今回@Pressでプレスリリースを配信した「アルファックス・コイズミ株式会社」は、キッチン家電・生活家電の企画・販売を行う企業です。
アルファックス・コイズミ株式会社は、新商品「ドライフードメーカー」の発売を記念して実施した「モニターキャンペーン」の内容をプレスリリースにて配信しました。
プレスリリース配信の結果、110件のメディアに取り上げられ、広告換算額は3,000万円以上と大きな成果を得ることができました。
本記事では、大きな成果を得ることができたアルファックス・コイズミ株式会社のプレスリリースのポイントを解説しておりますので、企業のマーケター・広報の方はぜひ最後までご覧ください。
プレスリリース:「ドライ調理」を手軽に。 ドライフルーツや、ペット用ジャーキーを「手作り」できる 「ドライフードメーカー」新発売。
目次
プレスリリース概要
プレスリリース配信の目的
画像:「ドライ調理」を手軽に。 ドライフルーツや、ペット用ジャーキーを「手作り」できる 「ドライフードメーカー」新発売。 | @Press
まだ世間には浸透していない「ドライフードメーカー」という商品の認知度アップに加え、発売を記念して実施した「モニターキャンペーン」への参加者を募ることが一番の目的でした。
モニターキャペーンは、Instagramのアカウント(@coconial_life)をフォロー&キャンペーン投稿にいいねとコメントするという条件だったため、Instagramのメインユーザーである20~30代女性への露出が高められるメディア掲載も同時に狙いました。
プレスリリース配信の影響
メディア掲載は110件にも上り、広告換算額は3,000万円を超える大きな成果を出すことができました。
「News Pick」や「Yahoo!ニュース」などの大手メディアから、ターゲットとしていた20~40代女性ユーザーが多い「ママテナ」や「TRILL」にも取り上げてもらうことができ、商品の認知拡大にも繋がっています。
また、モニターキャンペーンの該当投稿には通常投稿の約10倍のいいねがつき、コメントも数多く集まり大盛況として終えることができました。
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プレスリリースのポイント
プレスリリースのポイント①:認知度の低い商品を分かりやすく!
プレスリリースで発信した商品は「ドライフードメーカー」ですが、まだ世間に馴染みがなく、「ドライフードメーカー」と聞いてもどういった商品なのか想像がつきにくい現状があります。
いかに商品を身近に感じてもらえるかがポイントになってきますので、プレスリリース内には「健康」というキーワードと想像しやすいようにバリエーションに富んだメニューを掲載しました。
そうすることでメディアや読者に「ドライフードメーカー」という商品をいち早く理解してもらい、早い段階でその先の興味・関心に繋がるようにしました。
興味を持った際に確認しやすくなるようリード文下にURLの記載や、パッとどんな商品か確認できるよう商品画像をすぐ下に持ってくることでより内容が伝わりやすくなると思います!
プレスリリースのポイント②:商品の共感ポイントを作る!
前項にもある通り、認知度が低い商品の場合、商品への理解を深めてもらうことが大事なポイントのひとつになります。
プレスリリースの上部には「■開発背景」として、ユーザーが商品を使いたいと思うタイミングや、メニューを明示しています。
そうすることで、「私も同じことを考えていた!」と共感してもらうことができ、さらに商品の詳細を知りたいと思わせることができました。
手軽に「ドライ調理」ができたら、健康が気になるときのおやつに最適な“ドライフルーツ”が手作りでき、生のお肉からペット用の「無添加ジャーキー」を作ることができます。また食べきれなかった野菜を乾燥させれば、長期保存もしやすくなり、お味噌汁に入れたり、自家製ふりかけを作ったりすることができます。
興味を持って読み進めていき、どういう用途で使用できるかなど確認しやすくなるため冒頭に「開発背景」を記載することを推奨しております!
プレスリリースのポイント③:商品の特徴や概要も忘れずに!
