今回@Pressでプレスリリースを配信した「株式会社MONSTAR Japan Association」は、タレント・モデルのマネージメント、イベントの企画制作を行う企業です。
株式会社MONSTAR Japan Associationは、2024年5月10日に開催された小桃音まい主催のアイドルフェス「コトネの日」についてプレスリリースにて発信しました。
プレスリリース配信後、大手メディアから「イベント・お出かけ」や「アイドル・エンタメ」情報サイトなど100件以上のメディアに取り上げられ、X(旧Twitter)では、#コトネの日が話題になり大盛況にてイベントは終了しました。
本記事では、大きな反響を得ることができた株式会社MONSTAR Japan Associationが、どうやってプレスリリースからイベント集客に繋げられたかをプレスリリースのポイントを交えて解説します。
プレスリリースを配信されている広報・マーケティング担当の方は、ぜひ最後までご覧ください。
プレスリリース:「小桃音まい主催のアイドルイベント「コトネの日」 2024年5月10日(金) 豊洲PITにて開催決定」
目次
プレスリリース概要
プレスリリース配信の目的
小桃音まい主催のアイドルフェス「コトネの日」への集客及び、同イベントへ出演するアーティストの告知、また、出演するアーティストのファンの方々へのアプローチが目的でした。
多くのアーティストが出演するフェスでは、「一つのイベントで推してるアイドル2組に会えること」や、「好きなアイドル同士の絡み」を見れるのが楽しみ方の一つです。
「このアイドルが出演するなら見てみようかな」と思わせるためにも、出演アーティストの告知と、ファンの方々へ認知拡大する必要がありました。
プレスリリースのポイント
上記目的のために、話題性のあるアーティストをリード文に記載し、注目を集めました。
また、以下のような砕けた口語を入れることでファンの方々とのいつもの距離感を示し、プレスリリース本文には、本人からのコメントを記載することで熱量を感じてもらえるようになっています。
小桃音まい「ハロプロに台湾チア…オレ得すぎ」。
プレスリリース配信の影響
プレスリリース配信後にメディアに掲載された数はなんと100件を超え、X(旧Twitter)でも#コトネの日が話題になりました。
大手メディアはもちろん、エンタメ情報サイトの「model press」アイドル専門メディアの「lopi・lopi」、地域からニュースを見つけられる「Mapion」など幅広いメディアに取り上げられることができました。
プレスリリースのポイント
プレスリリース校正のポイント①:タイトルは適切な情報量で分かりやすく!
プレスリリースのタイトルは、メディア担当者が最初に見てプレスリリースを開くかどうか検討する一つ目の壁です。
引きがあり、分かりやすく、多くの情報を入れたい一番重要なポイントになっています。
既に認知されているキーワードであっても、認知されていない層に読まれることを前提としてパッと見て分かる文を心がけましょう。
関連記事では、プレスリリースのタイトルのつけ方を詳しく解説しておりますので、併せてご覧ください。
メールでリリースをお送りする際タイトルが件名となりますので、エンタメ・アイドル関連メディアの目に止まりやすいよう「アイドルイベント」と取り入れ、新規性が伝わりやすいよう西暦を入れた日付を追記しました!
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読まれるプレスリリースのタイトル、共通する5つのポイントや付け方のコツを解説
プレスリリースのポイント①:熱量で読者のテンションを上げる!
プレスリリースは公的文章ですので、曖昧な表現を避け正しい文法を使って文章を書きあげます。
そうすると、誰にでも読みやすく分かりやすいプレスリリースを配信することができる反面、冷たい印象を与えてしまうこともゼロではありません。
特にイベントは、人々が「わくわく」して当日を待ちわびるものですので、読者の心もわくわくさせるようなプレスリリースにする必要があります。
本プレスリリースのリード文には、「小桃音まい「ハロプロに台湾チア…オレ得すぎ」。」と口語を入れ、本文には、以下のコメントを引用しました。
■小桃音まいコメント
大好きなハロプロからもOG含め出演していただけること、そしてまさかの海外から台湾チア「楽天ガールズ」の皆さんが来日してくれること、私自身も驚いたとともに、今年も過去最高のラインナップを更新しています。去年は恐る恐る声出し解禁という感じでしたが、1年経ちました。
日本のみならず世界の方へ、コロナ禍前のあの時の活気を感じてもらえる1日になるはずです。期待していてください。
本人のコメントから、イベントを楽しみにしているというわくわく(熱量)が感じられます。
読者は無意識のうちに熱量を感じ取りミラーリング(模倣)し、同じわくわく(熱量)を持ってイベントに参加しようとなります。
読者のテンションを上げるためには、熱量を感じ取れるプレスリリースにできるよう心がけましょう。
ジャンルによってはくだけた表現の部分は割愛を提案することもありますが、今回エンタメ関連の内容のためあえて『小桃音まい「ハロプロに台湾チア…オレ得すぎ」。』という文章を残しイベントの雰囲気が伝わるようにしました!
