鴻上尚史が作・演出 KOKAMI@networkの最新作! 風間俊介・岡本玲をはじめ実力派俳優陣が集結 「イントレランスの祭」2016年4月9日開幕!
「不寛容」をテーマに 宇宙人と地球人の愛と戦いを描く
2016.03.11 11:30
鴻上尚史(作・演出)によるプロデュースユニットKOKAMI@networkは、風間俊介、岡本玲をはじめ、久ヶ沢徹、早織、福田転球、藤田記子、三上陽永、田村健太郎そして、大高洋夫の実力派俳優陣が集結し、「不寛容」をテーマに宇宙人と地球人の愛と戦いの物語を描く『イントレランスの祭』を、2016年4月9日(土)~4月17日(日)に全労済ホール/スペース・ゼロにて(ほか大阪・東京凱旋公演あり)上演します。
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「イントレランスの祭」チラシ
KOKAMI@network vol.14「イントレランスの祭」公式ページ
http://www.thirdstage.com/knet/intolerance2016/
イントレランスとは不寛容ということ。
たとえば、青い惑星に逃げ込んだ宇宙人の喜びと哀しみを想像してみる。
地球人に憧れる宇宙人と宇宙人を愛した地球人の日常と冒険を創造してみる。
●あらすじ●
あるとき、地球に580万人の宇宙人が難民として逃げてきて、各国は国連できまった割り当てに従い、日本では25万人の宇宙人を受け入れることになる。宇宙人が地球に溶け込み、生活を始めてから数年がたったある日、売れないアーティストの佐渡健吾は恋人から自分は宇宙人だと告白される。
これは、宇宙人と地球人の愛と戦いの物語です。
●ごあいさつ●
どんどん、世の中がギスギスしていくような感じがあります。自分自身も余裕がなくなっていく気持ちになります。電車が駅に着いても、動かないままドア付近で他の乗客をブロックしている人を見ると、無意識に苛立っている自分を発見します。どんどん、世の中が「不寛容」になっていると感じます。そんな時、一冊の本『ネットと愛国』(講談社文庫 安田浩一 著)に刺激を受けて、作品を書き上げました。2012年、『虚構の劇団』の第8回公演となりました。
4年たって、時代はますます、不寛容になっていると感じます。それは、他人事ではなく、自分自身の問題でもあります。
どうして不寛容になってしまうのか。どうして差別してしまうのか。どうして憎むのか。どうして愛するのか。人間の心の動きと世の中の動きを、深刻にではなく面白く、重くではなく軽やかに、悲しくではなく笑える形で追及し、描きたいと思います。
どうしようもない差別をするのも人間なら、その差別に怒り、戦うのも人間で、その人間の絶望と希望が表現できればいいなと思うのです。
今回、じつに魅力的なキャストに出演してもらうことができました。風間俊介さんは『ベター・ハーフ』でその上手さに唸りました。岡本玲さんは抜群の実力のある若手女優です。早織さんはチャーミングで、期待の若手達と共に、頼もしいベテランの方々の演技が楽しみです。
『第三舞台』の作品を、『虚構の劇団』で上演したことはありましたが、『虚構の劇団』の作品をKOKAMI@networkで上演するのは初めての試みです。まったく新しい『イントレランスの祭』になると確信しています。ご期待下さい。
鴻上尚史
<公演概要>
公演名 :KOKAMI@network vol.14「イントレランスの祭」
作・演出:鴻上尚史
出演 :風間俊介、岡本玲
久ヶ沢徹、早織、福田転球、藤田記子、三上陽永、田村健太郎
大高洋夫
<東京公演>
日程:2016年4月9日(土)~4月17日(日)
会場:全労済ホール/スペース・ゼロ(全労済文化フェスティバル2016参加)
東京都渋谷区代々木2-12-10 全労済会館
開演:4月9日 19:00
4月10日 19:00
4月11日 19:00
4月12日 休演
4月13日 19:00
4月14日 14:00/19:00
4月15日 19:00
4月16日 14:00/19:00
4月17日 18:30
※開場は開演の30分前
※未就学のお子さまはご入場いただけません。
※当日券は開演の1時間前より劇場受付にて販売いたします。
●チケットに関するお問合せ
サンライズプロモーション東京:0570-00-3337(10:00~19:00)
<大阪公演>
日程:2016年4月22日(金)~24日(日)
会場:シアターBRAVA!