ポイント①、②で商品を「いいなぁ」と思った方が次に検討するのは「自分のライフスタイルに合っているか?」「自宅で使ったらどうなるか?」という点です。
どんなにいい商品でもお手入れが面倒だったり、サイズが大きいと購入ハードルを上げてしまいます。
商品購入ページに飛ばすのではなく、プレスリリース内に商品の特徴を掲載することで、その場で検討が進み購入イメージをしやすくしてくれるでしょう。
*お手入れ面にもこだわりを
食材をのせる乾燥網は、ニオイ移りしづらく頑丈な金属製で、長く清潔にお使いいただけるように、お手入れしやすい形状を採用しています。
パッと確認しやすくするため体裁を整えたり必要な情報が入っているかを確認し追加があれば提案をしております。
一番はほしい!と思ったときにURLや販売経路が無いとどうやって購入していいかわからなくなってしまうので記載は必須でご提案をしています!
校正担当からコメント
購入までの道のりをAIDCAで考えた場合、プレスリリースを読み進めると同時に注意→関心→欲求→確信と進めると読者もストレスなく最後まで読むことができ、最後の行動に繋がります。
プレスリリースの構成に迷ったら、AIDCAを取り入れるのもおすすめです。
A:Attention(注意)
I:Interest(関心)
D:Desire(欲求)
C:Conviction(確信)
A:Action(行動)
文章量が多いと読みにくさや見にくさが出てきてしまうのでイメージ画像などが数点あるとよりストレスなくリリースを読み進められると思います。
文章や画像が多くなってしまっても読みにくさなどに繋がるため文章や画像の量なども重要になってきます。
リリースを作るにあたって見やすくなるよう見出しを追加されるのもポイントになるので追記を推奨しております!
プレスリリースが記事化に繋がったポイント
メディアでの取り上げられ方
メディアに掲載された記事では「自宅で気軽に」や「ドライフルーツもペット用ジャーキーも自宅で!」など「自宅」を強調するメディアが多く、ユーザー目線で「使ってみたい」と思わせる商品紹介がされていました。
女性向けメディアのTRILLでは、以下のようなリード文で共感性を強調しており、使用タイミングや動機を明示することでより購入意欲を掻き立ててくれる記事になっています。
また、お手入れ方法や素材にも言及し、購入する際の判断ポイントをしっかり押さえています。
健康は気になるけどおやつは食べたい……。大切なペットには安心して食べられるおやつをあげたい……。そんな時に活躍してくれる、「ドライフードメーカー」が新発売。ドライフルーツもペット用ジャーキーも無添加で安心安全に作ることができます。
メディアに取り上げられたポイント
メディアに取り上げられたポイントの1つ目は「ドライフードメーカー」という目新しい商品ということでしょう。
今、ノンフライヤーや、自動調理器などの調理家電がブームになっており、注目しているユーザーが多く存在していることでメディアが求めている商品・情報を提供できたということが分かります。
2つ目のポイントは、「健康」です。性別や年代に捉われずに興味・関心の高い「健康」はトピックになりやすく記事化に繋がりました。
商品自体の良さと、商品を使用することで得られるメリットの両者をプレスリリースに記載したことで、110件ものメディアに掲載されることができました。
まとめ
新商品のプレスリリースは簡単なようで構成が難しいものです。
アルファックス・コイズミ株式会社のプレスリリースは、タイトルで注目を集め、本文では興味・関心から検討まで誘導し、商品画像でイメージをつきやすくしています。
項目毎の文章も素晴らしいですが、前後の繋ぎ、全体の構成がうまくいったからこそ、メディア掲載は110件にも上り、広告換算額は3,000万円を超える大きな成果を上げることができました。
プレスリリースの構成に迷ったら、ぜひ真似してみてください!
「プレスリリースの書き方が分からない」「プレスリリースを配信してもなかなかメディアに掲載されない」など、プレスリリースについてお悩みのある方はご相談ください。
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