2020年前後に成人を迎える今時の中学生が 「将来なりたい夢」は!? 中学生男子1位は2020年を意識した?「アノ」職業!  ~個別指導塾『森塾』が410人の中学生に 「将来なりたい職業」の調査を実施~

    調査・報告
    2016年3月9日 11:00
     首都圏(東京・埼玉・千葉・神奈川)・新潟・茨城にて86校舎を展開し、総生徒数2万名を突破した個別指導塾『森塾』や、中高生対象の放課後アプリ『ゴルスタ(ゴールスタート)』などを展開する総合教育企業 株式会社スプリックス(本部:東京都豊島区、代表取締役社長:平石 明、以下 スプリックス)は、自社の運営する個別指導塾『森塾』にお通いの中学生の生徒さんを対象とし、2016年2月に「『将来なりたい職業』の実態調査」を実施致しました。本リリースでは「将来なりたい職業」とその「理由」を一部抜粋し、ランキング形式でまとめています。  この3月1日には2017年に卒業する大学生の採用活動が解禁され、就職活動が本格的にスタートしましたが、2020年頃に成人を迎える今の中学生はどんな将来の夢を持っているのでしょうか。調査結果からは、意外な職業が人気であることやその理由など、「今時」の中学生の職業観が分かってきています。 1. 将来なりたい職業(全体) https://www.atpress.ne.jp/releases/93928/img_93928_1.jpg *全体=100% *白票・・・全体24%(男子22%、女子26%) 2. 将来なりたい職業(中学生 男子) 2020年の活躍を期待!中学生男子1位は『スポーツ選手』 今も昔も変わらず人気!『教師』は中学生男子にも憧れの職。 安定しているイメージが強い『公務員』は、中学生にも人気。 ●1位 職業名『スポーツ選手』 <理由> ・「サッカーが大好きだから。プロサッカー選手に憧れていて、自分も世界一の選手になりたいと思った。」 ・「バスケが得意だから。将来バスケをサッカーや野球より人気にしたい。」 ・「小学生の時から野球を始めて、野球が楽しくなったから。プロ野球を見るようになって、プロの人たちがすごいと思い、憧れた。」 ●2位 職業名『教師』 <理由> ・「今教えてくれている先生がカッコいいと思ったから。」 ・「仕事が楽しそうだし、今の自分のような勉強が苦手な人に勉強を教えてあげたいから。」 ・「教師になれば、生徒たちに自分という人間を覚えていてもらえるから。」 ●3位 職業名『会社員』 <理由> ・「安定した給料が欲しいから。」 ・「仕事以外は、自由な時間が多そうだから。」 ・「昔からポケモンがずっと好きで、好きなものに関っていたいから。 今度は好きを与える側になりたい。(株式会社ポケモン)」 ●4位 職業名『公務員』 <理由> ・「つぶれないし、収入が一定で安定していそうだから。」 ・「国を守りたいから。(自衛官)」 ・「人とあまり話さない仕事だと思い、自分に向いていそうだから。」 ●5位 職業名『スポーツのコーチ』 <理由> ・「サッカーの楽しさと面白さを皆に伝えたいから。」 ・「サッカーのコーチになり、優勝してテレビに出演することで親孝行をしたいから。」 ・「そこそこ稼げるし、教え子が優勝すると自分も嬉しいと思うから。」  将来なりたい職業1位は、『スポーツ選手』で、調査対象となった中学生男子全体の15.1%。『スポーツのコーチ』と合わせると19.3%になり、全体の2割と突出している。その理由としては、今の部活でやっているスポーツが好きで、そのスポーツの有名選手への憧れを挙げている層が多い。特にサッカーと野球が多く、サッカーだとACミラン所属の本田圭佑選手や野球ではマイアミ・マーリンズ所属のイチロー選手など世界で活躍している選手が多く挙がった。彼らが成人を迎える2020年には、この中から世界を驚かす選手が現れるかもしれない。  2位は『教師』の6.6%。現在教わっている教師への憧れや仕事内容が楽しそうなどの意見が挙がった。今日学校教師のブラック職業化が問題となる一方、子供達は今も教えてくれている学校の先生への尊敬から教師という職業に憧れを抱いていることがうかがえる。  3位は『会社員』の6%。会社員を挙げた層では、「株式会社ポケモン」や「HOYA株式会社」といった特定企業の名前を挙げている人もいて、自分の好きな製品に携わりたいなどの意見があった。  