもらう予定です。
<齋田 悟司氏>
https://www.atpress.ne.jp/releases/93460/img_93460_1.jpg
<選考会の様子>
ディック オランゴ氏を含め、年代も国籍も仕事も違う審査員が優秀案を決めました
https://www.atpress.ne.jp/releases/93460/img_93460_2.jpg
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https://www.atpress.ne.jp/releases/93460/img_93460_4.jpg
■バリアレスシティ実行委員会とは
現 車いすテニス選手の本間 正広は、大工の仕事中に不慮の事故で下半身が動かなり、収入を得るために大工の経験を活かすべく一級建築士を取る勉強を始めます。当社代表 本多が当時建築家として設計の仕事をするかたわら、建築士を育成する学校で講師をしていたことから、本間が事故に遭い搬送された先で看護師をしていた妻の紹介で2人は出会い、お互いに建築関係に携わっていたこと、そして同じく埼玉県出身であったことから親しくなりました。
本間は、一級建築士の勉強をしながらリハビリを兼ねて始めた車いすテニスで練習を重ね、日本代表にまでなりました。所属していたテニスクラブが、同じくクラブに所属していた齋田 悟司氏に出会うきっかけでもあります。
そして昨年、本間が車いすであることを理由に飲食店から入店を拒否され、「久しぶりに、事故で歩けなくなったことを悔やみ、嫌な思いをした」ことがありました。今年2016年5月、「BNP Paribas World Team Cup(車いすテニス世界国別選手権)」が日本で初めて開催されます。ホスト国日本の選手たちは期待と不安を口にします。そこで、「車いす」と「外国人」の旅行者に対して、理解ある都市にならなくてはいけないと思い、バリアレスシティ実行委員会を設立、「バリアレスシティ アワード&コンペティション」の開催に至りました。
既に「旅行者に優しいデザイン」をしている設計者やデザイナー、企業の取り組みやボランティア活動などを表彰してその活動を広めること、学生を中心とした若い世代に、多くの車いす旅行者・外国人旅行者に対して良いアイデアを「考える機会」をつくることを目的としています。
建築のバリアフリー化は、非常に進んできています。しかし、使う人の心のバリアであったり、社会のシステムだあったり、案内看板や、道具のデザインが全体的に良くならないと次のステージに進めないと思います。福祉施設や視覚障碍者の住宅などの設計もしたことがあり、福祉系専門家でもある本多のノウハウと共に、分野を横断した意見を交換できる場所を設けたくて、今回の表彰式を企画しました。
■会社概要
商号 :株式会社HOOP(フープ)
代表者:代表取締役 本多 健 (有限会社本多健建築設計室 代表取締役)
所在地:〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町2-13-8 4階
設立 :2015年2月 (有限会社本多健建築設計室:2002年9月)
URL :[株式会社HOOP] http://ho-op.jimdo.com/
[有限会社本多健建築設計室] http://www.flat-4.jp/
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