大阪市中央区城見1-3-2
開演:4月22日 19:00
4月23日 休演
4月24日 13:00/18:00
※開場は開演の30分前
※未就学のお子さまはご入場いただけません。
※当日券は開演の1時間前より劇場受付にて販売いたします。
●チケットに関するお問合せ
キョードーインフォメーション:0570-200-888(10:00~18:00)
<東京凱旋公演>
日時:2016年4月29日(金)~5月6日(金)
会場:よみうり大手町ホール
東京都千代田区大手町1-7-1
開演:4月29日 19:00
4月30日 14:00/19:00
5月1日 14:00
5月2日 19:00
5月3日 休演
5月4日 19:00
5月5日 14:00/19:00
5月6日 14:00
※開場は開演の30分前
※未就学のお子さまはご入場いただけません。
※当日券は開演の1時間前より劇場受付にて販売いたします。
●チケットに関するお問合せ
サンライズプロモーション東京:0570-00-3337(10:00~19:00)
チケット前売開始:2016年3月12日(土)10:00~(全国共通)
チケット料金 :7,800円(全席指定・税込)
U-25チケット :25才以下のお客さまを対象としたチケットです。
※当日劇場受付にて開演30分前から、整理番号順で指定席券とお引換えいたします。
※引換時に、年齢明記の顔写真つき身分証提示が必要です。
※お一人様1枚まで購入可。(チケットぴあのみの扱い)
【作・演出家プロフィール】
鴻上尚史 - KOKAMI Shoji -
作家・演出家。1958年愛媛県生まれ。
1981年劇団「第三舞台」を結成。『朝日のような夕日をつれて』『ハッシャ・バイ』『天使は瞳を閉じて』『トランス』など、多くの作品を手がける。
2001年に劇団の10年間封印を宣言し、2011年11月~2012年1月に解散公演を行う。現在は、プロデュースユニット「KOKAMI@network」と、2008年に若手の俳優と旗揚げした「虚構の劇団」でのを中心に活動。これまで紀伊國屋演劇賞、ゴールデンアロー賞演劇賞、岸田國士戯曲賞、読売文学賞 戯曲・シナリオ賞(2010年)など受賞。
1997年に演劇ワークショップのリサーチのため渡英し、帰国後、「こえ」と「からだ」に関する著書を多数発表するほか、ワークショップ講師としての活動にも力を注ぐ。2011年8月には、ロンドン・リバーサイドスタジオにて、イギリス人キャストでの「Halcyon Days」を上演。
その他、エッセイスト、ラジオ・パーソナリティ、映画監督、小説家としてなど幅広く活動。
<最近の作品>
2015年4月~5月
『ベター・ハーフ』(作・演出)
(出演:風間俊介、真野恵里菜、中村中、片桐仁)
2014年7月~9月
紀伊國屋ホール開場50年記念公演
『朝日のような夕日をつれて2014』(作・演出)
(出演:大高洋夫、小須田康人、藤井隆、伊礼彼方、玉置玲央)
2013年5月~6月
『キフシャム国の冒険』(作・演出)
(出演:宮田俊哉(Kis-My-Ft2)、高岡早紀、伊礼彼方、竹井亮介、大高洋夫 ほか)
2012年6月~8月
『リンダ リンダ』(作・演出)
全編ザ・ブルーハーツの楽曲による音楽劇
(出演:松岡充、伊礼彼方、星野真里、丸尾丸一郎、高橋由美子、大高洋夫 ほか)
2011年11月~12年1月
第三舞台 封印解除&解散公演『深呼吸する惑星』(作・演出)
(出演:筧利夫、長野里美、小須田康人、山下裕子、筒井真理子、高橋一生、大高洋夫 ほか)
2009年5月~7月
『僕たちの好きだった革命』(企画原作・脚本演出)
(出演:中村雅俊、片瀬那奈、塩谷瞬 ほか)
<最近の作品>
●戯曲
「朝日のような夕日をつれて21世紀版」(論創社)、「キフシャム国の冒険」(白水社)、「ハッシャ・バイ/ビー・ヒア・ナウ[21世紀版]」(白水社)、「深呼吸する惑星」(白水社)、「グローブ・ジャングル」(小学館)、
●小説
「八月の犬は二度吠える」(講談社)、「僕たちの好きだった革命」(角川学芸出版)
●エッセイ
「ドン・キホーテのピアス」(週刊SPA!にて連載中・扶桑社文庫)
●その他
「コミュニケイションのレッスン」(大和書房)、「「空気」と「世間」」(講談社現代新書)、「孤独と不安のレッスン」(だいわ文庫)、「演技と演出のレッスン」(白水社)
●映画監督
「恋愛戯曲~私と恋におちてください。~」(出演:深田恭子、椎名桔平 ほか)(2010公開)
●ドラマ脚本
「家族、貸します ~ファミリー・コンプレックス~」(NTV)(出演:玉木宏、田中麗奈 ほか)(2012.7月放送)、「戦力外捜査官」(NTV)(出演:武井咲・TAKAHIRO ほか)(2014.1月期放送)、「セーラー服と宇宙人(エイリアン)~地球に残った最後の11人~」(NTV)(出演:門脇麦、池田鉄洋 ほか)(2014.6月期放送)
【企画・製作】
サードステージ