4位は『公務員』の5.4%。安定志向の回答が多くを占めた。理由としては、公務員は雇用が安定していて会社がつぶれるといった不安要素がないことや収入が安定しているという意見が多かった。  5位は『スポーツのコーチ』の4.2%。理由からは、自分の関わりで他の人が成功することにやりがいを感じると考えている人が多い傾向。サッカーだけでなく、水泳、フェンシング、空手などのスポーツも挙がった。 3. 将来なりたい職業(中学生 女子) 中学生女子は女性が多く活躍している『保育士』、『看護士』が人気。 「仕事を通じて、人の為に役立ちたい」と考えている人が多く、中には「待機児童問題」に言及した意見も!就職のしやすさがポイントの1つ! ●1位 職業名『保育士』 <理由> ・「子供と遊ぶことが好きだから。」 ・「赤ちゃんを抱いてみたいから。」 ・「今は共働きの家庭が多く、待機児童が多い為、社会に少しでも役に立ちたいから。」 ●2位 職業名『看護士』 <理由> ・「人の命を助ける素晴らしい仕事だから。」 ・「資格があれば全国どこでも就職できるから。」 ・「看護士が不足しているという報道を耳にし、就職しやすいと思ったから。」 ●3位 職業名『教師』 <理由> ・「学校の先生に助けてもらうことが多くて憧れたから。」 ・「中学校の職場体験で、とても楽しかったため。」 ●4位 職業名『パティシエ』 <理由> ・「お菓子作りが好きだから。作ったお菓子を写真にとる。」 ・「自分が作ったお菓子で人を喜ばせたり、笑顔にできると嬉しいから。」 ●5位 職業名『美容師』 <理由> ・「髪をアレンジすることが好きだから。」 ・「自分が初めて美容院に行った時、綺麗にしてもらえて嬉しかったため。」 ●5位 職業名『ディズニーのキャスト』 <理由> ・「幼いころ自分が笑顔をもらった場所で、今度は自分が色々な人を笑顔にしたいから。」 ・「ディズニーが大好きだから。毎日楽しそう。」  1位は『保育士』の11.1%。小さい子供が好きという意見が大多数を占めた。また、「待機児童」という社会問題に言及し、人の為に役立ちたいという頼もしい意見もあった。深刻な保育士不足がメディアなどで報道されているが、中学生女子にとって「保育士」は大人気の職業という結果になった。  2位は『看護士』の5.3%。人の命を助けたいといった理由が多く見受けられた。中には、全国的に看護士不足だから、看護士になれば就職しやすいという現実的な意見も。さらに、「資格」があれば全国で働けるという現実的な意見が多かった。  3位は『教師』で3.7%。中学生男子だけでなく、中学生女子も『教師』が上位にランクインした。現在教わっている学校の先生への憧れや職場体験を受けて楽しかったとの意見があった。  4位『パティシエ』の2.9%。人を喜ばせたいという意見がほとんどだった。また、「お菓子作りの後に、写真をとることが好きだから。」といった意見もあり、スマートフォンを所有する中学生が増え、簡単にSNS(TwitterやInstagramなど)に写真をアップし、自分の好きなことを気軽にアピール出来るようになったことも背景にあると思われる。  5位は『美容師』と『ディズニーのキャスト』の2.5%で同率順位。美容師の理由を見ると、髪をアレンジすることが好きといったお洒落や流行に敏感な女子が多数。美容院に行って綺麗にしてもらったことをきっかけに、美容師に憧れる女子は多い。『ディズニーのキャスト』は楽しそうという意見や来場者を笑顔にしたいといった意見が多い。ディズニーランドは「楽しくて皆が笑顔になれる」場所というイメージがやはり強いためと思われる。 4. 全体まとめ アンケート結果から見えるのは、今時の中学生が将来に対し持つ「大きな夢」と「堅実志向」という二面性。そこには彼らの育ってきた時代背景が影響を及ぼしている可能性がある。 「誰かを支えたい・役に立ちたい」という強い気持ちも、この世代の特徴か。  現在の中学生はちょうど西暦2000年前後に生まれた世代。アンケート結果にもこの「2000年前後生まれ」の世代が育ってきた時代背景が影響を及ぼしているように見受けられる。  彼らの職業観にある「大きな夢」と「堅実志向」。