「広報担当になったけれど何をすれば良いのか分からない」、「広報担当として日頃どんなことをすれば良いんだろう?」そう思う方も多いのではないでしょうか?
今回は広報初心者の方に向けて、日々の業務にプラスワンで身につけたい習慣についてご紹介します。
「広報会議」を読む
広報担当の方であれば一度は見聞きしたことがある「広報会議」。いわば広報担当の教科書のような存在です。
基本的なことから応用、その時々の広報活動のトレンド情報などが掲載されており、雑誌はもちろん、デジタル版でも配信されており1誌880円/月額(税込)で利用可能。
デジタル版であれば移動中、スマートフォンからでも気軽に読むことが出来るため大変便利です。
広報会議 公式サイト
https://mag.sendenkaigi.com/kouhou
SNSでのトレンドチェック
X(Twitter)、InstagramなどのSNSはトレンドや世間の反応がいち早く分かるツール。
最近はテレビ番組でもSNSでのバズった話題が取り上げられるなど大手メディアの注目度も高いため、広報担当にとってもチェックが欠かせないツールの1つです。
トレンド情報はX(Twitter)のブラウザ/アプリの他に以下のツールからも確認ができます。
いずれもX(Twitter)へのログインなしで利用可能です。
ついっトレンド
(ついっトレンドでは地域ごとのX(Twitter)トレンドワードをランキングで閲覧可能)
※2023年8月現在、APIの仕様変更により日本と世界(海外)のトレンドのみ閲覧可能
またGoogle トレンドではキーワードの検索回数の推移が分かり、今どういったキーワードで検索されているかなどの動向を確認することができます。
メディア視点を身につける(メディア研究)
自社の情報をメディアに取り上げてもらいたい。広報担当の方なら誰しもがそう思うはずです。
そんな広報担当の方には「日頃からメディアがどういったネタを扱っているかを見ること」を強くおすすめします。
「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」ではないですが、雑誌・新聞・テレビなどを見て、どういった内容が取り上げられているのかに注目をする習慣づけをすると良いでしょう。
普段何気なく見ているニュースも、「どういった話題が」「誰向けの情報として」「どういった切り口で取り上げられているのか」という点で見ることでメディア視点を身につけることが出来ます。
雑誌をすべてチェックするのは物理的に難しい!という方もいらっしゃるかと思いますが、雑誌読み放題の月額サービスなどを利用すると効率的に媒体チェックが出来ますよ。
自社や業界について知り尽くす
広報担当は自社のフロントに立つ職種です。取材対応の際には複数の部署に関わる質問が入ることも…。
そのため、社内のことについてはPRしたい事柄以外にも知り尽くしていなければなりません。普段から各部署での動きを把握し、社内の人と交流を持つことを意識しましょう。
また自社についてだけでなく、業界全体を見た上での自社の活動について問われることがあります。
メディアの方は業界に対して知識を持っている方とは限りません。また社会性のある情報を世の中に発信することを使命としているメディアにとっては、「業界が現在どういった状態で、どういった課題があるのか」といった情報を非常に大事にします。
一方的なPRにならないようにするためには業界の状況を踏まえた上での広報活動が必要になります。
広報担当者同士での交流
他社の広報担当者は時にライバルであり、時に苦楽を共有できる仲間でもあります。
ぜひ広報担当者が集まる場には積極的に参加して交流を深めましょう。
これまではセミナーや交流会など、リアルイベントで交流を深めていましたが、今のご時世ではオンラインでの繋がりが増えてきているようです。
こういった繋がりは情報交換をしたり、困っている時に最適な人を紹介してもらう機会を得たり、時にはコラボレーション企画の発端になったりなど、様々な「きっかけ」になります。
特に初心者のうちは悩みはつきないもの…。SNS等を活用しながら交流の輪を広げてみましょう。
本を読む
「本を読む」ということに対して意外に思う方も多いと思いますが、広報担当はプレスリリースをはじめ「人に読んでもらう」ための文章をたくさん書く職種と言えます。また社内・社外と多くの人とコミュニケーションをとる場面も多いでしょう。
良い文章・良いコミュニケーションを取るために、多くの気づきを与えてくれるのは「読書」です。ビジネス書や小説の種類は問わず様々な文章に触れる機会を持つようにしましょう。
また可能であれば本を読んだ感想を書き出してみましょう。自分の言葉で自分が感じたことをまとめる・伝える練習になります。
さいごに
広報の業務は幅広い視野を持ち、柔軟な対応が求められる仕事です。
そのためには常日頃からアンテナを張り巡らせながら世の中のことをキャッチすることが重要になります。
日々の業務に加えて、ぜひ1つでも上記の習慣を取り入れてみてください。