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今回@Pressでプレスリリースを配信した「株式会社旺栄」は、地方創生プロジェクトを推進している企業で、その一つとして「渋沢逸品館」の運営を行っています。

株式会社旺栄は、東京都北区と連携して取り組んでいる「新一万円札発行カウントダウンプロジェクト」の一環として「日本初 新一万円札おさつのお札パン」をオンラインにて販売開始することをププレスリリースにて発信しました。

プレスリリース配信後、購入した方がSNSに写真を投稿することで話題になり、Webメディアに限らずテレビからの取材も増え、媒体を超え大きな話題を作ることに成功しました。

本記事では、株式会社旺栄がどのようなプレスリリースを作成し、どの点が成功に繋がったのかを詳しく解説いたします。

プレスリリースを配信されている広報・マーケティング担当の方は、ぜひ最後までご覧ください。

プレスリリース:「新一万円札発行記念の“お札パン”をオンラインショップで販売! 自家製スイートポテト餡とさつまいも甘露煮が詰まった日本初商品

プレスリリース概要

画像:新一万円札発行記念の“お札パン”をオンラインショップで販売! 自家製スイートポテト餡とさつまいも甘露煮が詰まった日本初商品 | @Press

プレスリリース配信の目的

新しく発行された紙幣には、東京都北区ゆかりの偉人である渋沢栄一がデザインされました。

そのため、東京都北区と連携した「新一万円札発行カウントダウンプロジェクト」が発足され「新一万円札おさつのお札パン」の商品開発に至ります。

商品自体の売上向上ももちろんですが、この新紙幣発行のタイミングで渋沢栄一が注目を集めると共に、渋沢逸品館、区へ更なる関心を高めることが目的でした。

プレスリリースのポイント

プレスリリースのポイントはタイミングとキャッチーな見出しです。

新紙幣発行のタイミングに合わせてプレスリリースを配信したことで、テレビやWebメディアが多く取り上げました。

早くも遅くもないタイミングを見極められたことが成功に繋がった一つのポイントと言えるでしょう。

また、「新一万円札おさつのお札パン」は、驚きと共に興味を湧かせるキーワードになっており、個人から経済誌、エンタメメディアと幅広い層にまでリーチすることができました。

プレスリリース配信の影響

プレスリリース配信後にメディアに掲載された数は94件と平均より大きく数字を伸ばすことができました。

また、プレスリリースからの記事化だけにとどまらず、その後も取材を通してテレビ番組やWebメディアの記事になったりと多方面で話題になりました。

SNSでは、個人の方が実際に購入した商品画像を投稿することで、さらなる話題を集め、メディアからの拡散と個人の口コミの広がり、両方からアプローチができました。

掲載された主なメディア

 

プレスリリースの記事化以外で掲載された主なメディア

 

SNS上での投稿

引用:上杉ななこ【放送作家】 (@lemonteanana) 

プレスリリースのポイント

プレスリリースの校正ポイント:商品が分かるキーワードは冒頭へ!

興味を引ける商品のキーワードは、必ず冒頭に配置しましょう!

「新一万円札おさつのお札パン」や、「一万円札パン」「お札パン」など表記の仕方は色々あると思いますが、タイトルには読んだ方が悩まずにスッと理解できるようなワードを入れることを心がけましょう。

難しいワードや、独自のキーワードを活用し興味を引かせることもありますが、なるべく読み手に負担にならないよう、そしてすぐに想像できるタイトルだとより読まれやすくなります。

関連記事では、プレスリリースのタイトルのつけ方を詳しく解説しておりますので、併せてご覧ください。

関連記事

読まれるプレスリリースのタイトル、共通する5つのポイントや付け方のコツを解説

プレスリリースのポイント:目的や伝えたい思いを書こう!