前者で言えば、特に中学生男子で1位に挙がった『スポーツ選手』に象徴され、「世界一」といったワードが挙がるなど、活躍のフィールドとして国内ではなく世界を見据えている雰囲気があり、ここには、2000年前後から一気に活発化した日本人スポーツ選手の海外進出とその成功が影響を及ぼしていると考えられる。彼らにとっては「世界」というのはもはや未知のフロンティアではなく、そのスポーツを極める上で、当たり前のように目指すべき目標なのではないだろうか。  一方で彼らが持つ「堅実性」の側面で言えば、「失われた20年」の半ばに生まれ、2008年のリーマン・ショックを経て、倒産やリストラなどが身近な話題となる環境で育ったこの世代が持つ、「不確定な将来への不安感」が「公務員」などの職業への指向性に色濃く反映されているように見受けられる。  また、特に中学生女子における上位の職業では、そのほとんどで「誰かを支えたい」「誰かの役に立ちたい」「誰かを喜ばせたい」という気持ちが垣間見えている。  ここには、小学生中学年・高学年の多感な時期に3.11を経験したこの世代の、「人と人との絆の大切さ」や「支え合い」の記憶が映されているのではないだろうか。 【実施調査概要】 ・期間  :2016年2月 ・対象者 :個別指導塾『森塾』首都圏校舎にお通いの中学生       有効サンプル数:410s       <内訳>男子:166s 女子:244s ・調査手法:自己記入式アンケート(自由回答を元にアフターコーディング) ■森塾について( http://www.morijuku.com/ ) ・アンケート実施校舎:※50音順 森塾 大泉学園校( http://www.morijuku.com/school/oizumigakuen/top.html ) 森塾 柏校( http://www.morijuku.com/school/kashiwa/top.html ) 森塾 川口校( http://www.morijuku.com/school/kawaguchi/top.html ) 森塾 川越駅前校( http://www.morijuku.com/school/kawagoe/top.html ) 森塾 国立校( http://www.morijuku.com/school/kunitachi/top.html ) 森塾 志木校( http://www.morijuku.com/school/shiki/top.html ) 森塾 所沢校( http://www.morijuku.com/school/tokorozawa/top.html ) 森塾 成増校( http://www.morijuku.com/school/narimasu/top.html ) 森塾 練馬校( http://www.morijuku.com/school/nerima/top.html ) 森塾 ふじみ野校( http://www.morijuku.com/school/fujimino/top.html ) 森塾 松戸校( http://www.morijuku.com/school/matsudo/top.html ) ■株式会社スプリックス について( http://www.sprix.jp/ ) 社名   :株式会社スプリックス 代表者  :代表取締役社長 平石 明 本部所在地:東京都豊島区西池袋1-11-1 メトロポリタンプラザビル 12F 設立年月 :1997年1月 主な事業内容: 小学生から高校生対象の個別指導塾『森塾』『自立学習RED』の運営 中高生対象の放課後アプリ『ゴールスタート(ゴルスタ)』の運営 日本最大規模の読書教育プログラム『グリムスクール』の開発・運営 個別指導専用教材としてシェア1位を誇る塾用教材『フォレスタ』の制作・出版 中国語学習教材『HSK公式過去問集』『HSK公認テキスト』の制作・出版 日本最大規模の塾講師アルバイト・バイト求人サイト『塾講師JAPAN』の運営 ダンススクール『東京ダンスヴィレッジ』の運営 *本プレスリリースに記載されている会社名および製品・サービス名は各社の登録商標または商標です。 *プレスリリースに掲載されている内容、サービス/製品の価格、仕様、お問い合わせ先、その他の情報は、発表時点の情報です。その後予告なしに変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。