※ミラーリング(模倣)とは心理学用語で、行動や仕草など無意識に似ている行動を起こすことを指します。
プレスリリースのポイント②:視覚的に情報を一気に伝える!
画像:小桃音まい主催のアイドルイベント「コトネの日」 2024年5月10日(金) 豊洲PITにて開催決定 | @Press
出演アーティストが一目で分かる画像は、メディア担当者が記事に引用しやすくSNSでの拡散にも繋がります。
「プレスリリース配信の目的」にもある通り、フェスイベントは出演アーティストに注目が集まります。
文字での記載はもちろん、画像で視覚的に一気に伝えることで、出演アーティストを把握しやすくなります。
最近は、出演アーティスト情報やタイムテーブルの画像を自分の携帯に保存する方も多いので、情報をまとめて画像にする手法はぜひ活用しましょう。
出演アーティスト名と写真が一覧になっている画像は一般の方にとっても親切だと思います。日付と時間が大きく書いてあるのも視覚的に分かりやすくて良いと思いました!
校正担当からコメント
出演者の数によってはアーティストのプロフィールの追記を提案することもありますが、今回出演者数が多めだったのもあり、全体が長い印象にならないことを心掛けました。イベント概要や会社概要もしっかり記載して、信頼性の高いリリースになったと思います。
プレスリリースが記事化に繋がったポイント
メディアでの取り上げられ方
出演アーティストをキーワードとして取り上げているメディアが多く、特にWBCで話題となった台湾チア「楽天ガールズ」をメインキーワードとして記事にされているのが多くありました。
アイドル専門メディアから、エンタメ、芸能など各メディアの属性にあわせて注目のアーティストが異なり、メディア担当者がそれぞれ選出したことが分かります。
- 「コトネの日」第2弾に”巫まろ”決定! 小桃音まい「ハロプロエッグから見ている推し。5/10はコトネ的”ハロコン”です」 | 日刊エンタメクリップ
- 元アンジュルム 巫まろ、『コトネの日』第2弾出演者に決定 小桃音まい「ハロプロエッグから見てる推し!5/10はコトネ的”ハロコン”です」 |livedoor NEWS
- 小桃音まい主催<コトネの日>、開催決定! ハロプロ研修生ユニット’24、アイドルカレッジ、桃色革命(初期メン)、中西香菜、尾形春水ら10組 | GREE
- 話題の台湾チア「楽天ガールズ」が日本上陸 入場料&撮影無料の野外ライブ開催「歓喜しますよ」 | model press
メディアに取り上げられたポイント
プレスリリース本文には、以下の文があり「注目は、」という一言がアーティストのことを知らないメディア担当者へ「ここが注目ポイントですよ!」と伝える役割になっています。
ただアーティストを羅列するだけでなく、注目アーティスト、キーワードにしてほしいアーティストをしっかり提示できています。
注目は、WBCなどで話題となった台湾チア「楽天ガールズ」より人気メンバーがこの為に来日するというサプライズ。
また、各アーティストに「元〇〇〇」や、「一夜限りの復活」と補足することで付加価値を加えると共に期待度も上げています。
昨年に続く豊洲PITでの公演には第一弾で小桃音まいの他、元モーニング娘。の尾形春水、元アンジュルムの中西香菜の他、ハロプロ研修生ユニット'24、そして小桃音まいがプロデュースするmomograciや1日限りの復活となる桃色革命(初期メン)など10組が発表されました。
まとめ
イベントの成功には、ターゲット層に効果的にリーチすることが不可欠です。
集客したい層は特定の興味や関心を持つ人々であり、その属性に合ったメディアに記事掲載されることは、情報の伝達力を飛躍的に向上させてくれます。
プレスリリースは、イベントの情報を広く伝えるための強力な手段であり、メディアや潜在的な参加者に対してイベントの魅力を効果的に伝えることができますので活用していきましょう。
「プレスリリースの書き方が分からない」「プレスリリースを配信してもなかなかメディアに掲載されない」など、プレスリリースについてお悩みのある方はぜひご相談ください。
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