商品の情報が過不足なく記載されていることはもちろん一番大切なポイントです。

もう一つ大事なことは、商品開発に至った経緯や目的、そして「思い」を記載することです。

携わった人にしか分からないことは、メディアも想像して書くことはできません。

メディアが記事にする時にプレスリリース配信者の目的や思いを知れることは、プレスリリースへの理解度が深まり、記事に反映もしやすくなります。

配信した内容と齟齬がない記事にしてもらうためにも、記載できる時は入れるといいでしょう。

<プロジェクトの目的>

当社では、渋沢逸品館TSUNAGU marcheを拠点に、地方創生事業として、渋沢栄一にまつわる品々を販売してまいりました。この度、2024年6年7月に20年ぶりにデザインが改刷され、北区ゆかりの偉人である渋沢栄一を肖像とする新紙幣が発行されることを受け、北区との公民連携プロジェクトとして、「新一万円札発行カウントダウンプロジェクト」が始動。公民連携の取り組みにより渋沢栄一の精神及び区の魅力を全国に発信するとともに、新一万円札発行の機運醸成を図ることを目的としています。

<お札が生まれる街。北区>

北区は、渋沢栄一が晩年の30年を過ごした人生の拠点であるとともに、国立印刷局があることで今回の新一万円札も一部印刷している拠点です。そのため、北区自体も「お札が生まれる街、北区」というスローガンのもと、地域PR活動を行っております。

新一万円札発行記念の“お札パン”をオンラインショップで販売! 自家製スイートポテト餡とさつまいも甘露煮が詰まった日本初商品

 

校正担当からコメント

校正担当

新一万円札の顔である渋沢栄一とゆかりの地域企業だからこその、話題性がある商品。

新紙幣が発行約2週間後に控えているタイミングでのリリースでしたので、リード文でもプロジェクトの背景などがしっかり伝わるようなご提案もさせていただき、商品の情報も充分に記載された読み手の興味を惹く内容のリリースでした!

プレスリリースが記事化に繋がったポイント

メディアでの取り上げられ方

どのメディアも目を引く画像と共に商品紹介をされていました。

ぱんてな|パン好きさんたちの“パン活”を応援するWebコミュニティ&マガジン」はパンの情報メディアですが、記事の上部に「発売したきっかけ」や、「渋沢栄一」に触れており、プレスリリース内に目的や思いを記載していたため、取材内容にも組み込まれたのではと推測できます。

また、「Yahoo!ニュース」のタイトルは以下のようにキャッチーなものになっており、SNSで話題になりやすいものになっていました。

食べられる“おサツ”売れてます 新1万円の「お札パン」登場

新食べられる“おサツ”売れてます 新1万円の「お札パン」登場

メディアに取り上げられたポイント

冒頭の「プレスリリースのポイント」でも取り上げた通り、配信タイミングが素晴らしいのが取り上げられたポイントの一つです。

プレスリリース配信した日は、新紙幣が発行される約2週間前でした。すでにメディアは新紙幣発行のニュースや、伴って起こる現象についてを取り上げている状況でしたが、ユーザーの関心も高くまだまだ新しい情報を探しているタイミングだったので多くの記事化に繋がったと言えるでしょう。

また、プレスリリース内には「渋沢栄一」について多く触れていたこともポイントの一つです。

「お札パン」という商品だけでなく、「渋沢栄一」についても深掘りできることで、メディアはただの新商品のニュースではなく一つの記事として書き上げることが出来ました。

時事性と話題性を伴ったプレスリリースが成功に繋がりました。

 

関連記事

プレスリリースの効果が出る配信タイミングは?おすすめの曜日と時間帯【メディア媒体・配信内容別】

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、株式会社旺栄がどのようなプレスリリースを配信したことでメディアやテレビに取り上げられたかを解説しました。

時事性、話題性を作り出し、記事化されるプレスリリースを目指しましょう!

広報やマーケターの方の参考になれば嬉しいです。

「プレスリリースの書き方が分からない」「プレスリリースを配信してもなかなかメディアに掲載されない」など、プレスリリースについてお悩みのある方はぜひご相談ください。

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