ゴールデンウィークは、イベントや休暇に関連するプレスリリースが活発化し、メディアからの注目度が高まる時期です。
実際に、ゴールデンウィークに向けたセールやイベントを企画し、メディアを通じた情報発信を目指す企業様は多いのではないでしょうか。
しかし、数多くの企業がプレスリリースを打ち出す中でメディア掲載を目指すには、内容を目立たせるだけでなく、配信後の話題につながる工夫が重要といえるでしょう。
そこで本記事では、ゴールデンウィークのプレスリリース事例を取り上げ、書き方で良かったポイントを解説いたします。
メディアからの注目を集め、掲載意義を高める工夫を解説しておりますので、是非ともご参考にしていただければ幸いです。
プレスリリースの事例紹介
それでは実際に「@Press(アットプレス)」から配信された、特に優れたプレスリリース事例をご紹介いたします。
事例1. マイプロテイン、最大割引率75%オフとなる 『ゴールデン スーパー SALE』を開催
英国発スポーツ栄養ブランド「マイプロテイン」(会社名:THG Nutrition Limited)は、「マイプロテイン、最大割引率75%オフとなる 『ゴールデン スーパー SALE』を 4月24日(月)20時~5月11日(木)2時まで開催」というタイトルのプレスリリースを配信しました。
プレスリリースには、以下の内容が含まれています。
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「 ゴールデン スーパー SALE」の概要
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「SNSキャンペーン」の 概要
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「ゴールデン スーパー SALE」開催記念新商品の概要
まず本事例では、ゴールデンウィークに紐づけた限定セールがポイントになっており、鮮度の高い有益な情報が届けられています。
タイトルには具体的なセール期間も記載されており、タイムリーな内容で掲載意義を強めていました。
また、開催記念新商品の紹介では、アイテムごとに文字なし画像を用いる工夫が見られました。
豊富な文字なし画像には、メディアが適材適所で画像を再利用しやすいメリットがあるため、記事化のハードルを下げることにつながります。
本事例からは、ゴールデンウィーク期間に紐づけた限定性の高い内容とメディアに配慮する画像の工夫を参考にしたいポイントとして押さえておきましょう。
事例2. 『CuboAi スマートベビーモニター』が20%OFFとなる ゴールデンウイーク限定セールを開催! 新商品トラベルケースも登場
ベビー用スマートモニター等を手掛ける台湾企業「Yun Yun AI Baby Camera Co., Ltd」は、「大人気の『CuboAi スマートベビーモニター』が20%OFFとなる ゴールデンウイーク限定セールを開催! 新商品トラベルケースも登場」というタイトルのプレスリリースを配信しました。
プレスリリースには、以下の内容が含まれています。
- セール情報の詳細
- CuboAiのここがスゴイ(ブランドの特徴)
- マタニティ&ベビーフェスタ2023の概要
- 製品紹介
まず本事例では、限定性の高いセール情報でプレスリリースの価値を高めている点がポイントに挙げられます。
消費者から注目度が高いGWの限定セールはメディアに取っても情報価値が高く、積極的に記事化したい内容であったといえます。
また、「売れ筋ランキング1位」の実績や受賞歴など、世間的な注目度の高さも強調されており、世の中からのニーズや受賞歴などの第三者から評価された点をアピールしていました。
さらにプレスリリースの半ばには、ユーザーレビューを取り上げて信頼度を高める工夫も見られます。
消費者が商品の購入を検討する際、使用者のレビューを参考にする人は非常に多いと思いますので、参考度の高い消費者意見は情報の説得力を高めてくれるという点から、消費者に有益な情報を届けたいと考えるメディアへの掲載意義をより強めることにつながっていました。
事例3. GWイベント「黒部峡谷トロッコ電車 春のファミリーフェスタ」& 「SNS投稿キャンペーン」の開催について
富山県黒部市の「黒部峡谷トロッコ電車」(運営:黒部峡谷鉄道株式会社)は、「GWイベント「黒部峡谷トロッコ電車 春のファミリーフェスタ」& 「SNS投稿キャンペーン」の開催について」というタイトルのプレスリリースを配信しました。
プレスリリースには、以下の内容が含まれています。
- 「黒部峡谷トロッコ電車 春のファミリーフェスタ」の概要
- 「SNS投稿キャンペーン」の概要
- 黒部峡谷鉄道 宇奈月駅までのアクセス情報
まず本事例のポイントには、GWイベントの開催とSNSを活用した2つの施策で注目度を高めている点が挙げられます。
本リリースは、「ファミリーフェスタ」と題してGWイベントの開催をお知らせする内容になっています。GWに旅行をされる方は非常に多いため、旅行先を検討している消費者に読まれる可能性が高く、GWの特集記事を組もうと考えているメディアの目に留まりやすいと言えるでしょう。
また、最近ではSNSから記事のネタを収集しているメディアも非常に増えているため、「SNSキャンペーン」をセットにした施策という点も話題性に富んでおり、メディアが積極的に取り上げたい反響に期待できるプレスリリースが実現されていました。
また、本文にはSNSキャンペーンの参加方法やイベント会場へのアクセス情報といった詳細情報が漏れなく記載されています。情報が曖昧であったり不明点が多いリリースは、どうしても不親切な印象を与えてしまうため、消費者に不足のない情報が掲載されたリリースは、メディアがそのまま抜粋・記事化しやすくなります。
本事例のように、注目度の高い施策と不測のない情報掲載を徹底することで、プレスリリースの記事化が期待できるでしょう。
「ゴールデンウィーク」のプレスリリースを作成するときに抑えたいポイント
メディア(記者・編集者)や、最終的に商品を購入する消費者の関心をつかむためには、プレスリリースの書き方を工夫する必要があります。
最後に本項で「ゴールデンウィーク」のプレスリリースを作成するときに抑えたいポイントをご紹介します。
実績やレビューといった第三者評価で信頼性と説得力を高める
プレスリリースの記事化を狙いたい場合、実績やレビューといった第三者評価を取り入れ、情報の信頼性と説得力を高める工夫が有効です。企業自らが良い商品だと謳うよりも、第三者から評価されている声の方が世間的には好意的に捉えられる傾向があることから、メディアとしても積極的に記事として取り上げやすくなります。
受賞歴、顧客レビューや高評価を集めたアンケートデータなどを所有している場合は、積極的に取り入れることをオススメします。
複数の施策を掛け合わせゴールデンウィークの話題獲得を目指す
プレスリリースでメディアからの注目を掴み取るためには、施策の立案段階から工夫を取り入れることも重要です。
具体的な手法の1つとして、本事例のように世間の注目度が高いGWにあわせてイベントを企画する、SNSも活用してイベントにブーストをかけるなど、ゴールデンウィークの話題獲得に期待できるプレスリリースを目指してみましょう。
メディアが再利用しやすい文字なし画像を複数枚使用する
プレスリリース画像はサムネイルや記事内で活用されるため、メディアが再利用しやすい工夫が不可欠です。
文字なし画像を内容に合わせて複数枚使用することでメディア側もサイトイメージにあわせて選択できるため、記事化のハードルを下げることに期待できるでしょう。
さいごに
ゴールデンウィークのような大型連休はイベント関連のプレスリリースが多く、話題獲得に期待できる情報ほどメディアからも重宝されます。
本記事の事例で取り上げたポイントを意識し、消費者、ひいてはメディアの目に留まるプレスリリースを実現していきましょう。
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