無料会員登録

自動車部品の高精度・高効率研削加工に最適な 高周波スピンドル「SSPG‐090 T025 SCT」を発売

 セイコーインスツル株式会社(社長:村上 斉、本社:千葉県千葉市、以下:SII)は、自動車用燃料噴射ノズルや高精度な加工を必要とする部品を、高効率に研削するのに最適な高周波スピンドル「SSPG-090 T025 SCT」の受注を3月下旬より開始いたします。


高周波スピンドル SSPG-090 T025 SCT

 SIIは腕時計製造で培ったノウハウを活かし、半世紀以上にわたり小型部品の内面を研削する内面研削盤を製造、販売しております。また、SII製内面研削盤に搭載されているスピンドル「Hシリーズ」をはじめ、幅広い分野の超精密加工ニーズに応えるために開発したスピンドル「SSPGシリーズ」を販売しております。

 今回、「SSPGシリーズ」の新たなラインナップとして発売する「SSPG-090 T025 SCT」は、最高回転数90,000min‐1、出力 2.5kWで、高出力、高剛性、高精度を実現した高周波スピンドルです。さらに、消費エア、オイルの削減を図り、従来のスピンドルと比較して耐環境性とランニングコストに優れ、かつ高剛性、低振動を実現しています。自動車業界をはじめ、部品メーカーや機械メーカーの超精密加工の要望にお応えするため、高いレベルの精度と汎用性を追求して開発しました。

 なお、4月19日(火)~21日(木)に名古屋(ポートメッセなごや)で開催される「第1回 名古屋 機械要素技術展」に出展し、新製品「SSPGシリーズ」を展示いたします。


【主な特長】
1.高剛性
高出力のモータと大径シャフト(軸)の採用で、高剛性を実現しました。

2.低振動
組立精度の向上を図ることにより、低振動を実現しました。

3.静音性
最適な空力計算を行い、風切り音を低減しました。

4.耐環境性、低ランニングコスト
エアの消費量、潤滑油の消費量を減らすことで、省エネと低ランニングコストを実現しました。

5.クーラント圧力 2Mpa対応
高圧力によって、噴出される研削液によって、加工工具の焼き付けを防止し、工具の長寿命化を可能としました。また、研削による切粉を多く除去できる事により、高精度加工を可能としました。


【高周波スピンドル SSPG-090 T025 SCT 製品概要】
本体寸法 Φ99.8×226mm×1,030mm(D)
本体重量 9kg

【仕様】
加工内容 クイル式研削
最高回転数 90,000min‐1
回転方向 クイル側から見て反時計方向
軸径 Φ17mm
電圧 3相220V
周波数 1,500Hz
定格出力 3.0kW(S6-60%)、2.5kW(S1-100%)
定格トルク 0.3Nm(S6-60%)、0.27Nm(S1-100%)
定格電流 13A(S6-60%)、12A(S1-100%)
静的振れ精度 ラジアル 2μm以下、スラスト 1μm以下


【製品価格】  オープン価格
【年間販売目標台数】  100本(初年度)
【出荷開始日】  2016年8月

【精機事業部 高周波スピンドル】
http://www.sii.co.jp/mt/spindle/

以上

報道関係者向け
お問い合わせ先

@Press運営事務局までご連絡ください。
ご連絡先をお伝えいたします。
お問い合わせの際はリリース番号「93524」を
担当にお伝えください。